朝霞市|道路側と隣地側で目隠しを変えた2台用カーポートのある外構
フェンスを面ごとに使い分け、道路側に抜けを残し隣地側の視線を切った、車2台分の屋根を持つ外構です
道路に一面、隣地に三面が接する敷地。三方の囲いを一種類でそろえず、面ごとに高さと透け方を変えています。『面ごとの使い分け』が、この外構の骨格を決めました。



ご相談の背景
道路に接するのは11メートルほどの一辺だけ。残る三辺は、いずれも隣地と向き合います。囲いをどう組み立てるかが、そのまま計画の中心になりました。
敷地には既存の土留ブロックが2段、外積みで残っていました。これを撤去せず前提として読み込み、設計GLを+150、最終桝の天端をBM±0として全体のレベルを振り直しています。玄関前からカーポート、建物廻りまで、場所ごとに高さを細かく設定しました。
カーポートは2台用の一体成型タイプ。建築物として確認申請が必要になるため、基礎穴・打設後・組立中・完成の4段階を記録しながら進めました。図面には「カーポート基礎周りに配管を干渉しないように」の注記も添えられています。柱の基礎と給排水の関係を、現場で確かめながら納めました。
ご要望
フェンスは3種類。面ごとに高さも透け方も変えています。どこを見せてどこを隠すかという判断が、そのまま仕様に表れています。
最も目に入る面は木調の横ルーバーをT-16で、延長9.4メートル。長い面は多段柱をT-18まで立ち上げ、横スリットのT-8とT-10を重ねて16.4メートル。残る22.0メートルはハイグリッドのT-10で通しています。
色はダークグレー、タスクグレー、フランネルグレー。門柱はブラック、照明のスタンド柱はクリエダークで、グレー系に寄せて統一しています。木調ルーバーだけが一面に置かれ、締まった色調の中で温度を添える役に回りました。
ご提案のポイント
長い面の納まりは二段構え。60×60の多段柱をT-18で立て、T-8とT-10のスリットパネルを上下に載せています。高さを稼ぎながら、横のラインで抜け感を残す組み方です。
ブロックは1期と2期に分けました。1期はコード150型を5段、BM+300で通し、フェンス穴を残した状態で打ち止め。2期でコードブロックを2段積み足す前提とし、あとから高さを上げられる納まりにしています。
玄関まわりはフローティング階段。T80以上の下地コンクリートにD10@200の鉄筋を入れ、W600のケコミを7枚、W300を2枚重ねました。段板が宙に浮いて見え、正面からの陰影が深くなります。
テラスはスラブサポータープラスを6個使った浮き床。重量ブロック3段で立ち上げ、600角のタイルを乾式で並べています。

完成した外構の見どころ
駐車スペースは刷毛引きの土間コンクリート30.0平方メートル。型枠を55.0メートル回して細かく割り付け、目地に砂利を通しています。コンクリートの面と砂利の目地が交互に並び、広い土間にリズム感が生まれました。
玄関まわりの床は600角の大判タイル。立ち上がりには300×600角を使い、床と面をそろえて納めています。カーポートの下からアプローチまで、視線が途切れずにつながります。
門柱は宅配ボックス付きの機能門柱をブラックで。表札は切り文字サインを合わせ、余白を多めに残しました。
明かりは高さを分けた二段構成。カーポートの屋根にはダウンライトを内蔵し、スパイクスポットライト2台は株立ちの足元へ1灯ずつ向けています。夜は枝ぶりが浮かび上がり、昼とは違う表情を見せてくれます。
暮らしの変化
車2台が屋根の下に納まる駐車場。雨の日も濡れずに乗り降りでき、屋根に組み込んだダウンライトが夜の足元を照らします。宅配ボックスは、留守のあいだの受け取りを引き受けてくれます。
道路側のフェンスは、横のスリットで光と風を通しながら手元を隠す高さ。隣地と向き合う面は木調ルーバーで視線を切り、建物側面の通路を落ち着いた場所に変えました。同じ「囲う」でも、面ごとに働き方が違います。
建物廻りは砕石と防草シートで納め、日々の手入れを軽くしています。浮き床のテラスは、室内から続く床として使えます。

朝霞市で、面ごとの目隠しをご検討中の方へ
隣家が近い住宅地では、囲いを一種類でそろえるより、面ごとに変えたほうが佇まいが整うことがあります。道路側は抜けを残し、隣地側は切る。『面ごとの使い分け』は、敷地の条件を読み替える手がかりになります。
埼玉県朝霞市の外構工事については朝霞市の外構工事ページをご覧ください。ほかの現場は施工事例一覧にまとめています。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県朝霞市 |
|---|---|
| 施工内容 | 駐車場・車庫工事:LIXIL カーポートSC 2台用標準柱(54-50型)+オプションダウンライト、土間コンクリート刷毛引き仕上げ30.0㎡、車庫部タイル15.6㎡ 門まわり工事:LIXIL 機能門柱FT(宅配ボックス付・ブラック)、切り文字サインslimA、フローティング階段(ケコミW600×7枚・W300×2枚)、玄関まわりタイル12.0㎡(タカショー モーディカ600角+300×600角) 庭・テラス工事:タカショー セラサロット外床タイプ600角10.0㎡+スラブサポータープラスL900、境界ブロック(東洋工業コード120型・150型/コードダークグレー)、フェンス3種(フェンスAB YL2型T-16木調9.4m/YS3型T-8+T-10と多段柱T-18で16.4m/ハイグリッドUF8型T-10で22.0m)、物置シンプリーMJX-199EF 照明・水道・植栽工事:LIXIL 美彩 スパイクスポットライトSSP-G2型45°2台、DC12Vトランス電源ユニット60W、スタンド柱(クリエダーク)、建物廻りの砕石+防草シート16.0㎡ |
| 価格帯(目安) | 300万円〜400万円 |
| 工期(目安) | 建築確認申請と製品納期を含むため、個別にご案内します |
| 相談から完工までの特徴 | 先行工事分を含めて図面を4版重ね、ブロックは1期・2期に分けて段階的に高さを上げる計画としました。 |
| 担当プランナーコメント | 三方を隣地に囲まれた敷地では、囲いの仕様をそろえるほど圧迫感が出ます。道路側は横スリットで抜けを残し、最も見える面だけ木調ルーバーで高く切りました。『面ごとの使い分け』が、閉じる場所と開く場所を分けています。 |