上尾市|境界の土留から順に。黒でそろえたカーポートと門まわりの新築外構
この事例を一文で言うと
道路から一段上がった敷地に、境界の土留を先に固めてから駐車場・門まわり・庭を載せた、新築住宅の外構一式です。

計画は2期に分かれています。まず境界の土留と造成。そのうえで、駐車スペースからお庭までを一度に仕上げました。
色の決め方はひとつだけ。『立ち上がりは黒』でそろえ、横に広がる面はキャメルからグレーの明るい側へ。この対比が、道路から見たときの表情をつくっています。
ご相談の背景
敷地は前面道路より一段高く、玄関までは階段が要る条件でした。道路境界を基準に測ると、敷地内の高さは場所によって60mmから760mmまでばらつきます。
まず必要だったのは、この高低差を安全に受けること。境界の3面に土留を立ち上げ、水の抜け道まで用意してから、その上に外構を載せる。順番を逆にすると、後からやり直しになります。
庭は建物と隣地のあいだの細長いスペース。13.8㎡ほどしかない床をどう扱うかが、もうひとつの課題でした。
ご要望
大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、道路との高低差を安全に処理し、境界をきちんと立ち上げること。仮の処理ではなく、あとから手を入れなくてよい形にすることでした。
ふたつ目は、車を屋根付きで置きたいということ。初回のプランには無かったカーポートが、計画の途中から加わっています。
三つ目は、宅配や来客の受け取りを1本にまとめ、玄関まわりを黒でそろえること。ポスト・表札・インターホンを並べる初回案から、機能門柱1本に集約する形へ切り替わりました。
ご提案のポイント

先に手を付けたのは境界です。CP-150の4段積み・3段積みをオール充填で回し、基礎は主筋D13を入れた幅600〜800mm。通常の外構ブロックより明らかに重い仕様で、水抜孔と吸出し防止材まで入れています。完成写真には写らない部分が、全体の土台です。
カーポートは三協アルミの「ニューマイリッシュ」5828。柱と梁はブラック、屋根材は熱線遮断ポリカです。計画の後半で間口をひとまわり大きい寸法へ変更。仕様を絞る調整が続いた中で、ここだけは広げています。
門柱はユニソンの「ミース」。宅配ボックスとインターホンを1本に集約し、表札は同じくユニソンの「ビームL250」。造作の塗り壁門柱を既製品に置き換えたことで、玄関前の間口が空きました。
土間コンクリートは21㎡。刷毛引きで仕上げ、額縁を回し、目地には東洋工業の「エクレルボーダー」をアースベージュで入れています。伸縮目地はグレー、建物際は砕石のスリット。4種類の線で面を割り、土間が間延びしないようにしました。
目隠しフェンスは、地面から立てていません。東洋工業「コード120」キャメルの化粧ブロックを3〜4段積み、その天端にデコウッドフェンスH1100を載せています。板は145mm幅を7段、隙間は10mm。見上げる高さを稼ぎながら、フェンス本体は低く抑える納まりです。
完成した外構の見どころ

庭はメモリーターフ28mmの人工芝で13.8㎡。ここに、図面上の小さな指示がひとつ入っています。雨水枡の蓋にだけ人工芝を貼り、芝の面から枡を消す、というもの。
面積の限られた細長い庭では、蓋の四角ひとつが景色を切ります。蓋ごと芝で包んでしまえば、緑が端から端まで続く。『面を切らない』ための、言われなければ気づかれない処理です。
立水栓はカクダイのステンレス混合栓柱。お湯が出るので、夏場の掃除も冬の水仕事も屋外で完結します。受けは東洋工業の角型コッタパン、まわりは化粧ブロックで囲いました。
暮らしの変化
草取りの手間がほとんど残りません。庭は人工芝の下に防草シート、建物まわりは防草シート+6号砕石で15㎡。土のまま残る面がありません。
雨の日の動きも短くなりました。カーポートの下で車を降り、タイルを貼った階段を上がって玄関へ。不在時の荷物は、門柱の宅配ボックスが受けてくれます。
上尾市で、高低差のある敷地の外構をご検討中の方へ
道路と敷地に差がある土地では、境界の処理を先に決めておくと、その後の工事が素直に進みます。上尾市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例も確認できます。
玄関まわりを面として見せる考え方は玄関まわりをタイル壁で見せた事例、段差を階段以外の方法で解いた例はスロープと手すりを備えた庭の事例もあわせてご覧ください。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県上尾市 |
|---|---|
| 施工内容 | 境界工事(先行):境界土留(CP-150 4段・3段/オール充填)、C120 1〜3段積、基礎工事(主筋D13)、水抜孔・吸出し防止材 駐車場工事:土間コンクリート21㎡(刷毛引き仕上げ・額縁あり)、目地インターロッキング3㎡(東洋工業 エクレルボーダー/アースベージュ)、伸縮目地グレー、カーポート(三協アルミ ニューマイリッシュ 5828/ブラック・熱線遮断ポリカ) 門まわり・アプローチ工事:機能門柱(ユニソン ミース/宅配ボックス・インターホン対応)、表札(ユニソン ビームL250)、玄関階段(既存ポーチに下地+タイル貼り)、化粧ブロック3〜4段積(東洋工業 コード120/キャメル)、ガーデンステップ(東洋工業 フリップテラス) 庭工事:人工芝13.8㎡(メモリーターフ28mm/防草シート下地)、防草シート+6号砕石敷15㎡、立水栓(カクダイ ステンレス混合栓柱 624-202)+水受けパン(東洋工業 角型コッタパン) フェンス工事:境界メッシュフェンス30m(三協アルミ ユメッシュE型/ブラック)、目隠しフェンス10m(デコウッドフェンス H1100/サンディブラウン・柱ブラック) |
| 価格帯(目安) | 300万円〜400万円 |
| 工期(目安) | 約4週間〜6週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 境界の土留を先行工事で固めたうえで、駐車場・門まわり・庭までを一度に仕上げた新築外構の一式工事です。 |
| 担当プランナーコメント | 立ち上がるものはすべて黒、横に広がる面はキャメルやベージュに。色の役割を縦と横で分けました。21㎡の土間は額縁と目地で割り、細長い庭は雨水枡の蓋まで人工芝で包んで、床の面が途切れないようにしています。 |
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