施工事例

川越市|ベビーカーがそのまま上がれる、段差無し洗い出しのアプローチ

川越市|ベビーカーがそのまま上がれる、段差無し洗い出しのアプローチ

ベビーカーがそのまま上がれる、『段差なし』でつくったアプローチです

川越市の新築外構で植栽と割栗石が高低差を受けるアプローチ

道路と敷地には大きな高低差があり、建物は道路から30cmほど上がっている状態でした。この高低差を、ベビーカーでも無理なく通れる動線でどうつなぐかが、この外構の主題になりました。

小さなお子様がいらっしゃいます。抱え上げずに、ベビーカーのまま玄関まで行きたい。そこで、道路から玄関まで段差のないスロープにしました。高低差そのものは壁で受けるのではなく、割栗石と植栽で自然につないでいます。

ご相談の背景

高低差の処理が、最初の未解決事項でした。高低差を土留めで処理しようとすればブロックを積むことになりますが、それでは敷地が壁で囲われてしまいます。

安全面の課題もありました。敷地の奥は月極駐車場で、その隣地ブロックを支えていた古いコンクリートが、解体工事で撤去されたまま。欠けて尖った状態で残っており、倒れる恐れがあると指摘されていました。小さなお子様がいるので、角の尖った仕上げは避けたい、というご要望も重なります。

駐車台数にも不安がありました。駅から離れた土地で、親御さんの来訪も多い。近隣にコインパーキングがありません。

ご要望

大きく分けると3つありました。

ひとつ目は、ベビーカーでそのまま上がれる、段差のないスロープ状のアプローチ。仕上げは洗い出しがご希望でした。

ふたつ目は、常駐2台+来客1台の計3台分の駐車スペースを確保すること。

三つ目は、ポスト・インターホン・宅配ボックスが一体になった機能門柱。ブロックを積み重ねた門柱やタイル貼りの門袖は好みではない、とはっきりおっしゃっていました。

ご提案のポイント

川越市の新築外構で玄関まわりに配した植栽と割栗石

方針は「囲わず、自然につなげる」ことです。コンクリートブロックで高低差を受けるのではなく、割栗石と植栽で勾配を受ける。住友林業の建物が持つ自然な質感に外構側を合わせ、境界を強く感じさせないようにしました。

アプローチは階段を設けず、道路から玄関まで段差なくつながるスロープにしました。限られた距離の中でベビーカーが通りやすい勾配になるよう、高さと動線を細かく調整しています。図面には、各地点の高さをミリ単位で書き込みました。

洗い出しは、アプローチ入口の1マスだけに絞りました。全面に使うと予算を大きく超えます。見せ場だけ素材を変え、そこから先はコンクリート。入口の素材が切り替わることで、「ここから入る」という合図にもなります。

門柱は、壁ではなくスリムな機能門柱(ユニソン ミース/宅配ボックス2段・ブラック)。駐車を3台にしたぶん門柱まわりの幅が減ったので、薄型のほうが全体のバランス上も有利でした。

植栽は敷地全体に散らしています。片側にまとめず、建物右側の引込柱が目立つところには背の高い木を。落葉樹と常緑樹を使い分け、動線の正面には紅葉するイロハモミジ、圧迫感が出にくいアオダモを高木に。常緑のソヨゴとハイノキは、動線から離した位置に置いて剪定の回数を減らしています。

完成した外構の見どころ

川越市の新築外構で敷地の高低差を受ける割栗石と植栽

敷地の奥にあった隣地ブロックは、本体をそのまま残しました。撤去されていた支えだけを、重量ブロック1段で作り直しています。角の尖った仕上げにしない、というご要望に沿った処理です。

土間コンクリートの下地は、再生砕石ではなくC-40を100mm転圧し、メッシュとコンクリートで合計200mm。見えなくなる部分の仕様を、選定の材料としてお出ししました。

この現場では、約1年後に庭側の工事も行っています。タイルデッキ(LIXIL アレス 300角)で室内から180mmずつ降りて庭に出られるようにし、建仁寺垣調のフェンス(タカショー エバー2型/H1800/枯竹)で庭の視線を切りました。和モダンの建物と、一期の外構に色を揃えています。

暮らしの変化

ベビーカーを抱え上げる動作が、なくなりました。毎日のことなので、ここが変わると生活そのものが変わります。

来客用の1台を敷地内に確保できたので、近隣にコインパーキングがないという不便も解消されました。

そして、境界を壁でつくらなかったぶん、敷地が開けて見えます。奥に向かって狭くなる形も、植栽で目立たなくなりました。動線の正面のイロハモミジは秋に紅葉し、ソヨゴとハイノキは冬も緑を残します。基本はほうっておいても枯れない樹種で構成しました。

川越市で、高低差のあるアプローチをご検討中の方へ

高低差があるとき、選択肢は壁で受けるか、地面で受けるかの2つです。壁は確実ですが、敷地が閉じます。割栗石と植栽で受ければ、境界が自然につながります。

そしてベビーカーでの移動を考えるなら、道路から玄関まで段差なくつながる動線を先に計画してください。敷地の高低差と使える距離を確認しながらスロープの勾配を調整することで、ベビーカーを抱え上げずに移動できます。

川越市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例も確認できます。玄関まわりの計画を見たい方は玄関アプローチから庭まで一体で計画した事例、植栽で庭をつくりたい方は植栽を主役にした庭リフォームの事例も参考になります。

施工概要

施工エリア 埼玉県川越市
施工内容 駐車場工事:土間コンクリート刷毛引き32.5㎡(砕石C-40 100mm転圧+メッシュ+コンクリート100mm)、型枠18m、伸縮目地14m
アプローチ工事:土間コンクリート洗い出し仕上げ8.5㎡、段差のないスロープ状アプローチ、型枠15m
門まわり工事:機能門柱(ユニソン ミース/宅配ボックス2段/ブラック/埋め込み用)
境界・土留め工事:化粧ブロック3段積み+笠木4.2m(モデリート120/ダーク)、重量ブロック1段7.5m(隣地ブロックの支え直し)
庭・建物廻り:8分砂利15.8㎡、6号石灰+防草シート8㎡、人工芝下地12.5㎡、見切り材
植栽工事:アオダモ、イロハモミジ、ハイノキ、ソヨゴ、ニューサイラン、ローズマリー、カレックス、マホニアコンフューサ、割栗石1.5㎥
二期工事(約1年後):タイルデッキ11.0㎡(LIXIL アレス 300角)、目隠しフェンス9.0m(タカショー エバー2型/建仁寺/H1800/枯竹)、重量ブロック下地
価格帯(目安) 240万円〜330万円(一期・二期の合計)
工期(目安) 約3週間〜5週間(一期工事)
相談から完工までの特徴 道路との高低差を壁ではなく割栗石と植栽で受け、段差のないスロープ状のアプローチを設けることで、ベビーカーのまま玄関まで上がれるようにした新築外構です。
担当プランナーコメント 高低差があると、つい壁で処理したくなります。ただ壁で囲うと、敷地はそのぶん狭く見えます。この現場では割栗石と植栽で勾配を受け、境界を曖昧にしました。アプローチは階段を設けず、ベビーカーを持ち上げずに玄関まで移動できるスロープにしています。図面では各地点の高さをミリ単位で決めました。毎日通る場所ほど、わずかな勾配や高さの違いが使いやすさに影響します。

川越市で高低差のある敷地の外構を考えたい方は、地域ページや関連事例もあわせてご覧ください。基準をどこに取るかで、上がりやすさも見え方も変わります。