施工事例

和光市|裏の小道へ1.5mの段差を階段でつなぎ、境界は道路工事待ちの仮納まり

和光市|裏の小道へ1.5mの段差を階段でつなぎ、境界は道路工事待ちの仮納まり
埼玉県和光市の施工事例|道路との高低差を処理したスロープと階段の全景

道路工事を待つ境界を『仮の納まり』で残し、裏の段差と正面から先に整えました

埼玉県和光市の施工事例|カーポートと通路の納まり

埼玉県和光市の新築住宅。造成で大きく盛った敷地で、裏手の小道とのあいだにブロック6段分ほどの段差が残っていました。

選んだのは、いま決められる範囲から順に仕上げる進め方です。前面道路には市の工事が控えていたため、境界側は木枠だけを残して図面に書き込みました。

ご相談の背景

はじめにあったのは、裏側の高低差でした。盛土のぶん敷地が上がり、小道との差は1.5m前後。階段がなければ上り下りのできない状態でした。

その小道は、駅への近道でもあります。車は通れない幅ですが人は通れ、使えれば日々の移動が短くなる動線でした。自転車もそちら側に置きたい、とのことです。

正面には別の事情があります。隣家との高低差が大きく、リビングから隣家がよく見える。こちらも見られやすい配置でした。

駐車スペースは土のままの引き渡しです。玄関ポーチにも階段がなく、乗り入れと出入りの両方が外構側に残っていました。

前面道路にも予定がありました。セットバック部分の舗装と側溝の撤去が、市の工事として計画されていたのです。

ご要望

いただいたご要望は、大きく三つに整理できます。

ひとつ目は、裏の小道へ安全に降りられる階段。防草シートまではこちらで仕上げ、その先はご自身で、というお考えでした。

ふたつ目は、隣家からの視線を切ること。ただしリビングを暗くしたくない、という条件が付きます。

三つ目が、正面の見え方です。グレーと黒と木目でまとまった建物を壊さない、シンプルな構成をご希望でした。

ご提案のポイント

埼玉県和光市の施工事例|玄関まわりとタイル調の外壁の面

階段は、既存のブロックが下まで入っている側に寄せました。土留めを一から起こさずに済むぶん、費用を抑えられます。重量ブロックC150を@800で6段分、6.0mにわたり両サイドの壁を新設し、その壁で階段を支える構成です。

段板は土間コンクリートの刷毛引きで6段。蹴上げをそろえたので、荷物を持って降りても足元が読めます。

土間は、コンクリート一本でまとめています。建物が片流れ屋根で水平と垂直の通った形のため、曲線や他素材を混ぜず、面をそろえる方針にしました。

仕様は見積にも明記しています。砕石C40-0を100mm転圧し、メッシュ4.5mmを入れ、コンクリートを100mm。合わせて200mmの厚みで、27.2㎡を刷毛引き仕上げとしています。

道路との取り合いは、土間の天端を道路より80mm上げています。水勾配は2%。図面にだけ書いた、高さの決め方です。

目隠しは、カーポートのサイドパネルではなくフェンスで取りました。パネルをやめてカーポートを手前に出し、奥にH2000のフェンスを4m。F&Fのマイティウッド プレミアム(チェスナット)28枚と、アルミ柱60角のブラック5本です。

カーポートはLIXILのネスカF、1台用の標準柱。屋根は熱線吸収ポリカのブルーマットSを選びました。黒い屋根材は熱を持ちやすく、吹き抜けの窓への照り返しが気になったためです。

機能門柱は、左寄りから右へずらしています。玄関ポーチのラインより内側にタイヤは入らないと図面上で確かめ、運転の邪魔にならない側へまとめました。LIXILのFK1(チェリーウッド/ブラック)に、切り文字のサインを合わせています。

正面の一画は土のまま残しました。ご自身で植えてみたいというご希望があり、その余地を空けています。

完成した外構の見どころ

埼玉県和光市の施工事例|玄関ドア脇の機能門柱と外壁の取り合い

見どころは、正面に通る水平と垂直です。グレーの土間、黒の柱、木目の門柱。色を三つに絞ったぶん、建物の箱形が素直に見えます。

建物廻りは、6号の白砕石を50mm。下地に防草シートのザバーン240Gを入れ、19.2㎡に回しました。雨水枡を交わす位置に、C120を2段の土留めを立てています。

境界側には、木枠だけが残ります。道路工事が終わったあとに木枠を外し、道路と同じ高さでブロックの土留めへ置き換える計画です。境界のこの一辺だけが、いまも『仮の納まり』です。

暮らしの変化

いちばん変わったのは、裏側の動線でしょう。6段の階段で小道まで降りられるようになり、駅へ歩いて出られます。自転車の置き場所も決まりました。

正面も変わります。27.2㎡の土間が仕上がり、乗り入れから玄関までが一続きになりました。

視線の抜け方も整理できました。カーポートの奥にH2000のフェンスが立ち、リビングからの見え方が落ち着きます。屋根が採光を残すので、室内も暗くなりません。

和光市で、新築の外構をご検討中の方へ

新築の外構は、道路や近隣の工事の予定に左右されます。あとで手を入れる範囲が分かっているなら、そこだけ仮の納まりで置いておく判断もできます。

地域全体で多いご相談や他の事例は、和光市の外構工事ページでご覧いただけます。高低差のある敷地の納まりは、施工事例一覧もあわせてどうぞ。

施工概要

施工エリア 埼玉県和光市
施工内容 階段工事:裏側の階段6段(重量ブロックC150/@800/6段 6.0m、両サイドの壁を新設)、土間コンクリート刷毛引き仕上げ2.5㎡
土間工事:土間コンクリート刷毛引き仕上げ27.2㎡(砕石C40-0 100mm+メッシュ4.5mm+コンクリート100mm)、伸縮目地2.7m
建物廻り:6号白砕石50mm+防草シート(ザバーン240G)19.2㎡、重量ブロックC120 2段の土留め2.2m
アルミ・商品工事:カーポート(LIXIL ネスカF 1台用/標準柱/屋根ブルーマットS)、機能門柱(LIXIL FK1/チェリーウッド・ブラック)、切り文字サイン、目隠しフェンス(F&F マイティウッド プレミアム チェスナット28枚/アルミ柱60角 H2000 ブラック5本/4m)、立水栓(オンリーワン ジラーレW)
解体工事:既存ブロック解体・天端補修
価格帯(目安) 200万円〜250万円
工期(目安) 約3週間〜4週間
相談から完工までの特徴 市の道路工事の予定に合わせて境界側を仮の納まりで残し、裏の高低差と正面をまとめて整えた事例です。
担当プランナーコメント 高低差のある敷地では、階段をどちら側に付けるかで費用が変わります。既存のブロックが下まで入っている側を選び、壁を新設して支えました。

和光市で新築の外構をお考えの方は、地域ページや他の事例もあわせてご覧ください。いま仕上げる範囲とあとに回す範囲を分ける、『仮の納まり』の考え方です。