東松山市|木の面と木陰が整える、既存の緑を活かしたリガーデン
道路側は『木の面』で閉じ、庭の中心に『木陰』をつくった角地のリガーデンです

埼玉県東松山市、二面が道路に接する敷地で、育ちすぎた庭木の整理から始まったご相談でした。歩道沿いの人通りがあり、道路側からの視線が気になるというお話です。芝と庭木が育ちきった状態のお庭を、使える場所へ組み替える計画にしました。
方針は二つ。道路側には木目の目隠しフェンスを立てて視線を切り、庭の中心にはパーゴラを据えて日差しを調整できる居場所をつくること。残す木と整理する木は、図面の段階で線引きしています。
ご相談の背景
最初のご相談は前の年でした。既存のブロック塀の上に目隠しを立てたい、というご要望です。ただ、塀には柱用の穴が約2mピッチで開いており、そのままでは選べる商品が限られる状態でした。
あらためていただいたのが、今回のリガーデンのご相談です。庭木が育ちすぎて手が回らないこと、日差しが深く入ること、道路側の視線。三つが同時に効いていて、フェンスだけでは解決しきらない状況でした。
ご要望
ご要望は、大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、道路側からの視線を切る目隠しです。前の年からの継続したテーマで、角地の二面に回り込む範囲が対象になりました。
ふたつ目は、日差しの調整。深く入る日差しを抑えつつ、必要なときだけ日除けを閉じられる居場所がほしいというご希望でした。
三つ目は、庭木の整理。育ちすぎた木は減らしたい、けれど『オリーブ』や『アオダモ』など残したい木はそのままにしたい、という線引きです。
ご提案のポイント

目隠しはアーバーライフのセミプライバシー木目、色はホワイトオーク(A04)。H1880×W2086のパネルを8枚、エンドポスト2本・ラインポスト6本・コーナーポスト1本で、延長16mを二面に回しました。設置高さはH1860.4、割付は2,086mmのパネルを基本に、端部だけ現場でカットしています。
立てる位置は、既存の植栽の内側にしました。外側へ寄せると根を傷めやすく、道路との間の緑も失われます。フェンスと道路のあいだに緑が残るぶん、外から見た表情が硬くなりません。
既存の塀の上ではなく、独立基礎で立てています。穴のピッチに縛られず、パネルの割付を先に決められるためです。
柱は独立基礎400×400×深さ600に据えています。路盤はC40-0のt=100、柱は地中に約60cm入り、内部はモルタルで充填しました。高さのあるフェンスは風を受けやすいので、見えない部分で持たせる考え方です。
パーゴラはタカショーのパーゴラポーチ独立タイプ、2間×6尺のブラウンエボニー。日除けはロープ式開閉シェード2間×6尺のサンドストーンです。出幅を6尺とったのは、浅いと日差しが足元まで入ってしまうためでした。
色は母屋に合わせています。塗り壁の外壁に対して、パーゴラは濃いブラウン、フェンスは明るい木目。濃い色を一つ置くと、庭全体が締まって見えます。
庭木は高さ2〜2.5mを10本、1〜1.5mを5本、計15本を伐採・伐根しました。『オリーブ』『アオダモ』『ジューンベリー』などは残し、一部は移植しています。新しい木は植えず、既存の樹形をそのまま活かす計画です。照明は今回の工事には入れていません。
完成した外構の見どころ

角地の二面に回り込む、縦板の『木の面』。コーナーポスト1本で折れて、どちらの道路から見ても同じ表情が続きます。ホワイトオークの明るい木目は、塗り壁の母屋とも馴染みます。
フェンスの外側に残した緑も見どころです。板の面だけが立つのではなく、手前に枝葉が重なって見えます。
パーゴラの下は、格子の影が落ちる半屋外。シェードを開けておけば木漏れ日、ロープで閉じれば『木陰』になります。
暮らしの変化
道路側の視線が切れて、庭に出るときの構えが変わりました。通りに背を向けずに済むぶん、庭の中心まで使えます。
日差しの強い時間はシェードを閉じ、それ以外は開けておく。基本は開けたまま、必要なときだけ閉じる使い方を想定しました。
育ちすぎた木を整理したので、枝の手入れを一度に抱え込むこともありません。剪定は、年間の契約という形でも続けられます。
東松山市で、目隠しとお庭のリフォームをご検討中の方へ
既存のお庭を組み替える工事は、残すものと整理するものの線引きが出発点になります。東松山市の外構工事ページでは、地域で多いご相談や進め方をまとめています。
視線対策そのものを主役にした計画は目隠し工事を主役にした事例、ほかの地域の完成形は施工事例一覧もあわせてご覧ください。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県東松山市 |
|---|---|
| 施工内容 | 庭工事(解体・整理):既存植栽の伐採15本・伐根、発生材の積み込みと処分、運搬、掘削13か所・残土処分 目隠しフェンス工事:アーバーライフ セミプライバシー木目/ホワイトオーク(A04)16m(パネルH1880×W2086を8枚)、フェンス柱用独立基礎9か所 パーゴラ・日除け工事:タカショー パーゴラポーチ独立タイプ2間×6尺/ブラウンエボニー、ロープ式開閉シェード2間×6尺/サンドストーン、柱用基礎4か所 既存植栽:オリーブ、アオダモ、ジューンベリー等を保存(一部移植) |
| 価格帯(目安) | 200万円〜280万円 |
| 工期(目安) | 約2週間〜3週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 前の年からの目隠しのご相談を、庭木の整理と日除けまで含めたリガーデンとしてまとめた事例です。 |
| 担当プランナーコメント | 目隠しは既存の緑の内側に立て、道路との間に緑を残しました。パーゴラは出幅を大きくとり、日差しが深く入る時間帯でも足元に影が残るようにしています。色は母屋に合わせ、濃いブラウンで庭を締めました。 |
東松山市で目隠しやお庭のリフォームをご検討の方は、地域ページや関連する事例もあわせてご覧ください。どこに『木の面』を立て、どの木を残すか。線引きからご一緒に考えます。