富士見市|大判タイルと浮き階段が映える、玄関まわりのリガーデン
控え壁を見せ場に変え、大判タイルと2段の浮き階段で『浮遊感』をつくった玄関まわりのリガーデンです

埼玉県富士見市の平坦な住宅地。お住まいになって数年、既存の外構をつくり替えたいというご相談からのスタートでした。解体から入る、外まわりのリフォームです。
方針はひとつ。手入れの負担を軽くしながら、人目に触れる玄関まわりだけは思い切って見せる。この優先順位を最後まで守っています。
ご相談の背景
いちばんのお困りごとは、植栽と砂利の手入れでした。成長の早い既存樹の根が盛り上がり、ご自身の手には負えない状態。木と砂利をやめたい、というお話が出発点でした。
もうひとつは、自転車5台分の置き場がなかったこと。既存の木を抜いてその場所を駐輪スペースにする案が打合せの途中で浮かび、門袖の位置も動線も階段の形も、そこから組み替わりました。
ご要望
ご要望は、大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、手入れのいらない外構にすること。成長の早い既存樹を撤去し、手間のかからない低木と下草へ入れ替える。砂利や石を敷く面積も最小限に。
ふたつ目は、自転車5台がしまえる屋根付きの駐輪スペースと、その目隠し。サイクルポートのサイドパネルはお好みではないため、独立した塀としてのフェンスをご希望でした。板の隙間は20mmでは見えすぎるため10mmに。
三つ目は、玄関まわりを見せるデザインにすること。大判タイル、2段の浮き階段、階段まわりの照明。ここだけは残したいという優先順位が、最後まで一貫していました。
ご提案のポイント

門袖壁の「控え壁」を、デザインの見せ場に転換しました。高さ1.2mを超えるブロック塀には控え壁が要ります。今回は高さ1,600mm。避けられないなら活かす、と考え、壁をL字に折ってタイルを貼る面に変えました。仕上げはタカショーのモーディカ600角、グレージュです。
その折り返しで宅配ボックスを隠しました。道路側からポストや宅配ボックスの背面が見えるのが気になる、というご指摘を受け、LIXILの宅配ボックスKNを壁の一番奥へ。壁が重なり合い、正面からは奥行きのある佇まいです。
色は3色に絞りました。門袖壁は建物に寄せたグレージュ、床は東洋工業のアルプスストーンS12LGでグレー系、金物は黒。門袖と床でトーンを変え、床側で表情に差をつけました。
玄関ポーチは2段の浮き階段に。高低差が約500mmあり、3段に割ると1段が低くなりすぎて浮かせる納まりができません。LIXILの浮遊ステップをタイル納まりで4本使い、蹴込みには濃色の東洋工業クオリーストーンS10BLを貼り分け。アプローチのうち車が乗る10枚だけは、20mm厚の高強度タイルへ変えています。
駐輪スペースは、両脇に人工芝を残して真ん中だけを舗装。緑地を減らさない割り付けです。自転車が通るので、土間は滑りにくい刷毛引き仕上げに。屋根はLIXILのサイクルポート フーゴF ミニ、目隠しはサイクルポートに直付けせず独立した塀とし、F&Fのニコボードを隙間10mmの横張りで納めました。フェンスの起点は建物の壁に30cmほど重ね、奥行きを出しています。
照明はLIXILの「美彩」に統一。トランスがメーカー専用品のため、混在させると費用が上がります。1メーカーに揃え、ラインライト・フロアライト・ウォールバーライトを計8台確保しました。
完成した外構の見どころ

見どころは、やはりポーチの『浮遊感』。大判タイルの水平な床に、段板の影が細く通ります。板が床から切り離されて見え、玄関までの数歩が軽やかになりました。
門袖壁は、折り返しがつくる『重なり』が主役。足元の黒い割栗石と、東洋工業ニュートペイブの濃色平板1枚が、明るいタイル面を静かに引き締めてくれます。駐輪スペース側は木調の横板と黒い柱で構成。境界の東洋工業シャルドブリックウォールは既存の天端に合わせて積み、継ぎ目を目立たせていません。
暮らしの変化
自転車5台が濡れずに収まり、その姿は道路から見えなくなりました。目隠しはL字に回して正面と隣家側だけを遮る配置。ゴミ出しなど毎日の出入りは、これまで通りの気軽さです。
手入れの負担も大きく減りました。根が張っていた既存樹を抜き、ハイノキの株立ちを1本。足元にはニューサイランやクリスマスローズなど、手間のかからない下草を。緑は残したまま、手を入れる面積だけを小さく。
富士見市で、玄関まわりのリフォームをご検討中の方へ
残す部分と替える部分の線引きが、リフォームの要になります。今回は駐車スペースの土間と人工芝のラインを活かし、浮いた分を玄関まわりへ寄せました。富士見市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例も確認できます。門柱や駐車まわりの実例を見たい方は、施工事例一覧も参考になります。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県富士見市 |
|---|---|
| 施工内容 | 解体工事:既存門袖壁・タイル・照明・境界レンガ・植栽の撤去 門まわり工事:門袖壁H1600+控え壁(タカショー モーディカ600角)、宅配ボックス(LIXIL 宅配ボックスKN)、天然石平板(東洋工業 ニュートペイブ) 玄関ポーチ・アプローチ工事:2段の浮き階段(LIXIL 浮遊ステップ)、大判タイル貼り(東洋工業 アルプスストーン/クオリーストーン)、屋内玄関タイル張替え 駐輪スペース工事:土間コンクリート刷毛引き、サイクルポート(LIXIL フーゴF ミニ)、目隠しフェンス(F&F ニコボード)、サイクルラック 境界工事:レンガ積み(東洋工業 シャルドブリックウォール) 植栽工事:ハイノキ株立ち、低木・宿根草、割栗石 照明工事:LIXIL 美彩 計8台、DC12Vトランス電源ユニット |
| 価格帯(目安) | 380万円〜500万円 |
| 工期(目安) | 約4週間〜6週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 手入れを軽くする方針と玄関まわり優先の順位を先に決め、仕様を入れ替えて守り切ったリフォームです。 |
| 担当プランナーコメント | 高さのあるブロック塀に必要な控え壁を、壁ごとL字に折ってタイルを貼る面に変えました。宅配ボックスの背面が道路から見えないのも、この折り返しがあるからです。色を3色に絞ったぶん、素材の質感で表情をつくっています。 |
埼玉県富士見市で門まわりのつくり替えや駐輪スペースの新設をお考えの方は、今ある土間や境界をどこまで活かせるかも含めて、お気軽にご相談ください。