川越市|メッシュフェンスばかりの分譲地で、庭を『外から見えない部屋』にした新築外構
周りがメッシュフェンスばかりの分譲地に、『庭の部屋』をつくった事例です

分譲地の一画。ご相談の入口は、ひとつの迷いでした。庭を目隠しフェンスで囲いたい。でも、周りの家はどこもメッシュフェンスだけ。うちだけ囲うのは、やりすぎではないか。
結論として、囲いました。ただし全周ではありません。閉じる面と抜く面を分け、庭だけを『庭の部屋』として独立させています。外壁が黒とグレーのモダンな建物に合わせ、色も一段整理しました。
ご相談の背景
敷地の一辺は協定道路に面していました。幅は約2m。その中心線までがこちらの敷地で、通るのは実質的に裏の区画だけ。将来この道路が舗装される想定があり、境界の縁石をどう納めるかが決まりませんでした。
暮らしの不安も具体的でした。小さなお子様が、建物とフェンスの隙間から外へ出てしまわないか。夜、駐車場に出入りするのが暗くて怖い。近くに畑があり、風の強い日は土埃が溜まる。
そしてフェンスそのものへの迷い。建物が黒基調なのでフェンスも黒系にしたい。ただ、横張りと縦張りのどちらが似合うのか判断がつかない、というご相談でした。
ご要望
大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、庭を外から見えない場所にすること。ブロックの天端から約1.8mの目隠しフェンスを回し、門扉で閉じたい。
ふたつ目は、リビングと段差なくつながる庭。4人掛けのテーブルと椅子が置けるウッドデッキと、火が使えるスペース。子どもが遊べる人工芝の面も。
三つ目は、メンテナンスフリー。樹脂ではなくアルミ、天然木ではなく人工木。色褪せや腐食に手間をかけたくない。あわせて駐車3台と、夜の明かり。
ご提案のポイント

目隠しフェンスは、横ルーバーの「ダスクグレー」を選びました(LIXIL フェンスAB YL2型 T-12)。ご希望は黒でしたが、傷と汚れに強いマットな新色をご提案しています。門扉も同じダスクグレーで統一。門扉はフェンスより低くなるぶん、色を揃えないと段差が目立ってしまうためです。玄関側と道路側は、ブラックのメッシュフェンス(LIXIL ハイグリッドフェンスUF8型)。目立たない面はコストを抑えました。
この現場でいちばん細かい判断をしたのが、フェンスの向きです。ルーバーの化粧面を、道路側ではなく庭から見える側に向けて設置しています。柱も庭から見えない納まりにしました。毎日眺めるのは住む方だから、という理由です。
正面の植栽は、リビングの窓の前に寄せました。両サイドに目隠しとして散らすのではなく、窓のフレームを一枚の絵として考える。室内から見る景色と、庭で過ごす時間の景色が、同じものになります。玄関前には落葉樹のアオダモを1本。夏は葉が茂って窓の目隠しになり、冬は落葉して日射を通してくれます。
ブロックは4段積みとしました。当初は5段案でしたが、高すぎると死角になり、防犯上むしろ良くありません。駐車場側は1段に落とし、そのぶんを庭側に配分しています。
アプローチはインターロッキング(東洋工業 エクレル/クロムグレー)。水をほとんど含まないコンクリートを高圧プレスして成形するため、あえて凹凸が残ります。タイルより施工コストが抑えられ、下地にコンクリートを打つのでズレも起きにくい。
完成した外構の見どころ

ウッドデッキ(YKK AP リウッドデッキ200Tタイプ)は、高さをH400〜550に設定しました。設計GLに対して、リビングの床とほぼフラット。掃き出し窓からそのまま庭に出られます。
人工芝とデッキの取り合いでは、デッキ際に砂利が残らないよう、芝側の割り付けに合わせてデッキ位置を調整しました。ただし水抜きのため、際にはわずかな隙間を残しています。
室外機の置き場だけは、コンクリートではなく砂利です。ドレンの水でコンクリートが黒ずむのを避けるため。窓の下への設置も、見た目の理由で避けました。
暮らしの変化
門扉が付いたことで、お子様が勝手に外へ出てしまう心配がなくなりました。当初いちばん大きかった不安が、構造で解けています。
庭は、外から見えない部屋になりました。周囲がメッシュフェンスだけの住宅地で、ここだけ視線が抜けません。夕方はデッキで過ごし、脇のスペースで火も使える。アルミ、人工木、人工芝、防草シート。塗り直しと草取りの手間は、ほとんど残していません。
川越市で、庭を目隠ししたい方へ
周りが囲っていないから自分も囲えない、ということはありません。全周を同じ高さで塞ぐと閉塞感が出ますが、面ごとに役割を分ければ、圧迫感を出さずに『庭の部屋』はつくれます。フェンスの向きひとつでも、庭の見え方は変わります。
川越市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例も確認できます。人工芝の庭を検討中の方はお子様が遊べる人工芝の庭の事例、駐車スペースの取り方で悩んでいる方は変形地を活かした駐車場の事例も参考になります。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県川越市 |
|---|---|
| 施工内容 | 駐車場工事:土間コンクリート刷毛引き30.1㎡、砕石敷き26.8㎡、伸縮目地 門まわり工事:片開き門扉(LIXIL 門扉AB YS1型 600×1,200/ダスクグレー)、機能門柱・表札(お施主様支給品の設置)、インターロッキング10.8㎡(東洋工業 エクレル/クロムグレー) 境界・フェンス工事:重量ブロック4段積み、目隠しフェンス25.2m(LIXIL フェンスAB YL2型 T-12/ダスクグレー/家側表設置)、メッシュフェンス15m(LIXIL ハイグリッドフェンスUF8型 T-8/ブラック)、地先ブロック 庭工事:ウッドデッキ12.5㎡(YKK AP リウッドデッキ200Tタイプ H400〜550)、独立式ステップ、人工芝下地47.9㎡(再生砂+防草シート) 植栽工事:アオダモ株立、ソヨゴ株立、マホニアコンフューサ、ニューサイラン、カレックス、割栗石 建物廻り:6号石灰+防草シート16.7㎡ 外構付帯:物置設置(お施主様支給品)、立水栓・ガーデンパン設置 |
| 価格帯(目安) | 380万円〜500万円 |
| 工期(目安) | 約5週間〜8週間(先行工事を含む) |
| 相談から完工までの特徴 | 周囲がメッシュフェンスだけの分譲地で、閉じる面と抜く面を分け、庭だけを独立したプライベート空間として仕上げた新築外構です。 |
| 担当プランナーコメント | 目隠しフェンスは、道路側から見られる面が表になりがちです。ただ、この庭を毎日眺めるのは住む方です。だから化粧面を庭側に向け、柱も庭から見えないように納めました。植栽をリビングの窓前に寄せたのも同じ考え方で、いちばん長く目に入る角度から決めています。 |
川越市で庭の目隠しやウッドデッキを考えたい方は、地域ページや関連事例もあわせてご覧ください。周囲の家並みと、ご自身の過ごし方のどちらを基準にするかで、答えは変わります。