富士見市|土間の目地が歩く道を描き、黒いフェンスが三辺を囲う新築外構
同じ土間コンクリートを『目地』の切り方で描き分け、三辺の境界にはっきりした『線』を引いた新築外構です

埼玉県富士見市の新築住宅です。敷地はおよそ230㎡台で、建物よりも庭のほうが広い。外構の対象は前庭だけで70㎡前後、建物まわりを含めると150㎡を超えます。
外壁はグレーの塗り壁、サッシと雨樋はブラック、玄関ドアは木目調。この色に素直に合わせながら、広い敷地をどう区切るかが最初のテーマでした。
ご相談の背景
いちばんの困りごとは雑草でした。日当たりが非常によい土地で、家のまわりが土のまま。お預かりした現況写真は、草刈り前が一面のエノコログサに覆われ、刈った後との比較になっていました。このまま夏を迎えれば同じ繰り返しです。
もうひとつが境界です。丸太杭が刺さっているだけで線がはっきりせず、一部では隣家の大きな庭石が越境しかけていました。三辺をきちんと囲っておきたい、というお気持ちは最初から明確でした。ハウスメーカー経由の見積が予算を大きく超えたことも、別のルートを探すきっかけです。
ご要望
大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、三辺の境界をきちんと囲うこと。ブロックを積み、その上に柵を回したい。段数や高さは調整してよい、というご意向でした。
ふたつ目は、駐車に3台分の余裕を持たせること。普段は2台、将来は大きい車に替える想定で、来客時にもう1台。カーポートは不要とのことです。
三つ目は、雑草に手がかからない状態にすること。建物まわりは砕石で覆い、日々の手入れを減らしたい。全体の雰囲気は外壁のグレーに合わせたシンプル系で、というご希望です。
ご提案のポイント

前庭の全面をコンクリートで覆う、というのが当初のご希望でした。ただ70㎡超をすべて土間にすると予算に収まりません。そこで、後から足すと割高になるもの、つまり重機と型枠が要るものを先に入れました。境界ブロックの基礎、土間コンクリート、門袖まわりです。
歩く場所は左へ、停める場所は右へ。道路際の角に電柱が1本立ち、車を左端まで寄せきれません。その使いにくい幅を余らせず、人の通り道として活かしました。車の間を人が抜ける動線も避けられます。
アプローチは土間コンクリートの『目地』で表現しました。石を張るかわりに、型枠で細かく割り付ける。駐車エリアは伸縮目地でおおらかに、アプローチ側は砂利を詰めた目地で細かく。同じ素材のまま、目地の種類だけで歩く場所と停める場所を描き分けています。畳の割り付けに近い考え方です。
門袖は道路際ではなく敷地の中ほどに立てました。道路際だと電柱がすぐ横に来て、正面から見たときに主役になってしまいます。袖壁は境界ブロックと一体でつなぎ、独立させるより強度を出しつつ基礎の重複分を落としました。仕上げはアイカ工業のジョリパット アルファー、ダークグレー系です。建物が塗り壁なので素材を揃え、明るい外壁にメリハリを付けました。ポストはLIXILのエクスポスト S-1型、表札は美濃クラフトのXP-15です。
境界にはLIXILのハイグリッドフェンスUF8型、T-6のブラックを47.8m。有効高さ600mmの最も低い規格です。目隠しではなく境界の明示が目的なので、高さを抑えて延長ぶんのコストを吸収します。下のブロックは段数を場所ごとに変え、入口側だけ3段、奥へ2段、建物まわりは1段。土間の勾配で地盤が上がるぶん、奥ほど段数が減ります。
完成した外構の見どころ

手前の広い面と、玄関へ向かう細長い割り付け。同じ土間コンクリートでも、目地の間隔と種類が場所の役割を分けてくれます。
玄関ポーチのタイルは、建物側と同じ品番でそのまま外へ続けました。玄関ドアの有効幅はおよそ924mm、タイル1枚が300mm。既存のままでは扉を開けたときの足元に余裕がありません。外構側でタイル2枚分を足して奥行きを確保し、段数を減らしました。建物と外構の境目が見えず、玄関まわりがひとつのまとまりに見えます。
暮らしの変化
建物まわりは防草シートと6号白砕石で一周。草刈りに追われていた状態から、日常の手入れがほとんど要らない状態へ。砕石と土間の際は見切り材で止めています。
境界は三辺とも線が通りました。丸太杭だけだった頃と違い、どこまでが敷地かがひと目で分かります。車は2台停めても人の通り道がふさがらず、来客時にはもう1台を砕石側へ。停める・歩く・囲うが、それぞれの場所に収まりました。
富士見市で、広い敷地の雑草対策をご検討中の方へ
敷地が広いほど、全部をきれいに仕上げようとすると予算が合わなくなります。先に入れないと割高になるものと、後からでも足せるもの。この線引きが決まれば、初回の工事を身の丈に収められます。
富士見市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例も確認できます。他の工種もあわせて見たい方は施工事例一覧をご覧ください。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県富士見市 |
|---|---|
| 施工内容 | 仮設・境界工事:重機回送/重量ブロックC120積み(3段・2段・1段の使い分け)、天端ハイモル仕上げ/メッシュフェンス(LIXIL ハイグリッドフェンスUF8型 T-6/ブラック)47.8m 門まわり工事:門袖ブロックH1400+天端(東洋工業 TY型枠ブロック プレーン150)、塗り壁仕上げ(アイカ工業 ジョリパット アルファー)、ポスト(LIXIL エクスポスト S-1型)、表札(美濃クラフト XP-15) 玄関まわり工事:ポーチ・階段の拡張、タイル貼り(INAX PSO-BR4) アプローチ工事:土間コンクリート刷毛引き、砂利目地による割り付け 駐車場工事:土間コンクリート刷毛引き、伸縮目地/RC40-0砕石敷き 防草・仕上げ工事:防草シート(デュポン ザバーン240)+6号白砕石、見切り材(プラエッジ35) |
| 価格帯(目安) | 280万円〜380万円 |
| 工期(目安) | 約4週間〜5週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 全面舗装のご希望を、目地の割り付けと段数の使い分けに置き換えた新築外構です。 |
| 担当プランナーコメント | 広い敷地では、素材を増やすより一つの素材を使い分けるほうが静かにまとまります。土間の目地とブロックの段数、この二つで場所の役割を決めました。 |
富士見市で広い敷地の外構をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。囲う『線』と割り付けの『目地』から、優先順位を一緒に整理します。