ふじみ野市|円形のピンコロ花壇と立ち上げ花壇、二つの高さで整えた庭リフォーム
この事例を一文で言うと、庭木を選んで残し、二つの高さの花壇と天然芝で組み直した庭リフォームです

埼玉県ふじみ野市。門まわりや駐車場には手を付けず、庭だけを整えるご依頼です。芝は雑草に押され、庭木は伸び、手入れの範囲を超えつつある状態でした。
すべて撤去して作り替えるのではなく、育った木を4か所残す。そのうえで、低い円形花壇と立ち上げ花壇という『二つの高さ』を庭の中につくる。方針はこの2つに絞りました。
ご相談の背景
最初のご相談は、芝と雑草をなんとかしたい、というものでした。抜いても追いつかず、芝と雑草の境目が分からなくなっていた地面。伸びた庭木も含めて、庭全体を仕切り直す必要がありました。
現地調査で伺ったご希望に、花壇を作りたい、できれば少し高さを出したい、というひと言があります。当初のご予算はおよそ20万円。結果から言えばこのひと言が計画を動かし、ご相談のうえ当初予算の倍以上をかけて、立ち上げ花壇まで作ることになりました。
ご要望
いただいたご要望は、大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、雑草に負けている庭を、手入れできる状態に戻すこと。伸びすぎた植栽の伐採・伐根を含む、庭の土台からの整理です。
ふたつ目は、花壇を作ること。それも地面と同じ高さの縁取りではなく、少し高さのある花壇にしたいというご希望でした。このひと言が、後の設計の軸になります。
三つ目は、地面は天然芝にすること。冬は枯れ色になること、春から秋は年4回ほど刈ること、水はけを保つエアレーションが要ること。手入れの実際を先にご説明したうえで、それでも天然芝を、というご選択でした。
ご提案のポイント

まず決めたのは、切る木と残す木の線引きです。伸びすぎた植栽は伐採・伐根して処分し、状態のよい既存植栽は4か所そのまま残しました。支柱の付いた木は支柱ごと残し、ピンコロを支柱の外側に回すか内側に回すかまで、1か所ずつ図面で指示しています。育った木を骨格に使うと、完成したその日から庭らしく見えるためです。
花壇は『二つの高さ』で作り分けました。低いほうは、東洋工業のピンコロ「Vホワイト」を円形に並べた縁取り。残した木の足元を囲う植栽枡で、立ち上がりは地面から数センチに抑えています。高いほうは、レンガ調の化粧ブロック、東洋工業「グラヴィブリックウォール・Gダイオ」。2段積みと4段積みの2列を基礎から立ち上げ、天端は笠木で納めました。
立ち上げ花壇の高さは、感覚で決めていません。2段積みは既存の犬走りと同じ高さに、4段積みは既存の境界壁と同じ高さに。もともと庭にあった水平線に天端をそろえているため、後から足したのに、新しい段差の線が庭に増えません。図面に2行だけ書かれた高さの指定ですが、この事例でいちばん効いている部分です。
土も入れ替えています。伐根した跡と花壇の中に、赤土を約4.8立米。植物を植えられる土に戻してから、地面に天然芝「筑波姫」を約11.6平米張りました。葉の細かい高麗芝系の品種です。円形の縁取りに100角の小さなピンコロを選んだのにも理由があり、ピースが短いほど曲線がなめらかにつながります。
完成した外構の見どころと暮らしの変化

残した木が、そのまま庭の主役になりました。ピンコロの円で囲われた足元だけ土が見え、木が植わっている場所がはっきり分かります。かたわらでは既存の花木が白い花を咲かせ、整え直した庭に馴染んでくれます。更地にしてから作った庭とは、完成した日の風景が違います。
立ち上げ花壇は、腰を深くかがめずに手が届く高さです。少し高さを出したいというご要望が、そのまま段数になりました。しゃがんで手入れする円形の枡と、立ったまま土に触れる立ち上げ花壇。雑草に取られていた面積が、芝・花壇・植栽枡に整理され、手入れの対象と範囲がはっきりします。
天然芝は、季節で表情を変える地面です。完工写真の撮影は3月中旬で、冬枯れの色から緑へ戻り始める直前の時期。枯れることも刈り込みの手間も、工事の前にお伝えしたうえでのご選択です。季節が動く庭を、分かって選んでいただきました。
ふじみ野市で、庭のリフォームをご検討中の方へ
荒れてきた庭には、全面を舗装や人工物で覆う方法もあれば、この事例のように残す木を決めて組み直す方法もあります。新しく作るものの高さを既存の高さに合わせるだけで、仕上がりの馴染み方は大きく変わります。ふじみ野市の外構工事ページでは、地域で多いご相談やほかの施工事例もご覧いただけます。
庭で過ごす場所づくりから考えたい方はタイルテラスで庭を整えた事例、高低差のある動線にお悩みの方はスロープと飛び石で高低差を解いた事例も参考になるかと思います。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県ふじみ野市 |
|---|---|
| 施工内容 | 解体工事:既存植栽の伐採・伐根、処分1.5㎥ ※状態のよい既存植栽4か所は残置 花壇工事:円形植栽枡(東洋工業 ピンコロ Vホワイト・施工延長9.3m)、立ち上げ花壇(東洋工業 グラヴィブリックウォール・Gダイオ/2段5.1m+4段3.0m・笠木・基礎含む) 庭工事:赤土入れ替え 約4.8㎥(4か所)、天然芝「筑波姫」約11.6㎡+下地 |
| 価格帯(目安) | 40万円〜60万円 |
| 工期(目安) | 約1週間〜2週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 芝と雑草のご相談から始まり、既存の庭木を4か所残したまま、二つの高さの花壇と天然芝で庭を組み直したリフォーム事例です。 |
| 担当プランナーコメント | 新しく作る花壇の天端は、既存の犬走りと境界壁の高さに合わせました。庭に線を増やさないための決め事です。主役はあくまで残した木。花壇と芝は、その木がきれいに見えるための脇役と考えて設計しています。 |
ふじみ野市で庭のリフォームをお考えの方は、地域ページや関連事例もあわせてご覧ください。どの木を残すか、花壇の高さを何に合わせるか。現地で確かめながら決めていく工事です。