志木市|木目の横板が水平につながる、道路沿いの目隠し外構
道路沿いの境界を木目の横板でつなぎ、上端を水平に通して『一枚の面』に整えた目隠し外構です

埼玉県志木市、道路に向かって下がっていく敷地で、間口の長い境界に目隠しを立てる計画。既存の門まわりに合わせて、フェンスと庭だけをお引き受けした工事です。
方針は、上端のラインを一本に通すこと。地面が下がる分はフェンスの足元で吸収し、道路から見える上の線だけをまっすぐに。
ご相談の背景
道路に沿って長く続く間口。境界に目隠しがない状態では、前面道路から敷地の中まで視線がまっすぐ通ります。
もうひとつは、敷地の高低差。設計GLに対し−281から−420まで下がる地面で、地なりに立てると上端が波を打ちます。南側と北側の立面図を起こし、高さの詰め方から検討しました。
ご要望
今回の工事に求められたことは、大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、道路側の境界に高さのある目隠しを長く通すこと。施工延長は10.1m、9.1mと1.0mの2スパンに分けて立てています。
ふたつ目は、建物と喧嘩しない色にすること。外壁が白と濃いグレーのツートンのため、フェンスも木目とグレーの組み合わせで受けています。
三つ目は、庭を手入れの要らない面にすること。人工芝15㎡を、下地から作り直す仕上げにしました。
ご提案のポイント
採用したのはLIXILのフェンスAB YS3型、横板の木目カラーです。色はシャイングレーとオークの組み合わせで、枠と柱がグレー、板がオーク。外壁のツートンと同じ系統に収まります。
高さのつくり方が、この現場の要点。多段柱T-18を立て、下段にT-10、上段にT-8のパネルを重ねてH1800相当の面にしています。高さのあるフェンスは一枚ものの高尺パネルで納めようとしがちですが、それでは足元の高低差を逃がす場所がありません。
下段のパネルで地面の落ち込みを吸収し、上端は水平のまま通す。設計GLから−420まで下がる敷地で、地なりに上げると天端が斜めに見えます。道路から見て気になるのは上の線なので、あえて地なりには上げていません。
段を割る位置を決めたのは、南北2面の立面図。BM+1797から−350までのレベルを書き込み、パネルの段と柱の足元を図面の上で合わせています。
割り付けは、9.1mと1.0mの2スパン。当初は9m丁度の想定でしたが、現場の実測に合わせて割り直しています。多段柱は6本から8本、上下と中間のブラケットも各8組に。
端部の納まりは、切り詰め端部カバー。パネルを現場で詰めると切り口がそのまま端に出るため、T-10用とT-8用のカバーを一式ずつ用意しています。
庭の人工芝はメモリーターフ28mm、15㎡です。下地に再生砂を敷き、防草シートはザバーン136Gの0.4mm厚。人工芝の下はシートの上に砂と芝が乗るため、露出する場所ほどの厚みは要りません。
芝の際は、リサイクルエッジ Qタイプを0.6m。樹脂の見切りで縁を押さえることで、端の芝がめくれ上がりにくい納まりに。
植栽と樹種の選定は、今回の計画に含めていません。工事の範囲は、境界のフェンスと庭の人工芝の2工種です。
完成した外構の見どころと暮らしの変化
道路に沿って10m以上続く、木目の横板。板の重なりが横のリズムをつくり、間口の長さがそのまま『一枚の面』として見えます。
夜間の照明は、今回の工事に含めていません。木目の板は面が広いので、道路側の明かりを受けると板の段が影になって出ます。
変わったのは、庭に出たときの視線の高さ。H1800の面が道路との間に立つことで、洗濯物を干す時間も庭で過ごせるようになります。
日が落ちてからの帰宅。道路側に高さのある面が続くので、玄関へ向かう数歩が通りから見通されません。
人工芝の15㎡は、草取りの要らない面。土のままの庭と違い、雨上がりに土が跳ねることもありません。素足で出ても、室内に砂を持ち込みにくい仕上げです。
志木市で、道路沿いの目隠しフェンスをご検討中の方へ
高低差のある敷地では、天端をどう通すかで見え方が変わります。地なりに上げるか、水平で通すか。立面図の段階で決めておくと、完成後の印象がぶれません。
志木市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例も確認できます。木目の目隠しと人工芝の組み合わせを見たい方は木調の縦格子と人工芝でまとめたお庭、横板のフェンスで境界を囲った例は横スリットのフェンスで囲った角地の外構も参考になります。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県志木市 |
|---|---|
| 施工内容 | 境界工事:目隠しフェンス(LIXIL フェンスAB YS3型 木目カラー/シャイングレー+オーク)施工延長10.1m、多段柱T-18にT-10とT-8を段積みしH1800相当、上下・中間ブラケット各8組、端部キャップ、切り詰め端部カバー 庭工事:人工芝(メモリーターフ28mm)15㎡、下地 再生砂+防草シート(ザバーン136G 0.4mm)、リサイクルエッジ(Qタイプ プラエッジ35)0.6m 仮設・土工事:掘削15㎡、残土処分1.2台 |
| 価格帯(目安) | 60万円〜80万円 |
| 工期(目安) | 約1週間〜2週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 南北2面の立面図で高さを詰め、現場の実測に合わせて割り付けを組み直してから施工した境界と庭の工事です。 |
| 担当プランナーコメント | 下がっていく地面は下段のパネルで吸収し、上端は水平のまま通しています。道路から見て気になるのは上の線なので、そこを揃える割り付けを優先しました。 |
志木市で道路沿いの目隠しと庭の仕上げをあわせて考えたい方は、地域ページや関連事例もあわせてご覧ください。『一枚の面』に見えるかどうかは、高さの取り方と割り付けで決まります。敷地の高低差を測るところから、一緒に整理します。