上尾市|半径2.6mの円形テラスと人工木デッキでつくった、手入れのいらない庭
この事例を一文で言うと
掃き出し窓から続く人工木のデッキと、半径2.6mの円形テラス。あいだを人工芝の面でつないだ、庭だけのリフォームです。

すでにお住まいのお宅の、建物の背面から側面にかけての庭。ほぼ平坦で、まとまった広さがあります。境界の既存ブロックとメッシュフェンスには手を入れず、内側だけで仕上げています。
ご予算に対して、やりたいことが少し多い状態からのスタート。そこで決めた線引きが『触れるところ』に寄せること。そして庭の真ん中に『円』をひとつ置くことです。
ご相談の背景
ご相談は、はじめから庭のリフォームでした。ウッドデッキ、人工芝、バーベキューができるスペース、目隠しフェンス。この4つが最初から挙がっています。
一方で、ご予算の上限は100万円前後。最初にお出ししたプランは、そこから大きく離れていました。ここをどう詰めるかが、打ち合わせの中心になります。
下地のつくり方にもご質問をいただきました。今の地盤の高さのまま転圧するのか、表土を鋤き取るのか。その差で何が変わるのかを気にされていました。
芝については、天然芝を最初から検討の外に置いておられました。理由は手入れの負担です。
ご要望
大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、掃き出し窓から直接出られるウッドデッキ。ただしエアコンの室外機に覆いかぶさらないこと、という条件つきでした。
ふたつ目は、バーベキューができる屋外スペースと、視線を切る目隠し。目隠しは必要な1面だけで十分、というご判断です。
三つ目は、手入れの要らない庭にすること。人が歩くところ、触れるところの質は落としたくない。削るならフェンスと舗装材から、と順序まで整理してくださいました。
ご提案のポイント

デッキはLIXILの「レストステージ」、色はクリエラスク。ご相談の当初からご指定のあった製品です。三協アルミの人工木や樹ら楽ステージともサンプルで比べ、そのまま確定しました。
ステップは2段。最上段は掃き出し窓の口から、2段目は室外機の手前から。デッキの端が機器で塞がれません。踏面の幅は全体でそろえ、図面には「階段幅最低300mm」と下限を記しました。
バーベキューのスペースは、四角ではなく円に。図面上の指定は半径2600mmです。舗装は東洋工業の「プラーガストーン」、ベージュに目地もベージュ。四角い舗装ブロックで円を描くため、材料は10cm角ほどの短いものに絞りました。曲線は、材料の寸法とセットで決まる意匠です。
円の縁はメイクランドの「ブイグラニット 1丁掛けピンコロ」、色はズーレット。同じ石をデッキ際と芝の切り替え部にも回し、延長13.7m。素材の点数を増やさずにまとめる考え方です。
目隠しフェンスはLIXILの「フェンスAB YS3型」。H1800の多段柱を5本立て、本体はT-8を4枚とT-10を4枚。全長を同じ高さにせず、視線が抜ける側だけ高くしています。板はチェリーウッド、柱と枠はシャイングレー。一度アルミの単色まで落としたうえで、木目調に戻した部分です。
庭の面は人工芝のメモリーターフ28mmを32㎡。デッキの下だけは芝を回さず、6号石灰と厚手の防草シートで納めています。
完成した外構の見どころ

寄って見ると、同じピンコロが3か所に効いていることが分かります。円の縁、デッキの際、芝と砕石の切り替え。石を回すだけで、別々の仕上げがひと続きに見えてくれます。
使っている色も3つだけ。明るい木、ベージュ、緑です。デッキのクリエラスク、フェンスのチェリーウッド、舗装のベージュ、そして人工芝。増やさないぶん、庭が広く見えます。
芝の奥に浮かぶ『円』。四角い土間ではないので、テラスが庭の隅の作業場ではなく、庭の中の島として読めます。
暮らしの変化
掃き出し窓を開けると、そのままデッキ。2段のステップで芝の面まで降りられます。室外機を避けてステップを切ったので、デッキの端まで使えます。
草取りは、ほとんど要らなくなりました。人工芝、防草シート、砕石の見切り。手入れが大変だから天然芝はやらない、という最初のご判断が、そのまま仕上げに出ています。
目隠しは1面だけ。既存のメッシュフェンス側には手を入れていません。囲い込まないので圧迫感が出ず、抜ける方向は抜けたまま。予算を寄せたのは、毎日足で触れるデッキと芝でした。
上尾市で、庭のリフォームをご検討中の方へ
庭は、全面を同じ密度で仕上げる必要がありません。歩くところ、座るところ、手で触れるところ。優先順位が決まれば、予算の当て先も決まります。上尾市の外構工事ページでは、地域で多いご相談や他の施工事例も確認できます。
視線を切る計画から見たい方は目隠しフェンスで囲った事例、工事する範囲を絞って整えた例は玄関回りだけを整えた事例も参考になります。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県上尾市 |
|---|---|
| 施工内容 | 庭工事:ウッドデッキ(LIXIL レストステージ/クリエラスク/2段ステップ)、人工芝32㎡(メモリーターフ28mm/再生砂+防草シート)、円形テラス舗装4.8㎡(東洋工業 プラーガストーン ベージュ・目地ベージュ/半径2600mm)、縁石・見切り13.7m(メイクランド ブイグラニット 1丁掛けピンコロ/ズーレット)、6号石灰+防草シート8㎡ アルミ工事:目隠しフェンス7.8m(LIXIL フェンスAB YS3型/チェリーウッド・シャイングレー/T-8×4枚+T-10×4枚/多段柱5本) ※工事範囲外(既存を活用):境界のコンクリートブロックとメッシュフェンス |
| 価格帯(目安) | 100万円〜140万円 |
| 工期(目安) | 約3週間〜4週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 工事の範囲を庭だけに絞り、デッキと人工芝は仕様を落とさず、舗装材とフェンスの選び方で予算を合わせた庭のリフォームです。 |
| 担当プランナーコメント | 最初のプランはご予算から離れていました。そこで、歩く場所・触れる場所の性能は落とさず、舗装材とフェンスの構成で調整する方針に切り替えています。円を描くには舗装ブロックの寸法まで絞る必要があり、半径2600mmという数字はその結論です。 |
上尾市で庭のリフォームをお考えの方は、地域ページや関連事例もあわせてご覧ください。どこにかけて、どこを削るか。『触れるところ』を先に決めるご相談から承ります。