施工事例

新座市|玄関脇の花壇を小さくして、自転車を置ける土間と雨水の行き先を整えたリフォーム

新座市|玄関脇の花壇を小さくして、自転車を置ける土間と雨水の行き先を整えたリフォーム

この事例を一文で言うと、玄関脇の花壇を小さくして、雨水の行き先ごと足元をつくり直した小さなリフォームです

新座市の外構施工事例|斜め上からの全景

埼玉県新座市。前面道路の幅が4.2mの住宅地に建つ、築年数の経った戸建てです。ご相談は玄関脇の一角だけ。レンガで土留めをした花壇が場所を取っていて、自転車を置く場所がない。そこが出発点でした。

小さな工事ですが、決めることは2つ。ひとつは『使える余白』のつくり方です。花壇を全部は壊さず、4分の3だけ減らして平らな土間に置き換えました。もうひとつが『水の行き先』。花壇の下には雨水の管が通っていて、ここを触らずに工事は進みません。

ご相談の背景

現地でお話をうかがったのは、2月初めでした。玄関脇に、レンガを積んだ花壇。手入れは行き届いていますが、そのぶん通路側に張り出しています。置きたいものがあるのに、平らな地面がない。困っていたのは、この一点でした。既設の駐車場と玄関ポーチは、そのままです。

もうひとつ大きかったのが、雨水の処理です。花壇を削れば、その下を通る排水の配管をつなぎ直さなければなりません。大雨のときに桝から水があふれるのは避けたい、というご不安も早い段階でいただいていました。ここをどう納めるかが、お見積もり提示後の一番の論点でした。

ご要望

いただいたご要望は、大きく分けると3つありました。

ひとつ目は、玄関脇の花壇の大部分をなくして、自転車を置ける平らな地面にすること。全部ではなく4分の3、という線引きを最初からいただいていました。

ふたつ目は、残す花壇を既存のレンガと揃えること。切り口が「壊した跡」に見えないように仕上げてほしい、というご希望です。

三つ目は、雨水を確実に流すこと。大雨のときに桝から水があふれる心配のない形にしたい。ご要望のなかで、一番強い部分です。

ご提案のポイント

新座市の外構施工事例|竪樋Φ60のつなぎ直しと土間への納まりが分かるディテール

排水は、集めた雨水を地中へしみ込ませる雨水浸透桝を1か所新設する形にしました。お客様からは配管を下げて流す案もいただきましたが、今回解体しない土間コンクリートの下に横引きの管が埋まっていて、高さの調整が難しい。仕上がり高さより15cm以上下げられるならその方法で、と条件もお伝えしたうえで、浸透桝に決めています。

配管は花壇の中で切り回し、新設した浸透桝へ接続。建物際の竪樋はΦ60でつなぎ直し、既存の桝はそのまま活かしました。桝の位置は、あえて着工後に現地で決める方式に。レンガを解体して配管を見てからのほうが、納まりが良くなります。壊さずに使える部分は使う。小さな工事ほど、この判断が金額に効きます。

残す花壇は、カット面に基礎を約0.6m打ち、その上にレンガを3段積み直しました。レンガはお客様のご支給材です。当初はエスビックの「オールドレッド」を類似品として見込んでいましたが、ご自身で手配される形に。不足分は類似品を目立たない場所へ回す、と図面に書き添えました。

土間コンクリートは約1.8㎡。砕石50〜80mmを転圧し、ワイヤーメッシュを入れて厚さ80mmで打っています。仕上げは刷毛引き。細かい筋を残す仕上げで、濡れても滑りにくくなります。水勾配は既存の土間に合わせると図面で指定し、基礎際はコテ目地。まだ置かれていないエアコン室外機の脚位置を避けた割り付けまで、着工前に決めています。

完成した外構の見どころと、暮らしの変化

新座市の外構施工事例|残した花壇のカット面に積み直したレンガと、新設土間との取り合い

見どころのひとつは、残した花壇の切り口です。基礎の上に積み直したレンガが既存と同じ表情で並び、もともとこの大きさだったように見えます。減らしたのに、減らした跡が出ていない。積み直したレンガが、新しい土間と昔からある花壇の間をつないでくれます。

もうひとつが、新旧の土間の境目です。新しく打ったのは約1.8㎡。小さいぶん、そこだけ浮いて見えると目立ちます。勾配を既存に合わせ、基礎際をコテ目地で切り、刷毛引きでトーンを揃えました。どこからが新しい面か、分かりにくい仕上がりです。

暮らしのうえでは、玄関脇に平らな『使える余白』ができました。花壇が占めていた幅が、そのまま置き場所に変わっています。あわせて『水の行き先』も整理されました。仕上がった面には出てきませんが、この工事の実質の半分はここです。

新座市で、土間の打ち替えや排水の改修をご検討中の方へ

面積の小さい工事ほど、地面の下で決まる部分が大きくなります。今回でいえば、既存の土間の下を通る横引き管の高さ。ここが動かせないと分かった時点で、地上の仕上げも決まりました。新座市の外構工事ページでは、地域で多いご相談やほかの事例もご覧いただけます。

玄関まわりの通り道から考えたい方は玄関アプローチを主役にした事例、庭側の土間を分けて整えていきたい方はテラスと土間を時期を分けて整えた事例も参考になるかと思います。

施工概要

施工エリア 埼玉県新座市
施工内容 解体・撤去工事:既存レンガ花壇(土留)の一部撤去、打ち増しコンクリートの取り壊し、鋤取り・整地、ガラ・残土処分
排水工事:雨水浸透桝の新設1か所(250〜300H)、花壇内での排水配管の切り回しと新設桝への接続、竪樋Φ60のつなぎ直し、既存桝の再利用
土間工事:土間コンクリート約1.8㎡(砕石50〜80mm転圧+ワイヤーメッシュ+コンクリート厚80mm)、刷毛引き仕上げ、コテ目地3m、水勾配は既存土間に合わせる
組積(レンガ)工事:残す花壇のカット面にレンガ積み基礎約0.6m、レンガ3段積み(レンガは施主支給/当初想定はエスビック「オールドレッド」)
左官工事:基礎巾木のモルタル補修
価格帯(目安) 20万円〜30万円
工期(目安) 約1週間〜2週間
相談から完工までの特徴 お住まいになりながら、玄関脇のレンガ花壇の一部撤去と土間コンクリートの打ち替え、雨水の切り回しを行った小規模リフォームです。
担当プランナーコメント 面積の小さい工事は、新しい面が既存に馴染むかで印象が決まります。水勾配を既存の土間に合わせ、基礎際はコテ目地、仕上げは刷毛引きでトーンを揃えました。排水は地中の条件を確かめて浸透桝を選んでいます。

新座市で土間の打ち替えや雨水まわりの改修をお考えの方は、地域ページや関連事例もあわせてご覧ください。規模が小さくても、地中の配管や既存の勾配を確かめてから決めます。まずは気になっている場所を教えてください。