施工事例

ふじみ野市|広い間口を活かし、スロープと飛び石で整えた和モダンの門まわり

ふじみ野市|広い間口を活かし、スロープと飛び石で整えた和モダンの門まわり

広い間口を持て余さず、歩く道を二本つくった和モダン外構です

ふじみ野市の和モダン外構 夕景の全景

前面道路に対して間口が広く、玄関までは道路からゆるやかに上がる敷地。前面が通学路にあたり、朝夕は人の行き来があります。ふじみ野市エリアでご依頼いただいた、新築の外構工事です。

広い敷地は、そのまま埋めるとかえって散漫になります。今回は舗装で覆う面積をあえて絞り、『二本の道』——ゆるやかなスロープと階段——を主役に据えました。残した余白には割栗石と株立ちの木を置き、足元だけを照らす灯りを添えています。

ご相談の背景

家づくりの打ち合わせが進むなかで、外構についてはほとんど説明がないままでした。話が出たのは工事の期日が迫ってから。他社に頼んでもよいと言われて初めて、ご自身で探すことになったそうです。

もうひとつの不安は、費用の見当がつかないことでした。目安は伝えられていたものの、敷地が広いぶん本当に収まるのか分からない。加えて、ご実家のアプローチに苔が出ていたこと、駐車場のタイヤ痕が茶色く残るのを見てきたことから、きれいなのは最初だけではないか、という懸念もお持ちでした。数年後の見え方まで含めて考えたい——それが出発点です。

ご要望

大きく分けると3つありました。

ひとつ目は、玄関までの上がり方です。ベビーカーで訪ねてくるご友人がいること、自転車をそのまま玄関先まで上げたいこと。そしてこの先何十年と使う場所なので、無理なく歩ける幅と勾配にしておきたいということ。

ふたつ目は、和モダンで落ち着いたトーンにすること。木と格子がお好きで、色は暗めがよい。ただし全面をコンクリートで覆うのは避けたい。タイヤ痕や汚れが目立つのが気になる、とのことでした。

三つ目は、愛犬の居場所です。建物の裏をドッグランにして、散歩から帰ったら足を洗える場所を用意すること。ジャンプ力があるので、囲いの高さにも配慮してほしいというご要望でした。

ご提案のポイント

飛び石のように配置した大判インターロッキングのアプローチと浮かし階段

まず動線を二本に分けました。ゆるやかなスロープと、階段。急ぐ日は階段を、荷物やベビーカーがある日は坂を選べます。スロープは幅にもゆとりを持たせ、将来にわたって無理なく上がれる寸法に。

アプローチの床は、東洋工業のインターロッキング「ニュートペイブ」(1200×600・カラー ニュートダーク)を飛び石のように少しずつずらして配置。段差には同シリーズの「エルステップ」を合わせ、色をダークで揃えました。ダークを選んだのは、コンクリートに見えてしまうのを避けたかったからです。墨や硯のような質感が、和のトーンをつくってくれます。

玄関前の一段は、下を空かせた浮かし階段に。仕上げはLIXILのタイル「GRL-13」、段裏にはLIXIL美彩の「シームレスラインライト」を仕込みました。段板が宙に浮いて見え、正面からの表情が軽くなります。

門袖は、型枠ブロックの上にジョリパット(JP-100・ミーティア仕上)を塗った濃いチャコール。コテの跡が残る肌に、美濃クラフトのLED表札を細いバーごと留め、下から淡く照らしています。ポストと宅配ボックスはユニソンの「ヴィコDB100」(カラー マットブラック)。インターホンは道路から一歩内側に寄せて納めました。

駐車場とスロープは土間コンクリートの刷毛引き仕上げ。伸縮目地は黒い樹脂ではなく砂利スリットにして、コンクリートの面を細かく割りすぎないようにしています。舗装で埋めなかったところには割栗石を敷き、イロハモミジ、アオダモ、エゴノキ、ハイノキを株立ちで。手前から順に葉の色が変わって見えるように並べました。

完成した外構の見どころ

割栗石と化粧ブロックで構成した和モダンの門まわり

昼は、グレーの化粧ブロック(東洋工業「フレリート」)と白い砂利、そしてチャコールの門袖。色数を絞ったぶん、割栗石の陰影と株立ちのシルエットが際立ちます。前面の低い壁は視線を切りすぎず、通りからの見え方に抜けを残しました。

夜は、明るく照らしません。LIXILの行灯照明を足元に二基、表札の下に一本の帯、階段の段裏にもう一本。DC12Vのローボルトで、低い位置の光だけを置いています。『低い灯り』は、まぶしさを出さずに足元の安全を確保する方法でもあります。

暮らしの変化

人工芝のドッグランと目隠しフェンス、物置

建物の裏は、人工芝(メモリーターフAG20)を敷いたドッグランに。隣地側はタカショーのエバーアートウッド「千本格子」(カラー ナチュラルパイン)で囲い、視線をやわらかく遮りながら風は通します。立水栓はオンリーワンクラブの「ジラーレシャワーW」。下側にもシャワーが付くので、散歩から帰った足をかがまずに洗えます。

物置(イナバ「シンプリー」MJX-177EF・フランネルグレー)は、目隠しフェンスと高さを揃えて納めました。道路側からは目に入りません。駐車は普段の2台に来客用を足して3台分。ドアを開けても隣に気を使わない幅を確保しています。

ふじみ野市で、歩きやすい玄関まわりをご検討中の方へ

道路と敷地に高低差のある家は、ふじみ野市周辺でも珍しくありません。段数を減らすか、坂にするか、両方つくるか。正解は間口の広さと、そこで何年暮らすかによって変わります。まずは「毎日どこを通るか」から一緒に整理させてください。

ふじみ野市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例もご覧いただけます。自転車の置き場所まで含めて門まわりを整えた事例をお探しの方は建物と調和する門まわりとサイクルポートの事例を、車まわりを優先して考えたい方はカーポートを中心にまとめた事例もあわせて参考になります。

施工概要

施工エリア 埼玉県ふじみ野市
施工内容 門周り工事:造作門袖(型枠ブロック+ジョリパット JP-100 ミーティア仕上)、笠木(LIXIL)、LED表札(美濃クラフト)、ポスト・宅配ボックス(ユニソン ヴィコDB100 マットブラック)
アプローチ工事:インターロッキング(東洋工業 ニュートペイブ 1200×600 ニュートダーク)、階段(東洋工業 エルステップ)、浮かし階段(LIXIL GRL-13 タイル仕上・間接照明入)、スロープ(土間コンクリート 刷毛引き仕上)、化粧ブロック(東洋工業 フレリート グレー)
駐車場工事:土間コンクリート3台分(刷毛引き仕上・砂利スリット)
庭工事:人工芝(メモリーターフ AG20)、千本格子スクリーン・門扉(タカショー エバーアートウッド ナチュラルパイン)、境界フェンス(LIXIL フェンスAB TS2型 多段柱 ブラック)、物置(イナバ シンプリー MJX-177EF フランネルグレー)、立水栓(オンリーワンクラブ ジラーレシャワーW)
照明工事:行灯照明2基、シームレスラインライト(LIXIL 美彩)、DC12Vローボルト配線
植栽工事:イロハモミジ、アオダモ、エゴノキ、ハイノキ、ミツバツツジ、アオキ、ニューサイラン、割栗石、白砂利敷き
価格帯(目安) 450万円〜620万円
工期(目安) 約6週間〜8週間
相談から完工までの特徴 広い間口と道路からの高低差を、スロープと階段の二本立てで解き、舗装面積を絞って割栗石と株立ちの余白を残した和モダン外構です。
担当プランナーコメント この敷地でいちばん考えたのは、毎日どこを通るかということでした。舗装は増やすほど便利になるわけではありません。歩く場所だけを丁寧につくり、残りは石と緑に譲る。夜の灯りを低い位置に絞ったのも同じ考え方です。

ふじみ野市で外構工事をご検討中の方は、地域ページや他の施工事例もあわせてご覧ください。敷地の条件とご家族の暮らし方をうかがったうえで、ご提案をいたします。