施工事例

富士見市|木目の手すりと足元の灯りが寄り添う、黒でまとめた新築外構

富士見市|木目の手すりと足元の灯りが寄り添う、黒でまとめた新築外構

階段の手すりと『足元』の灯りが最優先。そこを軸に金物を黒へ寄せた新築外構です

埼玉県富士見市の施工事例|木目の手すりと足元の灯りが寄り添う、黒でまと

建物の引き渡しを待ってから着工した、新築の外構一式です。埼玉県富士見市、木造の戸建て。外壁は暗いトーン、サッシと窓枠は黒、玄関ドアは焦げ茶。軒裏には木目が入ります。

ご連絡のきっかけは、建築会社に描いてもらった外構イメージ図でした。ご自身が動画や雑誌で見た形をなぞっただけで、プロの目線が入っていない。もっといい考え方があるのでは、というご相談です。

ご相談の背景

敷地は前面道路より高く、玄関から道路へ下りる段差は動かせません。将来を見据えて奥行きをゆったり取りたい、手すりを付けたいというお考えを、最初からお持ちでした。

もうひとつは自転車です。ママチャリ3台、いずれ4台。ご相談の時点でお車はお持ちでなく、優先されたのは自転車を濡らさないことでした。しかも駐輪の位置は帰宅時に一番目につく場所で、道路から生活感が見えてしまう。三方に回る既存のブロック塀にも、風化と欠けが出ていました。

ご要望

大きく分けると3つありました。

ひとつ目は、階段です。段の奥行きをゆったり取り、手すりを添え、『足元』に明かりを入れること。「絶対に」と言い切られた、最優先の一点でした。

ふたつ目は、自転車。屋根で雨から守りながら、道路からは見えにくくすること。

三つ目は、色とトーン。かわいいよりかっこいい、シンプルなのにおしゃれ、やりすぎない。この三語がそのまま判断のものさしになりました。

ご提案のポイント

埼玉県富士見市の施工事例|木目の手すりと足元の灯りが寄り添う、黒でまと

色は黒へ集約しました。当初は明るいベースに黒を差す方向でしたが、配色を何通りか当てたところ、黒でまとめたほうが建物と一体になります。機能門柱、境界フェンス、サイクルポート、手すりの柱、照明のトランス電源柱まで、金物はすべてブラックで統一しました。

階段は3段のフローティング階段です。コンクリート下地に鉄筋D10を200mm間隔で組み、Landexのケコミ本体を納めて段を浮かせた見え方に。仕上げはINAXの大判タイル。3段すべての段裏へ、LIXIL 美彩のシームレスラインライトを納めています。

手すりはLIXILの歩行者補助手摺。階段のコンクリートが固まってから3か所をコア抜きし、埋込用の丸柱を立てて2スパン分の笠木を渡しました。柱は黒のまま、握る笠木だけをクリエモカの木目色に。玄関ドアの焦げ茶と軒裏の木目へ、ここで色を合わせています。

サイクルポートは三協アルミのFⅡミニをブラックで。建築会社の案は境界壁側から柱を立てる向きでしたが、建物と平行に振り直しました。道路から自転車が見えにくくなる向きです。屋根は建物基礎の出と支柱の干渉を避け、現場で2.2m切り詰め。前面には三協アルミ エルファードの縦格子スクリーンを一枚立てています。

金額を整える段階では、削る候補も並びました。奥側の植栽は落としてアオダモの株立ち1本と割栗石へ集約し、アプローチの東洋工業エクレルは全面敷きから中央のライン一本へ。一方で、表札を切り文字からシールに替える案と、階段の照明を3か所から2か所へ減らす案は、最終の打ち合わせで元へ戻しました。優先順位の一番上にあるものは動かさない、という判断です。

完成した外構の見どころ

埼玉県富士見市の施工事例|木目の手すりと足元の灯りが寄り添う、黒でまと

道路沿いの境界は、LIXILのハイグリッドフェンスUF8型をブラックで14.4m。傷みのあった既存ブロックへ1段積み足し、その上に載せました。閉じ切らず、心理的な仕切りだけを立てる。建物まわりに敷いた6号の白砕石が、黒い線を引き立ててくれます。

駐車と駐輪の床は、刷毛引き仕上げの土間コンクリート。道路との高低差は、乗り入れ部と駐車部で勾配を切り替えて処理しました。道路との際には地先ブロックを8.0m。単調になりやすい土間の中を、インターロッキングのラインが斜めに横切ります。

暮らしの変化

自転車は濡れなくなり、縦格子の一枚で道路からも見えにくくなりました。ポスト、表札、インターホン、宅配ボックスはLIXILの機能門柱FT一本にまとまります。

階段は幅をゆったり取り、笠木は握ると木の色。日が落ちてからは、段ごとの線状の明かりが『足元』を示します。庭は人工芝、建物の周囲は防草シートと白砕石で一周。手をかけずに保てます。

富士見市で、玄関まわりの段差と明かりをご検討中の方へ

段差は、埋められないなら見せ方と安全性で解くほうが確実です。段の奥行き、手すりの高さ、足元の明かり。この3つは後から足すと階段や土間を壊すため、早い段階で決めておくと無理がありません。

富士見市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例も確認できます。他の工種もあわせて見たい方は施工事例一覧をご覧ください。

施工概要

施工エリア 埼玉県富士見市
施工内容 境界工事:重量ブロック積み足し、地先ブロック、メッシュフェンス(LIXIL ハイグリッドフェンスUF8型 T-6)
玄関階段工事:フローティング階段造作(Landex ケコミ本体)、タイル貼り(INAX IPF-300)
手すり工事:LIXIL 歩行者補助手摺(丸柱ブラック+笠木クリエモカ)、コア抜き3か所
アプローチ工事:インターロッキング(東洋工業 エクレル)
駐車場・駐輪場工事:土間コンクリート刷毛引き、サイクルポート(三協アルミ FⅡミニ)、目隠しスクリーン(三協アルミ エルファード片面タイプ1型)
門まわり工事:機能門柱(LIXIL 機能門柱FT・宅配ボックス付)、切り文字サイン
庭工事:人工芝(メモリーターフ28mm)、花壇(東洋工業 フレリート120)
建物まわり:防草シート(ザバーン240G)+6号白砕石
植栽・照明工事:アオダモ株立ち、割栗石、LIXIL 美彩(シームレスラインライト・スパイクスポットライト)
価格帯(目安) 260万円〜350万円
工期(目安) 約3週間〜4週間
相談から完工までの特徴 最優先とされた階段の手すりと足元照明を軸に、配色と配置を決めた新築外構です。
担当プランナーコメント 先に譲れない一点を決めておくと、その後の判断がぶれません。今回は階段でした。金物を黒でそろえたのも、笠木だけ木目にしたのも、その一点を引き立てるためです。

富士見市で新築の外構をご検討中の方は、地域ページや関連の事例もご覧ください。何を最優先にするかが決まると、限られた枠でも景色は締まります。