新座市|2年をあけて二期で仕上げた、タイルテラスと土間コンクリートの庭
この事例を一文で言うと、2年をあけて二期で仕上げた、タイルテラスと土間コンクリートの庭です

埼玉県新座市。お引き渡し済みの建売住宅で、入居後に庭まわりを整えたリフォームです。道路側から見ると、芝生の奥に土間コンクリート、その右手に一段上げたタイルテラス。ひと続きの庭に見えますが、この景色は二度に分けて出来ています。
一期はタイルテラス、二期は土間コンクリート。あいだは2年です。手をかけたい場所は芝のまま残し、使う場所だけを固める。『使い分け』が、二度の工事でかたちになりました。
ご相談の背景
木造2階建ての建売住宅。住み始めたあとの庭のリフォームで、最初のご相談は2022年の夏でした。
庭は既存の天然芝のみ。隣地との境界は既存のメッシュフェンスで、掃き出し窓の外にはそのまま芝が広がっていました。窓と地面のあいだには段差があり、平らで固い面はありません。計画の出発点は、この窓の前をどう扱うか。決まっていた方針は2つでした。ご予算は抑えめに、テイストはシンプルに。
ご要望
いただいたご要望は、大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、掃き出し窓の前に、靴のまま出られる平らな床をつくること。芝の上ではなく、ものを置ける固い面です。
ふたつ目は、ご予算の枠を守ること。初回のプランから第2案でおよそ3割を落とし、第3案ではテラスの外周をさらに切り詰めています。残すものと見送るものの順番が、版を追うごとに定まっていきました。
三つ目は、テイストをシンプルにすること。色数を増やさず、装飾的な要素は持ち込まない。グレー一色でまとめる方向です。
ご提案のポイント

一期の主役は、掃き出し窓の前に一段上げたタイルテラスです。コンクリートブロックを2段から1段へ段数を変えながら積み、その上に厚み50mmの下地コンクリート。仕上げはタカショーのセラレバンテ グレー、300×600の大判タイルです。
天端の高さは図面の段階で数値を決めました。「デッキ高さ=水切り下端−50」。建物外壁の水切りの下端から50mm下げた位置です。窓から段差なく出られる高さを取りつつ、水切りにテラスが触れず、雨掛かりも切れる。この50mmが納まりの要でした。
天端だけでなく、立ち上がりの小口にも同じタイルを巻いています。ブロックの素地は出てきません。床と側面が同じ石の面でつながり、テラス全体が『一枚の床』に見えます。芝生へは2段のステップで。段鼻もタイルで包み、線を通しました。
テラスの上にはシルバーの立水栓を新設。ステーク50の補助蛇口付きで、足元はタイルを切り欠いて納めています。別素材で継ぎ足した跡が出ず、床の面が水栓の根元まで続きます。雨水は浸透枡を新設して既設排水へ。
二期の土間コンクリートは、2年後のご相談です。実は初回のプランにも入っていましたが、第2案の時点で見送っていました。2024年、あらためて2案をお出ししています。タイルテラスを広げる案と、土間コンクリートにする案。同じ面積で費用にはおよそ1.8倍の開きがあり、お選びいただいたのは土間コンクリート。仕上げより使える面積を取る判断でした。
既存の芝を撤去し、庭木を2本伐根。砕石C40-0を80mm転圧し、4.5mmのメッシュを入れて厚み80mmを打設。仕上げは刷毛引きです。周囲には6号砕石50mmと防草シート ザバーン240Gの帯を回しました。一期のテラス側は図面に「既存のまま」と記し、手を入れていません。
完成した外構の見どころと暮らしの変化

グレーの大判タイルと、刷毛引きのコンクリート。同じグレーでも質感が違います。タイルは石の目が入った滑らかな面、土間は刷毛目の細かい筋。隣り合うと、境目が線として立ち上がる。色を揃えたぶん、素材の差が表情になってくれます。
芝を撤去し、庭木を2本抜き、周囲は砕石と防草シートで押さえました。草刈りと落ち葉の手間は以前より軽くなります。それでも芝は残しています。手をかけたい範囲は芝のまま、使う範囲だけを固める。『使い分け』の線が、二期を通して引かれました。
掃き出し窓を開ければ、その先は『一枚の床』です。靴のまま一歩。段差はありません。立水栓で手やものを洗い、そのままステップを下りて芝生へ。庭に出るまでの動作が、ひとつ短くなりました。
新座市で、庭まわりのリフォームをご検討中の方へ
庭のリフォームは、一度にすべてを決めなくても進められます。まず使う場所から固め、残りは住みながら考える。二期に分けるやり方もあります。新座市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談やほかの施工事例もご覧いただけます。
玄関まわりから整えたい方は玄関アプローチを主役にした事例、既存の土間や排水から見直したい方は土間の打ち替えと排水を整えた事例も参考になるかと思います。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県新座市 |
|---|---|
| 施工内容 | 庭・テラス工事(一期):タイルデッキ下地CB C100 2〜1段 12m、下地コンクリートT50mm 11.5㎡、タカショー セラレバンテ グレー300×600 15.2㎡(天端+立ち上がり小口)、芝生へ下りるステップ2段 水道工事(一期):立水栓 ステーク50(補助蛇口仕様・シルバー)、水栓まわりのタイル加工 排水工事(一期):浸透枡 新設、新設排水接続 土間工事(二期):土間コンクリート9.7㎡(砕石C40-0 80mm転圧+メッシュ4.5mm・刷毛引き仕上げ)、型枠7.0m、伸縮目地1.8m 防草・下地処理(二期):6号砕石50mm+防草シート ザバーン240G 8㎡ 解体・撤去工事:既存芝撤去、庭木の伐根2本、掘削17㎡、残土処分 |
| 価格帯(目安) | 100万円〜150万円(一期・二期の合計) |
| 工期(目安) | 約1週間〜2週間(各期) |
| 相談から完工までの特徴 | 掃き出し窓前のタイルテラスを一期、庭の土間コンクリートを二期として、2年をあけて段階的に整えた庭のリフォームです。 |
| 担当プランナーコメント | テラスは天端と立ち上がりを同じタイルで巻き、下地を見せない納まりに。高さは水切り下端から50mm下げた位置で固定しています。二期では芝を残す範囲と固める範囲を線引きし、手入れの負担を軽くしました。 |
新座市で庭まわりのリフォームをお考えの方は、地域ページや関連事例もあわせてご覧ください。今ある芝や植栽をどこまで残すかから、一緒に整理できます。