
さいたま市浦和区にお住まいのU様からご相談をいただいたのは、新築のお住まいのお引き渡しが近づいてきた頃でした。当初のプランはあったものの、建物の基礎がだんだんと出来上がってくる様子を見て、U様はいくつかの点でご不安を感じていらっしゃいました。
「図面で見るよりも、玄関ポーチが思ったより高い気がして…。今の二段の階段計画で、毎日の昇り降りは本当に楽なのかな?」
現地を拝見した私も、確かに、と思いました。基礎の見え高が約80cmあり、そこから計算すると、二段では一段あたりの高さ(蹴上げ)が約17cmになってしまいます。これは、特に荷物を持っている時や、ご年配の方には少し負担に感じられる高さです。
そこで私たちは、階段を三段に変更することをご提案しました。三段にすることで一段の高さは約14cm弱となり、一歩一歩の負担がぐっと軽減されます。「楽な方がいいかな」というU様の想いに、しっかりと応えるプランです。
「それなら安心ですね」とU様。さらに、階段の横幅が広い設計だったため、安全性を高めるために手すりを中央にも追加し、どちらからでも安心して昇り降りできるよう配慮しました。

U様のご要望は、安全性だけでなく、デザインや日々の暮らしの利便性にも向けられていました。
当初はフレームデザインの「FS」タイプをご検討でしたが、打ち合わせを重ねる中で「FT」タイプへのお気持ちが強くなっていました。
「室外機がちょうど隠れるし、これからの時代、やっぱり宅配ボックスはあった方がお得ですよね」
U様のおっしゃる通り、「FT」は宅配ボックスが組み込まれており、スリムながら機能的。インターホンが道路側を向くため来客応対もスムーズです。U様が選ばれた白色の本体が、建物の雰囲気にも柔らかく溶け込みます。
アプローチに敷く素材は、サンプルをお持ちして実際に触っていただきました。
「雨の日に滑らない方がいいかな。この『プラーガ』の手触り、なんとなく良さそう」
U様が選ばれたのは、東洋工業の「プラガブリック(プラドオレンジ)」です。温かみのあるオレンジ色で、自然な色ムラが表情豊かなアプローチを演出してくれます。
ただ、U様にはもう一つ大きな懸念が。「このあたり、ゲリラ豪雨で道路が冠水することがあって…砂利が流れたりしないか心配なんです」。
私たちは、砂利が流出しにくいよう、コンクリートの土間よりもあえて数センチ下げて砂利を敷く施工方法をご提案。重さのあるしっかりとした石を選定することで、U様の不安を解消しました。
プランニングの過程で、U様のライフスタイルがより具体的になるにつれ、計画も柔軟に変化していきました。
「家の中を整理する目処がついたので、やっぱり物置はやめようと思います」
そうお話しくださったU様。そして、物置をなくして空いた南側の日当たりの良いスペースを見て、新しいアイディアが生まれました。
「外水栓もあるし、ここに鉢植えを置いたりできたらいいな…。あ、ミニ花壇とか作れますか?」
「ぜひ作りましょう!」と、私たちも嬉しくなりました。ウッドデッキのラインに沿わせる形で、かわいらしいレンガ調のミニ花壇を計画。
「スナップエンドウとか植えたいな」と、U様の夢が膨らみます。物置という「モノの置き場所」が、植物を育てる「コトを楽しむ場所」に変わった瞬間でした。
U様、この度は大切なエクステリア工事を埼玉外構にお任せいただき、誠にありがとうございました。
打ち合わせの中で特に印象に残っているのは、U様が物置をなくし、ミニ花壇を作りたいとお話しされた時の、とても楽しそうな笑顔です。エクステリアは「家を囲うもの」であると同時に、「暮らしを豊かにするもの」だと改めて感じさせていただきました。
「ハイノキの手入れは大変かな?」とご心配されていましたが、成長が穏やかで育てやすい樹種ですので、きっとご家族の成長と共に、優しくお住まいを彩ってくれることと思います。
安全になったアプローチ、便利になった機能門柱、そしてこれからたくさんの楽しみが待っているミニ花壇。U様の新しい暮らしが、より一層豊かで素敵なものになりますよう、心より願っております。
さいたま市浦和区でエクステリアをご検討中の方は、ぜひお気軽に埼玉外構にご相談ください。お客様一人ひとりの「不安」に寄り添い、「理想」を形にするお手伝いをさせていただきます。
| 項目 | 内容 |
| 施工エリア | さいたま市浦和区 |
| お客様 | U様 |
| 施工内容 | アプローチ(階段・手すり・インターロッキング)、機能門柱(宅配ボックス付)、ウッドデッキ、ミニ花壇、植栽(シンボルツリー)、砂利敷き、照明(ローポールライト) |
| 価格帯(目安) | 136万円~ |
| 工期(目安) | 約1週間〜2週間 |
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