施工事例

新座市|既存の庭木と灯篭を残し、高さを揃えて広い土間でつないだ和モダン外構

新座市|既存の庭木と灯篭を残し、高さを揃えて広い土間でつないだ和モダン外構

この事例を一文で言うと、既存の庭木と灯篭を残し、高さだけを揃えた外構です

新座市の外構施工事例|ガレージ側からの全景

埼玉県新座市。前面は幅のある都市計画道路で、歩道にガードレールとバス停が並びます。600㎡を超える敷地に新築されるタイミングでのご相談でした。

敷地には庭石と石灯篭、玉散らしの常緑樹、みかんやドウダンツツジ。時間をかけて育ってきた庭が、すでにありました。テーマは『残す』と『揃える』の二語です。

ご相談の背景

ご相談は、引渡し日が見えてきた秋。引渡しと同時に車をガレージへ入れたい、というご事情がありました。外構側の役目は、その日までに車が停められる面を用意することです。

一方、既存部分には細かな不具合も。引戸門扉のレールに水が溜まって流れない。区画を仕切るオレンジ色のプラスチック板が、庭から浮いている。別の会社が増築したエリアのブロックが高く、段差が目立つ。土のままの場所も多く、雨のあとは足元が心もとない状態でした。

ご要望

いただいたご要望は、大きく分けると3つありました。

ひとつ目は、既存の樹木・芝・化粧ブロックを活かしながら整えること。作り直すのではなく、あるものを残す前提で図面を組んでほしい、というご希望です。

ふたつ目は、高さを上げすぎないこと。土間の天端を上げると植栽帯の土があふれます。増築部分のブロックも、同じ高さを踏襲せず3分の2ほどに抑えたいとのご指定でした。

三つ目は、駐車と車の出入りを最優先で確保し、夜の見え方まで作ること。アプローチは滑りにくい仕上げに、というご要望も添えられていました。

ご提案のポイント

新座市の外構施工事例|擬木ボーダーで縁取った植栽帯と土間・砕石スリットの取り合い

骨格は土間コンクリート。1期で約139㎡を打設し、駐車と回遊の面をつなげました。一枚張りにはせず、幅80mmの6号砕石スリットで割り付け。ひび割れを逃がす縁切りであり、白い面が単調にならないためのリズムでもあります。

縁取りはニッコーエクステリアの擬木両面5連 D-1(くぬぎ)と擬木杭 A-10。色は既存の化粧ブロックに合わせました。ドウダンツツジの前は1段だけに抑え、木の姿を隠さない高さに。既存の仕切りは形を変えず、素材だけを置き換えています。

組積は大竹産業(EXDECO)のバーナーズキューブ ハイ 3丁掛け。横と縦の据付を使い分け、既存の庭石と並べても浮かない表情に。プラスチック板の仕切りも、同じ形のままピンコロへ。

アプローチには東洋工業のワンユニオンペイブ 300×300×60(クールグレー)を約16㎡。下地はコンクリートの粗打ち、目地にはジョイサンド。動かない、滑りにくい。ご要望への答えは、仕上げ材ではなく下地の仕様で用意しました。

灯りはLIXILの美彩 ローポールライト 角型/透過型 H400(ブラック)を4基。配置は図面段階で確定させています。カーポートは意図的に2期へ分け、LIXILのネスカR 30-57型 ロング柱 H22(ブラック/ポリカ クリアブラウン)を後から設置。

既存への手当ても。水の溜まる引戸レールは一部をカットして水みちを通し、傾いていた石灯篭は土台を造り直して据え直しています。

完成した外構の見どころ

新座市の外構施工事例|夜景

昼は、白い土間と黒い砕石スリットのコントラスト。くぬぎ調の擬木とグレーの平板が加わり、素材の違いで表情がつきます。刈込も庭石も灯篭も以前と同じ位置のまま。新築でありながら、もとからあった庭の続きに見えます。

夜はローポールライト4基の受け持ち。透過型のシェードは光をぶつけず、足元をなぞる程度。庭木の陰影と灯篭のシルエットが残り、点々と続く灯りが歩く先を静かに示してくれます。

暮らしの変化

引渡しの日から、車はそのままガレージへ。フラットな土間が敷地の奥までつながり、切り返しにも庭への回り込みにも余裕があります。プランター置き場はあえて土間を抜き、6号砕石で仕上げました。

2期で加わったカーポートにより、雨の日の乗り降りは屋根の下で完結。翌年には既存のツツジを植え替え、ボックスウッドを迎えました。『残す』を軸にした外構は、少しずつ手を入れて育てる暮らしとも相性のよい形です。

新座市で、既存の庭を活かした外構をご検討中の方へ

すでに庭木や塀がある敷地では、どこまで壊すかより、どこを残すかから考えたほうが、費用も収まり風景も自然になります。高さを『揃える』、素材だけ替える、傾きを直して据え直す。その積み重ねが新旧の境目を消します。新座市の外構工事ページでは、地域で多いご相談やほかの事例もご覧いただけます。

玄関まわりから優先して考えたい方は玄関アプローチを主役にした事例、高低差から整えたい方は高低差のある敷地を土留めから整えた事例も参考になるかと思います。

施工概要

施工エリア 埼玉県新座市
施工内容 解体・撤去工事:既存擬木ブロック、既存引戸レール・既存土間のカッター工と解体撤去
境界・組積工事:バーナーズキューブ ハイ 3丁掛け(大竹産業 EXDECO)、擬木両面5連 D-1 くぬぎ・擬木杭 A-10(ニッコーエクステリア)、重量ブロックC120
駐車場・土間工事:土間コンクリート 約139㎡、6号砕石スリット(幅80mm)
アプローチ工事:ワンユニオンペイブ 300×300×60 クールグレー(東洋工業)+ジョイサンド、リサイクルエッジ
庭・植栽工事:天然芝「筑波姫」貼り、客土均し、既存石灯篭の据え直し、ボックスウッド植込み(翌年)
照明工事:美彩 ローポールライト 角型/透過型 H400 ブラック(LIXIL)4基、トランス電源ユニット、配線・配管
アルミ工事(2期):カーポート ネスカR 30-57型 ロング柱 H22(LIXIL/ポリカ クリアブラウン)
価格帯(目安) 380万円〜500万円
工期(目安) 約4週間〜6週間
相談から完工までの特徴 土間を1期で仕上げて引渡し日から車を使えるようにし、既存の庭木・化粧ブロック・灯篭を残しながら高さと素材だけを整えた事例です。
担当プランナーコメント すでに庭のある敷地では、新しく足すものを主役にしないほうがうまくいきます。擬木もブロックも既存の色に寄せ、土間の天端も現状のまま。手を入れた場所が目立たないことを目標にしました。

新座市で既存の庭木や塀を活かした外構をお考えの方は、地域ページや関連事例もあわせてご覧ください。残すものと替えるものの線引きは、現地で高さを測りながら決める部分です。まずは今ある庭の見どころを一緒に確認するところから始めさせてください。