富士見市|白い砂利の線が土間に映える、タイルデッキと黒い門柱の新築外構
土間の両端に砂利の『線』を通し、門柱と立水栓の『黒』で締めた新築外構です

埼玉県富士見市の新築住宅の外構工事です。前面道路が狭く、両隣の建物が近い細長い敷地で、高低差はほとんどありません。道路から玄関までの土間コンクリートと門柱、建物脇に回るタイルデッキと立水栓が今回の工事範囲です。
限られた間口をどう見せるか。面を増やさず、線と色数を絞る。その方針で全体を組み立てました。
ご相談の背景
建物は濃いグレー系のサイディングで、玄関ドアは濃い木目調です。打合せの初期に残る記録には、外構の方向性として「シックモダン」と書き留められています。門まわりは機能門柱を使う前提で、ポストの型も先に決まっていました。
もうひとつ比較されていたのが、掃き出し窓の前に設けるデッキの仕上げです。タイル仕上げとウッド仕上げ、2つのパターンを並べて検討されています。最終案ではタイル仕上げが選ばれ、面積も当初より広げる方向に動きました。
ご要望
最終の図面と発注内容から整理すると、ご要望は大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、門まわりの機能を1本の柱にまとめること。ポスト、宅配ボックス、表札、インターホンを集約し、玄関前に物を置かずに済む形にすることです。
ふたつ目は、窓の前を「使える床」にすること。洗濯物を干せて、室内からそのまま出られる高さにすることでした。
三つ目は、水を使える場所を2か所つくること。玄関側と庭側で用途が違うため、それぞれに立水栓と水受けを設けました。
ご提案のポイント

門柱は三協アルミの機能ポール「フレムス」ミドルタイプ(照明無し)を採用しました。色はカームブラック。ここにメール便ポストSMY-1、宅配ボックスSTBJ-MN1R、ガラス表札、インターホンを縦に積み上げています。柱1本で受け取りまわりが完結します。
土間コンクリートは18.7㎡。砕石50mmの上にコンクリート100mmを打ち、刷毛引きで仕上げています。そのうえで、土間の両端に細い砂利スリットを合計18m通しました。建物際と境界際に白い帯が走ることで、狭い間口に奥行きの『線』が生まれます。排水と土の取り合いを整理する実用的な役目も兼ねています。
図面では、この砂利スリットに「+9」のレベルが振られています。土間より約9mm高く納め、砂利がこぼれないようにするためです。設計GLに対して±0、+27、+50、+134、+248と、面ごとの高さを数cm刻みで指定しました。
タイルデッキはLIXILのライトスレート(外床タイプ600×300/LTS-5)。石目調のベージュからグレーの色味で、濃いグレーの外壁に対して床側を明るく振っています。OnlyOneのスラブサポーターで床を持ち上げ、コンクリート下地とCB下地で外周を組み、立ち上がりの垂直面まで同じタイルで巻きました。施工面積11.5㎡に対してタイルの数量が15.5㎡あるのは、この立ち上がり分です。デッキが「置いたもの」ではなく「造ったもの」に見えるのは、この巻き込みによります。
立水栓は2か所。玄関側はOnlyOneのジラーレW(補助蛇口付・マットブラック)に金彩水鉢を合わせ、洗車と散水の両方に使えるようにしました。庭側はジラーレのマットブラックに、水受けパンのSPRITスプリット タイプCを組み合わせています。門柱と立水栓を『黒』でそろえたことで、明るい土間と白い砂利に対して縦の要素だけが立ちます。
建物まわりの土の部分には、デュポンのザバーン防草シート350Gを敷き、6号砕石16.6㎡で押さえました。草取りの手間を先に減らしています。
完成した外構の見どころ

道路側に立つと、土間、砂利の帯、門柱、玄関ドアが一本の奥行きに並びます。使っている素材はコンクリートと砂利とタイル、そして黒い金物だけ。数を絞ったぶん、線の通りがそのまま景色になります。
デッキは目地がまっすぐ通り、立ち上がりの角までタイルで納まっています。足元のグレーチングは立水栓の水受けで、ステンレスの網目が黒い柱の足元を締めてくれます。
暮らしの変化
宅配ボックスが門柱に組み込まれているので、留守にしていても荷物を受け取れます。車を停めてから玄関に入るまでの動作が、柱1本の前で完結します。
デッキは、洗濯物を干す面としても、窓を開けて腰かける面としても使えます。掃き出し窓の高さに床がそろうので、室内からの続きとして扱える面です。玄関側の立水栓は補助蛇口付きなので、ホースをつないだまま手を洗えます。庭側にも水があり、デッキの掃除に水を運ぶ必要がありません。
富士見市で、間口の狭い敷地の外構をご検討中の方へ
間口の狭い敷地は、要素を足すほど窮屈に見えます。面を分けずに一枚で通し、細い線を1本入れる。それだけで奥行きの見え方は変わります。
富士見市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例も確認できます。規模の違う事例は施工事例一覧にもまとめています。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県富士見市 |
|---|---|
| 施工内容 | 駐車場・アプローチ工事:土間コンクリート刷毛引き18.7㎡、砂利スリット18m、掘削・残土処分 門まわり工事:三協アルミ 機能ポール フレムス ミドル(カームブラック)、メール便ポスト、宅配ボックス、ガラス表札、インターホン取付 庭工事(タイルデッキ):LIXIL ライトスレート 外床タイプ600×300、立ち上がりタイル巻き、OnlyOne スラブサポーター、下地工事 水まわり工事:立水栓2か所(OnlyOne ジラーレW/ジラーレ・マットブラック)、水受けパン2種、給排水施工 防草・仕上げ工事:デュポン ザバーン防草シート350G+6号砕石16.6㎡、桝調整 |
| 価格帯(目安) | 100万円〜140万円 |
| 工期(目安) | 約2週間〜3週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 間口の狭い敷地で面を分けず、砂利のスリットとタイルデッキの立ち上がりという2本の線で奥行きを出した新築外構です。 |
| 担当プランナーコメント | 素材を増やさないと決めたぶん、効かせどころは線の位置になります。土間の両端に砂利を通し、デッキは立ち上がりまで同じタイルで巻きました。門柱と立水栓を黒でそろえ、明るい床に縦の要素だけを残しています。 |
富士見市で、間口の狭い敷地の外構をご検討中の方はお気軽にご相談ください。敷地の寸法と水の流れを整理し、素材を絞ったご提案をいたします。