上尾市|乱形石のテラスと20本の列柱でつくり替えた、手のかからない庭
この事例を一文で言うと
外構が一通り仕上がった家の、庭だけをつくり替えた事例です。乱形石のテラスと20本の列柱で、隣家が近くても腰を下ろせる庭にしました。

分譲地の平坦な敷地。門まわりも駐車まわりも既にでき上がっていて、残っていたのは芝生と植栽の庭でした。
テーマは『抜け』と『居場所』。塀で塞がずに視線だけを切り、庭に座れる場所をつくること。
ご相談の背景
既存の外構が完成したあとの、庭だけのご相談です。芝生が30㎡ほどと植栽があり、それを一度すべて撤去して組み立て直しました。
両隣の家がメッシュフェンス越しに近く、掃き出し窓から出ても視線が気になる。芝と植栽の手入れも続けにくい。庭が「あるけれど使っていない場所」になっていました。
ご要望
大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、手のかからない庭にしたいということ。芝と植栽の維持に時間を取られたくない、というお話です。
ふたつ目は、隣家からの視線を切って庭を囲みたいということ。ただし塀のように閉じきりたいわけではない、というご希望でした。
三つ目は、建物と色味をそろえたいということ。とくに物置は、扉の色を玄関扉に合わせたいとご指定いただきました。
ご提案のポイント

庭の主役は、乱形石のテラスです。メイクランドのエルドラドクォーツ・イエロー。イエローからブラウン、グレーまで混ざる暖色の石を、ダークグレーの目地で締めています。
手を入れたのは立ち上がりです。図面に「立上部分も乱形石張」と指示を入れ、天端だけでなく小口まで石を巻きました。この一手間で、テラスが置いた板ではなく積み上げた地面に見えてきます。下地はブロック1段積みと下地コンクリート19.1㎡。
目隠しは、塀ではなく列柱にしました。LIXILデザイナーズパーツの枕木材100角、L1750のクリエダークを20本。1本ずつコンクリートで根巻きし、独立させています。
大事なのは高さです。平面図では決めず、立面図で1本ずつ指定しました。そろえずに振る。すると同じ20本でも壁には見えず、柱と柱の隙間から光と空気が抜けます。高さの基準は既存の機能門柱に取り、後から足した列柱が浮かないように。道路側から庭までL字に連続させ、見られたくない範囲だけを切っています。
デッキはYKK APのリウッドデッキ200 Tタイプ、1.5間×5尺。掃き出し窓の前に低く据えたローデッキで、テラスとほぼ同じ平面に納めました。庭を段差で分断せず、腰掛けにも使えます。
物置はヨド物置のエスモ ESF-1607A、色はウッディココア。玄関扉に合わせた木調ダークです。庭の隅に刷毛引きの土間コンクリートを打ち、ブロック基礎と転倒防止4箇所で据えました。デッキの下も土のままにせず、土間で仕上げています。
完成した外構の見どころ

寄りで見ると、乱形石の割付と目地がよく分かります。曲線で縁取った広い面に、大小の石を組み合わせて張る。同じ形が一枚もないので、目地の線が自然に揺らぎます。
高さを振った列柱は、庭の中から見ると縦のリズムになります。隣家は近いままです。けれど視線の当たる範囲にだけ柱が立ち、その上と隙間は空いている。囲われているのに、閉じていない。
暮らしの変化
掃き出し窓を開けると、そのまま石の上に出られます。デッキとテラスがひと続きなので、段を気にせず庭へ。ローデッキの縁は腰を下ろす高さで、ちょっと座る場所になってくれます。
芝刈りと植栽の手入れがなくなり、庭にかける時間が手入れから過ごす時間に変わりました。物置が隅に入ったことで、外で使う道具の置き場も決まっています。
上尾市で、庭だけのつくり替えをご検討中の方へ
外構が仕上がったあとでも、庭だけを組み替えることはできます。既存の天端を1mm単位で拾い、そこに新しい床と目隠しの高さを合わせていく進め方です。上尾市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例も確認できます。
木調の囲いで庭をナチュラルにまとめた例は木目調フェンスで囲ったナチュラルな庭の事例、門まわりから目隠しまでを一度に整えた例は門袖と目隠しフェンスで整えた事例もあわせてご覧ください。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県上尾市 |
|---|---|
| 施工内容 | 撤去工事:既存植栽の伐採伐根、芝撤去30㎡、処分・運搬、重機回送、鋤取り10.4㎡、残土処分 石貼り工事:乱形石張19.1㎡(メイクランド エルドラドクォーツ・イエロー/立上部分も石張り)、基礎7.6m、ブロック1段積7.6m、型枠4.2m、下地コンクリート19.1㎡ 目隠し工事:列柱20本(LIXIL デザイナーズパーツ 枕木材100角 L1750/クリエダーク)、キャップ20個、コンクリート根巻20箇所 デッキ工事:YKK AP リウッドデッキ200 Tタイプ 1.5間×5尺、取付 物置工事:ヨド物置 エスモ ESF-1607A(W1650×D750×H1900/ウッディココア)、標準組立、転倒防止4箇所、土台用コンクリートブロック 土間工事:土間コンクリート10.4㎡/刷毛引き仕上げ、型枠9.3m、伸縮目地1.5m、桝調整 |
| 価格帯(目安) | 150万円〜200万円 |
| 工期(目安) | 約4週間〜6週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 既存の門まわりと駐車まわりはそのままに、芝と植栽の庭だけを乱形石のテラス・人工木デッキ・20本の列柱につくり替えた庭工事です。 |
| 担当プランナーコメント | 目隠しは、塞ぐほど庭が狭く見えます。20本の柱を1本ずつ高さを変えて立て、視線だけを切りました。テラスは立ち上がりまで石を巻き、床ではなく地面に見せています。既存の高さを拾い切ることが、あとから庭をつくるときのいちばんの段取りです。 |
上尾市で庭のつくり替えを考える方は、地域ページや関連事例もあわせてご覧ください。既存を活かしながら庭だけを組み替えるご相談も承ります。