ふじみ野市|角地の2面を、化粧ブロックと黒い採光フェンスで一本に回した新築外構
この事例を一文で言うと、角地の2面を、下は塀・上は採光パネルの二段構成でぐるりと回した新築外構です

埼玉県ふじみ野市。2面が道路に接する角地です。前面道路は狭く、敷地の角には標識のポールが立ちます。宅内と道路には高低差があり、土がこぼれないよう最低限の土留めが要る条件でした。
新築に合わせた外構工事。主題は道路側の目隠しです。視線は『切る』、光は『通す』。相反する2つを満たす形を探しました。
ご相談の背景
角地は、視線の入り口が2つあります。歩く人からも車からも、敷地の中が見える。どこに立っても、どちらかの道路から見られる状態でした。
一方で、囲いすぎたくないというお気持ちもありました。ブロックはできるだけ立てたくない、というご意向です。ただ土留めなしでは土がこぼれる。高さをどこで分けるかが最初の課題でした。初回のプランはご要望を最大限に取り入れた内容で、そこから優先順位を付け直しています。
ご要望
ご要望は、大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、道路側をしっかり目隠しすること。角地なので2面とも、とのご要望です。
ふたつ目は、フェンスの仕様を見直すこと。条件は2つ。隙間は当初の10mm程度に近いままにすること。そして木に見える質感ではなく、厚みのある黒いアルミにすること。この2つが最終仕様を決めています。
三つ目は、駐車スペースを土間コンクリートで隣地境界まで通すこと。庭は土のままでよい、いずれ自分たちで木を植えたい、とのことでした。
ご提案のポイント

フェンスは、樹脂木のH1600からLIXILのフェンスAB 採光パネルタイプ H800/ブラックへ全面変更しました。木に見えない、厚みのある黒。ご要望がそのまま形になった部分です。
同時に、支え方も変えています。当初は宅内の土に独立基礎で柱を立てる計画。最終は化粧ブロックを6段積み、その天端にフェンスを載せる形です。ブロックを高くしたぶん本体が小さくて済み、独立基礎も要りません。下を厚く、上を薄く。
順番にも工夫があります。ブロックの上に載せるなら、モルタルを詰める前の孔が空いた状態で柱を建てたほうが強度が出る。そこで境界のブロックだけを先に積み、建物工事と並行して塀を立てました。図面の「フェンス孔用意」がその段取りです。
化粧ブロックは東洋工業の太陽エコブロックス ワッフルリブ15、色はアイボリー。表面に凹凸のある割肌調です。普通のブロックで積む案もありましたが、仕上げのまま残すご選択でした。
角の納まりには目隠しコーナー継手セットFを2セット。施工延長13.7mを、切り詰め加工3か所で切れ目なく回しました。
フェンスは役割で3種類。道路側は採光パネル、建物脇はLIXIL フェンスAB YM2型 H10の目隠し、隣地側はハイグリッドフェンスUF8型 T-8のメッシュです。隣地は費用をかけなくていい、というご要望を反映しました。門扉はLIXILの開き門扉AB YM2型 08-12。金物はすべて黒です。
土間コンクリートは刷毛引き仕上げ。砕石C40-0を100mm転圧し、メッシュを入れてコンクリートを100mm。駐車スペースは27.0㎡と一枚で広いため、砂利スリットと伸縮目地で割りました。
完成した外構の見どころ

角を挟んだ2面が、一本の線でつながって見えます。アイボリーの割肌ブロックが下半分、その上に黒フレームのパネル。角で切れずに回り込むので、2枚の壁ではなく連続した1つの面に。
上半分が採光パネルなので、外から中の様子は分かりません。それでいて庭側には光が落ちる。隙間は詰めたい、でも重くしたくない。相反する条件が素材を変えることで両立しました。
暮らしの変化
駐車まわりが一枚の土間になりました。角地なので2面から出入りでき、建物脇の通路までひと続きです。砂利スリットの帯が白い面に線を入れてくれます。
庭は土のまま残しています。整地だけを行い、あとは暮らしながらご自身で。木を植えたいというご希望があり、余白を残した引き渡しにしました。
ふじみ野市で、角地の目隠しをご検討中の方へ
角地は視線が2方向から入るぶん、目隠しの総延長が長くなります。高さをどこで分けるかで費用も見え方も変わる。下をブロック、上をフェンスにすれば、同じ高さでも軽く見えます。視線を『切る』ことと光を『通す』ことは、素材を選べば両立します。ふじみ野市の外構工事ページもご覧いただけます。
高低差のあるアプローチをお考えならスロープと飛び石で高低差を解いた事例、駐車まわりから考えたい方は跳ね上げ門扉で駐車まわりを整えた事例も参考になります。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県ふじみ野市 |
|---|---|
| 施工内容 | 境界工事(先行):掘削・基礎15.4m、重量ブロックC120 15.4m(フェンス孔用意) 目隠しフェンス工事:東洋工業 太陽エコブロックス ワッフルリブ15(アイボリー)6段積13.8m、LIXIL フェンスAB 採光パネルタイプ H800/ブラック 施工13.7m(コーナー継手セットF・下桟すきまカバー・切り詰め3か所)、LIXIL フェンスAB YM2型 H10 5.8m 境界工事(本工事):重量ブロックC120 8.6m、天端ハイモル仕上げ、LIXIL ハイグリッドフェンスUF8型 T-8/ブラック 10.0m、隣地塀の基礎補強 門まわり工事:LIXIL 開き門扉AB YM2型 08-12/ブラック 片開き、土留め化粧ブロック3段積、アプローチ土間3.0㎡ 駐車場工事:土間コンクリート刷毛引き27.0㎡、砂利スリット木枠13.0m、伸縮目地6.0m、型枠10.0m 土工事:残土処分、重機回送、桝調整、建物廻り整地10.0㎡、庭は整地のみ |
| 価格帯(目安) | 200万円〜270万円 |
| 工期(目安) | 約4週間〜5週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 樹脂木フェンスからアルミの採光パネルへ全面変更し、境界ブロックを先に積んで、角地2面の目隠しを一本の線で回した新築外構です。 |
| 担当プランナーコメント | 角地は目隠しの延長が長いぶん、高さの配分がそのまま費用に効きます。下をブロックで厚く取り、上をH800にしたのは、強度と見え方と費用の折り合いを付けるためでした。 |
ふじみ野市で角地の目隠しや新築外構をお考えの方は、地域ページや関連事例もあわせてご覧ください。どこまで囲うかは、高低差を測って決める部分です。