施工事例

富士見市|月と朝日を描く乱形石が映える、灯りを納めた門袖の外構

富士見市|月と朝日を描く乱形石が映える、灯りを納めた門袖の外構

アプローチの乱形石を『白と黒』で同心円に張り分け、満ち欠けの月と昇る朝日を描いた新築外構です

埼玉県富士見市の施工事例|月と朝日を描く乱形石が映える、灯りを納めた門

埼玉県富士見市で、土地を購入して建てられた新築住宅の外構工事です。建物に向かって右手が駐車スペース、左手が玄関アプローチ。前面道路の先がT字路という敷地条件を読み、車2台と自転車、そして夜の明るさまでを一度に組み立てました。

建物はグレー系のサイディングで、玄関タイルもダークグレー。この落ち着いた外壁を背景に使うため、外構側の色は中間色を挟まず、白と黒だけに絞りました。

ご相談の背景

初めて土地から購入されたお住まいで、外構は情報を集めている途中という段階でした。動画や施工例は見ているものの、何を良いと思っているのかを言葉にしきれない。そこからのスタートです。

具体的な不安は3つ。図面を見ても、本当にセダンが2台入るのか分からないこと。自転車の置き場が駐車スペースと干渉しそうなこと。そして、家の前から先に街灯がなく、夜が暗いことです。全面をコンクリートで固めると味気ないが、タイヤ跡の目立つ素材も避けたい、というお話もありました。

ご要望

大きく分けると3つありました。

ひとつ目は、車2台をL字に停められる駐車スペースと、自転車1台分の置き場を確保すること。カーポートは間口の都合で、早い段階で外れています。

ふたつ目は、存在感のある壁型の門袖にすること。ポストと表札はシンプルに、笠木は必ず付けたい。雨だれで壁が汚れることを気にされていました。

三つ目は、全面コンクリートにしない落ち着いた色味のアプローチと、夜の暗さを補う照明です。

ご提案のポイント

埼玉県富士見市の施工事例|月と朝日を描く乱形石が映える、灯りを納めた門

設計の芯は『白と黒』の対比です。アプローチの乱形石を、メイクランドのムーンブラックとエルドラドクォーツ ビアンコの2色で張り分けました。中間のグレーを挟まないことで、外壁のグレーが2色を引き立てる関係になります。

石の割り付けは同心円状。『月と朝日』、つまり満ち欠けする月と昇った朝日を重ねたイメージで、円弧を振りながら白と黒を切り替えています。この1案に決まるまで、設計担当は60パターンほどの割り付けを試しています。境目はスクエアビジン100角を約32m回して縁取り、線をはっきりさせました。

このアプローチは、当初インターロッキングでご提案していたものです。コンクリート二次製品は風化とともに色粉が抜けて色が薄くなりますが、天然石は黒ずんでも洗えば表情が戻ります。住宅ローンと同じ35年という時間軸で見たとき、持ちが違う。そこにご納得いただき、天然石へ切り替えました。

目地には、メイクランドのファイングラベル(若竹)を60mm幅のスリットで通しました。アクセントであり、モルタルで固めずに動きを逃がす役目も兼ねています。

門袖はタカショーのアヴェルサ(300×600角)を貼った壁型で、W1200を2枚。1枚目にポスト(onlyone club グラーノ)、インターホン、表札を集約し、2枚目は袖壁です。そしてご要望の笠木そのものを、照明に変えました。LIXILのデザイナーズパーツ笠木195に美彩のコーピングビームライトを2台仕込み、上から表札とインターホンを照らします。雨だれ対策の部材が、夜の明かりを兼ねています。

立水栓は、邪魔にならないフラットなものというご要望どおり、オンリーワンのジラーレW(ヘアライン)に、面一に近いガーデンパン「スプリット タイプC」を合わせました。

完成した外構の見どころ

埼玉県富士見市の施工事例|月と朝日を描く乱形石が映える、灯りを納めた門

道路側から見ると、白と黒の乱形石、刷毛引きの土間コンクリート、石目調タイルの門袖が一枚に収まります。素材は3つだけ。数を絞ったぶん、アプローチの張り分けが図として立ち上がります。

門袖は、正面から見ると表情が上下で切り替わります。笠木は水平線をきれいに通し、雨だれの筋を壁に落としません。日中は照明の存在が分かりませんが、暗くなると笠木の下に光の帯が生まれます。

暮らしの変化

いちばん心配されていた駐車は、前面のT字路を使い、左右どちらからも出入りできる形に落ち着きました。5m級の車でも余裕があり、自転車の置き場も最初から決まっています。駐輪する位置まで土間コンクリートを伸ばしました。

夜の暗さも、笠木の照明が引き受けます。街灯のない道から帰ってきたとき、門袖のあたりだけがやわらかく明るい。建物廻りは防草シートと白砕石なので、草の手間もかかりません。植栽は後日の二期工事で追加しています。

富士見市で、新築の外構をご検討中の方へ

外構は、素材の数を増やすほど散らかって見えます。色を2つに絞り、割り付けに時間をかけると、面積が小さくても密度のある景色になります。

富士見市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例も確認できます。規模の異なる事例は施工事例一覧にもまとめています。

施工概要

施工エリア 埼玉県富士見市
施工内容 先行工事:控え壁の解体、既設桝の撤去
門まわり工事:壁型門袖W1200×2枚(タカショー アヴェルサ)、LIXIL デザイナーズパーツ笠木195、ポスト(onlyone club グラーノ)、表札(丸三タカギ エルメント)
アプローチ工事:乱形石の張り分け(メイクランド ムーンブラック/エルドラドクォーツ ビアンコ)、縁取り(スクエアビジン100角)、化粧砂利スリット(ファイングラベル 若竹)
駐車場工事:土間コンクリート刷毛引き、駐輪スペース、サイクルラック(四国化成建材 S4型)
建物廻り工事:防草シート(ザバーン240G)+6号白砕石、犬走り
照明・水道工事:LIXIL 美彩 コーピングビームライト2台、トランス電源、立水栓(onlyone ジラーレW)、ガーデンパン
植栽工事(二期):アオダモ株立ち、下草各種
価格帯(目安) 210万円〜280万円
工期(目安) 約3週間〜4週間
相談から完工までの特徴 言葉にしきれなかったご希望を、色を2つに絞る方針に置き換え、アプローチの割り付けで形にした新築外構です。
担当プランナーコメント 白と黒だけで構成すると決めた時点で、勝負は割り付けに移ります。玄関から道路まで歩く数歩で表情が変わるよう、円弧の位置を探りました。笠木の照明も、雨だれ対策という機能から出発してデザインの核になっています。

富士見市で、新築の外構をご検討中の方はお気軽にご相談ください。敷地の条件と車の使い方から、素材選びを一緒に組み立てます。