新座市|あとから足した手すりと歩ける舗装で整えた玄関まわりの外構工事
この事例を一文で言うと、あとから足したとは見えない手すりと、歩ける舗装の帯で玄関まわりを整えた小さな外構工事です

埼玉県新座市。同じ世代の住まいが並ぶ分譲区画の一角で、お引き渡しから数か月が経ったお宅です。ご相談は玄関まわりの2か所だけ。階段に手すりを足すことと、砂利のままだった部分を舗装に変えることでした。
すでに形のある場所へ、新しいものを足す工事です。そこで最初に決めたのが『既存合わせ』。手すりの位置も高さも、すでに貼られているタイルの割り付けに従わせるという考え方です。足元は『歩ける帯』に。動かない舗装へ置き換えて、玄関までの通り道をはっきりさせました。
ご相談の背景
現地を確認したのは、お引き渡しの少し前でした。玄関ポーチまではタイルの階段が数段。実測すると、蹴上は168mmあります。段数は多くありませんが、荷物を持っての上り下りや雨の日には、つかまる場所がほしい高さです。
もうひとつが足元でした。建物脇からアプローチにかけて砂利が敷かれたままで、歩くたびに石が動く。掃除もしにくい。石が動かないように固めてほしい、というご要望でした。あわせて、すでに貼られたタイルに穴を開けて手すりを立てることへのご不安も。仕上がりに穴のあとが残らないか。ここへの答えが、今回の出発点でした。
ご要望
いただいたご要望は、大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、既存の玄関階段に、あとから手すりを付けること。タイルを壊さずに納められることが条件でした。
ふたつ目は、砂利敷きだった部分を、動かない舗装に変えること。歩きやすさと掃除のしやすさが目的です。
三つ目は、建物の外観から浮かないこと。ダークブラウンの腰壁と、ベージュの外壁。そこへ新しい線を足しても、目立ちすぎないデザインをご希望でした。
ご提案のポイント

手すりに選んだのは、LIXILのアーキレール(歩行者用の補助手すり)です。当初は装飾性のあるシリーズでお見積もりを組みましたが、比べたうえでこちらへ。細い丸柱は既存タイルへのコア抜きが小さく済み、費用の面でも無理がありません。
柱は埋込用の丸柱に、丸柱カバーを組み合わせています。既存タイルに開けたコア穴は3カ所。カバーが根元を覆うので、穴のまわりが仕上がりに出ません。あとから足したことが見えない納まりです。
高さは横桟1段で、タイル床から600mm。図面にも「タイル床+600mm」と、段板の上面を基準に書き込みました。既存の階段に従う『既存合わせ』が、そのまま数字になっています。
端部の納まりも同じ考え方です。始端と終端は既存タイルの割り付けに合わせ、端は既存のR部分に沿わせる。壁に寄る側と開けている側でキャップの形を変え、左右で作り分けました。笠木から柱、サブカラー、丸柱カバーまで、色はすべてブラック。発注の前にはカタログの誌面を共有し、カラーとキャップの形、柱の仕様を一つずつ突き合わせています。
舗装には、インターロッキングブロック「エクレル」200×100×60のクロムグレーを172枚。既存の砂利を撤去して鋤取り、砕石50mmと厚さ50mmのコンクリートで下地をつくってから据えています。見切りのボーダー材は最終案で外し、そのぶん本体の枚数を増やして帯を伸ばしました。
完成した外構の見どころと、暮らしの変化

見どころのひとつは、足元を通る『歩ける帯』です。無彩色の小さなブロックを、既存の土間とトーンを合わせて敷きました。色で主張させず、幅と方向だけで通り道を示す。石が動かないぶん、雨あがりでも足元が落ち着きます。
もうひとつは、玄関まわりの黒です。細い線が一本加わっただけで、ダークブラウンの腰壁とグレーの足元がつながって見えます。ブラックでそろえた手すりは、既存の外観に静かに馴染んでくれます。
暮らしのうえで変わったのは、玄関を出入りするときの動作です。段を上がるときにつかまる場所があり、荷物を持った日も足元を気にせず歩ける。掃除のときに、石をよけながら箒を使う必要もなくなりました。
工事は実働4日。お住まいになりながら、玄関まわりだけを更新した事例です。暮らし始めてから足りないものを足していく。そういう順番の外構もあります。
新座市で、玄関まわりの手すりやアプローチの舗装をご検討中の方へ
すでに仕上がっている場所へ何かを足すときは、新しいものを既存の割り付けに従わせると、まとまりが出ます。今回でいえば手すりの高さと端部。どちらも既存のタイルを基準に決めました。新座市の外構工事ページでは、地域で多いご相談やほかの事例もご覧いただけます。
玄関までの通り道から考えたい方は玄関アプローチを主役にした事例、段差そのものからつくり直したい方は高低差と階段をつくり直した事例も参考になるかと思います。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県新座市 |
|---|---|
| 施工内容 | 玄関まわり工事:歩行者用補助手すり アーキレール(LIXIL/埋込用丸柱・横桟1段・笠木・柱・サブカラー・丸柱カバーともブラック)、既存タイルへのコア抜き3カ所、端部キャップ左右打ち分け アプローチ舗装工事:既存砂利の撤去・鋤取り・残土処分、下地砕石50mm+コンクリート厚さ50mm、インターロッキングブロック エクレル 200×100×60(クロムグレー)172枚、目地入れ・清掃 |
| 価格帯(目安) | 20万円〜30万円 |
| 工期(目安) | 約1週間〜2週間 |
| 相談から完工までの特徴 | お引き渡し後のお住まいで、既存の玄関タイル階段への手すり後付けと、砂利敷きだったアプローチのインターロッキング舗装だけを行った小規模工事です。 |
| 担当プランナーコメント | あとから足す工事ほど、既存に合わせる部分を先に決めておくと仕上がりが落ち着きます。手すりは高さも端部の位置も既存タイルを基準にし、根元は丸柱カバーで納めました。舗装はクロムグレーの無彩色を選び、既存の土間とトーンをそろえています。 |
新座市で玄関まわりの手すりやアプローチの舗装をお考えの方は、地域ページや関連事例もあわせてご覧ください。規模が小さくても、既存の段差や割り付けを実測してから決める部分は変わりません。まずは気になっている場所を教えていただくところから始めさせてください。