川越市|物置と駐輪場をひとまとめに。10年手をかけない建て替えの外構
物置と駐輪場を『ひとまとめ』にした、建て替えの外構です

建て替えのご相談でした。空き家を解体して新築し、外構が仕上がってから引っ越す。そういう段取りの現場です。
いちばん最初にいただいた言葉が、方針を決めました。シンプルでメンテナンスがいらない家にしたい。今お金がかかっても、10年間何もしなくていいなら、その提案を尊重する。ここを軸に、置くものを『ひとまとめ』に整理していきました。
ご相談の背景
外構のイメージは、まだ固まっていない状態でした。知識も乏しいので、提案を見てから足し引きしたい。そんな出発点です。
具体的な困りごとは、いくつもありました。雑草をなるべく生やしたくない。塀がないので、ゴミネットを括りつける場所がない。自転車を雪で潰れない環境に置きたい。玄関の階段が、雪の日にタイルで滑る。将来、年を重ねてからの上り下りも気になる。
技術的な悩みもありました。駐車場の地面の高さが、建築確認の基準にわずかに引っかかる可能性がある。既存の境界ブロックを一段カットするか、積み直すか、判断がつかない。
ご要望
大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、メンテナンスフリーを最優先にすること。樹木の管理が苦手なので植栽は最小限、雑草対策はいちばん重視したい。
ふたつ目は、車3台分と自転車4台、そして物置を、動線ごとにまとめること。1台はワンボックスなので、リアハッチが開く奥行きが要ります。
三つ目は、門まわりだけは個性を出すこと。目立つ、色のあるポスト。宅配ボックスは鍵ではなく暗証番号式で、家族の誰でも取り出せるものを。
ご提案のポイント

最初はサイクルポートを提案していましたが、途中で物置と自転車置き場が一体になった製品(タクボ物置 Mr.ストックマン プラスアルファ TP-33R22)に切り替えました。倉庫、駐輪、ゴミ置き場の位置関係をまとめたい、というご要望に対して、こちらのほうが素直に応えられるからです。
置き方にも決めごとがあります。道路から約50cm引き込み、建物からは60cm〜1m離す。将来、外壁を塗り替えるときに足場を落とせる寸法です。ついでに、正面から自転車が丸見えにならない目隠しにもなってくれます。輪番で回ってくるゴミ当番のとき、ネットを括る場所もここで解決しました。
色は、建物に寄せるのではなく少し明るく振りました。パースで見比べ、化粧ブロックと階段まわりをグレー系からキャメル系へ。物置の扉色は、玄関ドア(キャラメルチーク)に近いブラウンです。
境界は、あえて触っていません。既存のブロックが隣家側の土留めを兼ねており、撤去すると隣地の土が崩れます。全面積み直しはせず、庭側の土留めと階段だけを新設しました。
門まわりは既製品の組み合わせです。造作の門柱は、壁をつくる手間だけで一般的なものの数倍になります。そのぶんを、赤いポスト(積水デザインワークス ボビカーゴ+ボビラウンド/ボルドー)と真鍮の表札柱に配分しました。
完成した外構の見どころ

表札柱には電気工事を入れ、明暗センサーとトランス電源を柱に埋設しました。暗くなれば自動で点き、タイマーで消える。帰宅したときに、手をかけずに足元と表札が明るくなってくれます。
道路の側溝には渡り石を据え、玄関階段は一段追加しました。雪の日と、将来の上り下りへの備えです。ただし、本体工事の階段と追加した階段は完全には結合できません。クラックが入る可能性があることは、図面の段階でお伝えしています。
図面には「立水栓部分はメンテナンスのため砂利にするのがお勧め」という注記も入れました。仕上げてしまうより、あとで手が入る形にしておくほうがいい場所があります。
そして、敷地内の畑はそのまま残しました。お父様の家庭菜園です。整地だけして、これまでどおり続けられるようにしています。
暮らしの変化
車3台と自転車4台、物置が1か所に収まりました。屋根の下に自転車が入り、横殴りの雨からも守られます。
建物のまわりは防草シートと砕石、掃き出し窓の下は犬走りのコンクリート。草取りの手間は、ほとんど残していません。「10年間何もしなくていい」という最初のご要望に、素直に効いてくる部分です。
門まわりは、白っぽいグレーの外壁とキャラメルチークの玄関ドアの間で、ボルドーのポストと真鍮ゴールドの表札が効いています。表札の裏面には、新築の年を刻みました。
川越市で、建て替えの外構をご検討中の方へ
置きたいものが多いときは、ひとつずつ場所を決めるより、まとめられるものを先に探すほうが早く片づきます。物置と駐輪場のように、1つの製品で2つの役割を持てるものもあります。
境界も、全部を作り直す必要はありません。隣地の土留めを兼ねているブロックは、触らないことが正解の場合もあります。
川越市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例も確認できます。駐車スペースの取り方で悩んでいる方は変形地を活かした駐車場の事例、既存の外構を活かしながら手を入れたい方は雑草対策を中心にした前庭のリフォーム事例も参考になります。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県川越市 |
|---|---|
| 施工内容 | 駐車場工事:土間コンクリート刷毛引き57.4㎡(砕石C40-0 100mm転圧+メッシュ+コンクリート100mm)、伸縮目地11m 門まわり工事:宅配ボックス(積水デザインワークス ボビカーゴ/ボルドー)、ポスト(ボビラウンド/ボルドー)、真鍮の表札柱(メリピラリ+真鍮ピート)、門灯用自動点滅器(Panasonic スマート電子消灯タイマ付EEスイッチ)、トランス電源用スタンド 玄関まわり工事:階段1段追加(重量ブロック+タイル張り/タイルはお施主様支給品) 境界・土留め工事:重量ブロック積み4.8m、化粧ブロック土留め5.8m(東洋工業 コード120型/キャメル・グレーベージュ)、階段コンクリート 庭工事:犬走りコンクリート6.0㎡、整地28㎡ 建物廻り:6号砕石+防草シート22㎡(デュポン ザバーン240G)、見切り材 道路工事:渡溝板(渡り石)設置 外構付帯:物置+自転車置き場一体型(タクボ物置 Mr.ストックマン プラスアルファ TP-33R22/ブラウン/間口3,347×奥行2,495) |
| 価格帯(目安) | 240万円〜320万円 |
| 工期(目安) | 約3週間〜4週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 「10年間手をかけなくてよいこと」を最優先に、物置・駐輪場・ゴミ置き場を1か所にまとめ、雑草対策を全面に入れた建て替えの外構工事です。 |
| 担当プランナーコメント | ご要望が「メンテナンスフリー」に振り切っている場合、装飾を足すより、置くものの数を減らすほうが効きます。物置と駐輪場を1つにまとめ、境界は触らない。そのぶんを門まわりの1点に寄せました。表札の裏に新築の年を入れたのは、10年後に見返す場所をつくっておきたかったからです。 |
川越市で建て替えの外構を考えたい方は、地域ページや関連事例もあわせてご覧ください。既存の境界をどこまで作り直すかは、隣地との関係で変わります。