東松山市|レンガ敷きの庭を来客用の一台分に。三色混合のインターロッキングで増設
レンガ敷きだった庭の一角を解体し、来客用の一台分を三色混合のインターロッキングで整えました

埼玉県東松山市の住まい。既存の駐車場の後方に残っていた、レンガ敷きの庭の一角が今回の場所です。ここへ来客用の一台分を足す、増設の工事でした。
取れる広さは十四・二平方メートル。車を一台入れれば、それでほぼ埋まる寸法です。この『一台分の面』をどう仕上げるかが、計画の中心になりました。
ご相談の背景
はじめにあったのは、来客時の駐車スペースの不足でした。既存の駐車場だけでは、車が増えたときに停める場所が残りません。使うのは来客時だけで、頻度は週にいちど以下という前提つきです。
つぎが、拡張予定地の状態です。仕上げはレンガ舗装が約九平方メートル、縁取りが約七・九メートル。敷かれたブロックはモルタルで固めておらず、地面に直置きの状態でした。
予定地に立っていた植木は四本。根ごと抜かなければ、車の重さを受ける下地はつくれません。境界の既存アルミ鋳物フェンスに目隠しをどう足すかも、同じご相談の中でした。
高低差も条件のひとつです。図面は四点で高さを押さえ、その幅は二百八十ミリ。平らな一面をつくるには、どこかでこの差を受け止める必要がありました。
ご要望
ご要望は、ご相談の時点で三点に定まっていました。
ひとつ目は、来客用に一台分を増やすこと。既存の駐車場の後方という場所も、はじめから決まっていました。
ふたつ目が、目隠しフェンスです。延長は六メートル、高さは一・八メートル。商品もLIXILのフェンスAB YS3型と、名指しのご希望でした。
三つ目は、決め方そのものについて。路面の素材はコンクリート、インターロッキング、レンガと候補を挙げ、予算感を比べて選びたいとのこと。フェンスも、既存を撤去するか残すかの二案を並べておられました。
ご提案のポイント

採用したのは、LIXILのフェンスAB YS3型。色はブラック+オーク、黒い柱と枠に木調オークの面材が納まります。高さ一・八メートルは上段T-6と下段T-8に割りました。
柱は六十×六十のT18多段柱を四本、独立基礎で自立させています。規格の二千ミリ三スパンには切詰め加工を入れ、現場の寸法へ詰めました。
床の前に、まず高さを受ける躯体です。エスビックのベスロック、色はモカを鉄筋入りのコンクリート基礎へ二段から三段、五・一メートル積みました。拡張部の高低差を受ける土留めです。
天端は、当初のモルタル均しから専用の天端ブロックへ。面を均すのではなく、一本の見切りとして線を通す納まりです。
そして床の素材です。土間コンクリートの刷毛引き仕上げと、インターロッキング。見積もりもパースも二本立てで用意し、仕上がりと金額を並べて見比べていただきました。
コンクリート案は、砕石百ミリの転圧にメッシュを入れ、型枠とスリットを添える構成。選ばれたのは、インターロッキング案でした。
インターロッキングでも、下地はコンクリートです。砕石百ミリの上に五十ミリを打ち、その上へ敷き込みます。週にいちどでも車が乗るので、沈みを抑える構成です。
舗装材は、エスビックのパエリア3156。当初はサフランの単色で十六平方メートルの計画でした。最終版でサフラン十二、サルディ三・五、ムエル〇・五平方メートルの三色混合に振り直しています。
地がサフラン、差し色がサルディ、ムエルはごく少量。粒の混ざり方で、光の受け方が変わります。
完成した外構の見どころ

見どころは、床の混ざり方です。サフランの地にサルディが散り、ムエルがひと粒ふた粒だけ効いています。近づくほど粒ごとの違いが見え、離れると一枚の面としてまとまります。
縁の処理も、この面の印象を決めます。舗装の端はベスロックの天端ブロックで受け、目地にはSBサンドのベージュを詰めて散水で締めました。
立ち上がりは、黒と木調のツートン。柱と枠のブラックが細く見え、オークの面材が横のラインを重ねます。二段に割ったぶん、一・八メートルでも壁のようには見えません。
もとはレンガ敷きと植木だった一角。いまは車が一台そのまま乗る『一台分の面』です。
暮らしの変化
いちばん変わったのは、来客のときの段取りでしょう。停める場所が決まっているので、当日に道路まわりを気にせずに済みます。
普段の見え方も変わりました。車のない日に残るのは、ただの舗装面です。三色を混ぜた床は、庭の側から見ても駐車場らしくなりません。
駐車ますに沿う目隠しフェンスは、延長六メートル。停めているあいだの視線をやわらげ、庭側の落ち着きも保ってくれます。
東松山市で、来客用駐車スペースの増設をご検討中の方へ
増設は、広さよりも決め方で変わります。同じ一台分でも、コンクリートで割り切るか、粒の集まりで面をつくるかで、見え方は変わります。
地域で多いご相談や他の事例は、東松山市の外構工事ページにまとめています。別の敷地条件での納まりは、施工事例一覧からお探しください。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県東松山市 |
|---|---|
| 施工内容 | 駐車場増設工事:既存レンガ舗装・縁取りの解体、植木4本の伐採・伐根、掘削・残土処分、下地コンクリート(砕石100mm+T50mm)、インターロッキング14.2㎡(エスビック パエリア3156/サフラン・サルディ・ムエル3色混合)、SBサンド(ベージュ)目地詰め、土留めブロック5.1m(エスビック ベスロック モカ/2〜3段) 目隠しフェンス工事:LIXIL フェンスAB YS3型 多段柱2段フェンス H1800×L6000(ブラック+オーク/上段T-6 8BGJ01KR・下段T-8 8BGJ02KR 各3枚)、多段柱60×60 T18(8BKP34BK)4本、独立基礎4箇所、切詰め加工共、既存アルミ鋳物フェンス撤去 |
| 価格帯(目安) | 120万円〜140万円 |
| 工期(目安) | 約2週間〜3週間 |
| 相談から完工までの特徴 | コンクリート舗装案とインターロッキング案を見積もりとパースの両方で示し、比べたうえで選んだ床を、最終版で単色から三色混合へ振り直した事例です。 |
| 担当プランナーコメント | 使う頻度が高くない場所ほど、使わない日の見え方が効いてきます。素材を二案並べたのは、金額と見え方を同じ土俵で比べていただくためでした。 |
東松山市で駐車スペースの増設をお考えの方は、いま庭にあるものと使う頻度からお聞かせください。『一台分の面』をどう仕上げるかで、選ぶ材料も納まりも変わります。