富士見市|黒い枕木と塗り壁が整える、車3台の二世帯モダン外構
二世帯分の門まわりを『一本の線』にそろえ、黒い枕木の『抜け』で視線を和らげた新築外構です

埼玉県富士見市。二世帯住宅の新築に合わせた、外まわり一式の工事です。玄関が2か所、車は大きめのものが3台。要素の多い敷地でした。
散らかりやすい条件だからこそ、まとめる線を先に決めました。無彩色でそろえた面をつくり、緑と赤葉だけを差し色に。引き渡し後すぐに暮らし始められるよう、工事の範囲も絞り込んでいます。
ご相談の背景
最優先は駐車でした。二世帯で車が3台、しかもいずれも大きめ。敷地に停められること自体が条件で、ここが決まらないと他が動かない状況です。
もうひとつは門まわりの整理。玄関が2か所ある以上、表札もポストもインターホンも2つずつ必要になります。分けたいけれど散らかしたくない、その落としどころが決めきれていませんでした。南側の角から室内が見えることへの不安も、初回からうかがっています。
ご要望
ご要望は、大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、車3台分の駐車スペースを全面コンクリートにすること。洗い出しは費用が上がることと、白い斑点が出る場合があることが気がかりとのこと。
ふたつ目は、二世帯分の門まわりをシンプルモダンにまとめること。塗り壁にするなら薄塗りで止めたい、宅配ボックスは不要、というご指定もいただいています。
三つ目は、視線対策と緑、そして照明。南側の角に目隠しを兼ねた壁、親世帯の玄関前にも目隠しを。シンボルツリーは1〜2本、建物の裏と犬走りは防草シートと砂利で仕上げたい、というご希望でした。
ご提案のポイント

門袖壁はH1600の薄塗り仕上げに。下地は重量ブロック8段の上に東洋工業のTY型枠ブロック プレーン150を重ね、その上から薄く塗って面を整えます。厚みで見せず、面の広さで見せる考え方です。
その壁の端部を、建物の基礎ラインに合わせました。門袖と建物が一直線に並ぶので、二世帯分の要素がすべて『一本の線』の上に乗ります。美濃クラフトの表札を2枚、LIXILのエクスポスト 口金タイプ S-1型を2口、インターホンを2か所。本来なら散らかる要素が、1枚の面に収まりました。
駐車スペースは、ご要望通り全面を土間コンクリートに。ただし、のっぺりさせないための割り方を用意しています。幅80mmの砂利スリットを通して3マスに等分し、刷毛引きと金鏝を使い分けて表情に変化を。洗い出しを使わずに、目地の割り付けだけで面を分けました。
親世帯の玄関前の目隠しは、パネル型のフェンスではなく角材を立て並べる形を選びました。ここはスペースが狭く、フェンスの基礎幅が確保できません。そこでLIXILの枕木材H2000(30×85)ブラックを24本、キャップ付きで建て込み。板と板の間の『抜け』が、閉じきらない目隠しをつくります。
植栽は、駐車の邪魔にならない角へ寄せました。株立ちのアオダモをH3.0で1本、足元にアオキ、コルジリネ、マホニアコンフューサ、オリヅルランをまとめ、割栗石で化粧。照明はLIXILの美彩 ローポールライトを2台、角形の透過型を選んでいるので光源が直接目に入りません。建物の裏と犬走りは、ザバーン240Gの防草シートに6号白砕石を敷き、お施主様支給の乱形石を飛び石として据えています。
完成した外構の見どころ

道路側から見ると、塗り壁の面、砂利スリットで割った土間、白い割栗石の植栽帯が一枚に収まります。明るいグレーと白と黒だけで構成した無彩色の景色。そこにコルジリネの赤葉が一点、差し色として効いてくれます。
玄関前は、24本の黒い角材が縦のリズムをつくる面。正面はふさぎながら、隙間からは光と風が抜けます。足元の白砕石に据えた乱形石が、そこだけ自然な表情を添えました。境界のブロックは既存の縁石の延長線に合わせ、天端をそろえて納めています。
暮らしの変化
大きめの車3台が、敷地の中にきちんと収まるようになりました。2,500mmずつの割り付けと砂利スリットが停める位置の目安になるので、日々の出し入れで迷いません。
視線の不安も、壁と植栽で和らぎました。建物の裏と犬走りは防草シートと白砕石になり、草取りの手間からも解放されています。二世帯で暮らすほど、日常の手間の差は積み重なります。
富士見市で、二世帯住宅の外構をご検討中の方へ
玄関が2か所ある家の外構は、要素の数がそのまま散らかりやすさになります。分けるところと、まとめるところを最初に決めておくと、仕上がりが静かに整います。富士見市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例も確認できます。門まわりや駐車まわりの実例を見たい方は、施工事例一覧も参考になります。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県富士見市 |
|---|---|
| 施工内容 | 境界工事:重量ブロック1段(既存縁石の天端合わせ)、基礎・掘削 門まわり工事:門袖壁H1600(東洋工業 TY型枠ブロック プレーン150)、薄塗り仕上げ、表札2基(美濃クラフト)、ポスト2口(LIXIL エクスポスト 口金タイプ S-1型)、インターホン2か所 駐車場・カースペース工事:土間コンクリート(刷毛引き・金鏝の使い分け)、幅80mmの砂利スリットで3マスに割り付け 玄関前の目隠し:LIXIL 枕木材H2000 30×85 ブラック 24本+専用キャップ アプローチ工事:お施主様支給の乱形石をモルタル施工 建物廻り工事:防草シート(ザバーン240G)+6号白砕石 植栽工事:アオダモ株立ちH3.0、アオキ、コルジリネ、マホニアコンフューサ、オリヅルラン、割栗石 照明・電気工事:LIXIL 美彩 ローポールライト2台、DC12Vトランス電源ユニット+スタンド柱 |
| 価格帯(目安) | 190万円〜260万円 |
| 工期(目安) | 約2週間〜3週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 駐車3台という譲れない条件を先に確定させ、残りの予算配分で門まわりと目隠しの仕様を決めた新築外構です。 |
| 担当プランナーコメント | 二世帯分の表札・ポスト・インターホンは、置き方を誤ると一気に散らかります。門袖壁の端部を建物の基礎ラインに合わせ、すべてを一枚の面に集約しました。玄関前は基礎幅の制約から角材の建て込みを選び、結果として縦のリズムと抜けが生まれました。 |
埼玉県富士見市で二世帯住宅の外構や複数台の駐車スペースをお考えの方は、停める位置の割り付けから一緒に整理します。お気軽にご相談ください。