T様のご要望は、大きく分けて3つありました。
私たちは、これらのご要望をすべて叶えるため、素材選びと空間設計にこだわりました。
まず、最大の課題であった「宅配便の受け取り」については、ユニソンの「コルディア100ライト」をご提案。大容量の宅配ボックスとポストが一体型になっており、留守中も安心して荷物を受け取れます。これを組み込む門袖には、タカショーの「アヴェルサ」タイルを使用。600角の大判タイルが、重厚感と高級感を演出します。
また、玄関アプローチにも同じ「アヴェルサ」タイルを採用し、空間に統一感を持たせました。カースペースには、コンクリートの無機質さを和らげるため、東洋工業の「エクレル」というインターロッキングをアクセントに。デザイン性だけでなく、雨の日の水はけも考慮した設計です。
プライバシー対策として建物周りに設置したのは、LIXILの「フェンスAB YS3型」。横スリットデザインが視線を程よく遮りながらも、光と風を通します。
プランニングで特にこだわったのが、玄関ポーチの「フローティング階段」です。
「玄関ドアを開けたときに、他にはない特別な空間にしたい」というT様の想いを受け、私たちは蹴込み（けこみ）部分を奥まらせ、階段が宙に浮いているように見せるデザインをご提案しました。
打ち合わせでは、タイルの色味や植栽のバランスについて、T様と何度もシミュレーションを重ねました。「アオダモの株立ちをシンボルツリーにして、足元には割栗石と下草で自然なロックガーデン風にしたい」というご意見をいただき、私たちも「それなら照明はLIXILの『美彩』を使い、アオダモを下から照らして影を壁に映しましょう」とご提案。
お互いのアイデアを出し合い、細部までこだわり抜いた結果、昼の顔も夜の顔も楽しめる、T様だけの特別なプランが完成しました。
この度は、数ある外構会社の中から埼玉外構にご依頼いただき、誠にありがとうございました。
T様ご夫婦と二人三脚で、一つひとつこだわりを形にしていく過程は、私にとっても非常に楽しく、充実した時間でした。
特に、照明が灯った瞬間、「想像していた以上に格好良い！」とT様に喜んでいただけたことが、何よりも嬉しく心に残っております。
ご不在時も安心の宅配ボックス、プライバシーを守るフェンス、そして毎日を彩るモダンなデザインと植栽が、T様のこれからの暮らしをより豊かで快適なものにしてくれることを願っております。
お引き渡し後、お庭のことで何かお困りごとがございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。今後とも末永いお付き合いをいただけますと幸いです。
| 施工内容 | 詳細 |
| お客様 | さいたま市 T様 |
| 施工内容 | 門袖（タイル、宅配ボックス、表札）、アプローチ（タイル）、カースペース（土間コンクリート、インターロッキング）、境界工事（化粧ブロック、フェンス）、建物廻り（目隠しフェンス、防草シート、砕石）、玄関ポーチ（フローティング階段）、植栽工事（シンボルツリー、下草、割栗石）、照明工事（スポットライト、ラインライト） |
| 使用素材 | 門袖タイル：タカショー アヴェルサ
宅配ボックス：ユニソン コルディア100ライト 目隠しフェンス：LIXIL フェンスAB YS3型 植栽：アオダモ、マホニアコンヒューサ 他 照明：LIXIL 美彩 |
| 価格帯（目安） | 190万円万円 |
| 工期（目安） | 約2週間〜3週間 |
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