川口市|一面のウッドデッキとL字の目隠しフェンスが囲う、落ち着いた色合いの庭
壁いっぱいに伸ばした『一面』のウッドデッキと、板を詰めて張ったL字の目隠しフェンスで囲った庭です

新築のお住まいをお引き渡しになったあと、庭まわりのご相談をいただきました。リビングの掃き出し窓の先は砂利が敷かれたままで、庭へ出る足掛かりがない。そこにもうひとつ、外からの視線という気がかりが重なっていました。
工事はウッドデッキと目隠しフェンスの二本立てに絞り込みました。建物の外観が黒でまとまっているので、色はどちらも暗めのトーンで選定。もともと敷かれていた砂利はそのまま活かし、庭に増やす色数を抑えています。
ご相談の背景
最初にいただいたのは、リビングから見える方向に目隠しが欲しい、というお話でした。窓の外に視線の通り道が残っていると、庭は目の前にあっても遠い場所のままになってしまいます。まずはその一方向を、しっかりふさぐこと。ここが計画の芯になりました。
もうひとつが、庭への出入りです。窓の先が砂利敷きのままだと、履き替えて降りるしかなく、庭は眺めるだけの場所になってしまう。腰を掛けられて、そのまま出ていける床が欲しい。この二点が出発点でした。
ご要望
大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、リビング前のデッキを途中で切らないこと。手前で止める納まりではなく、壁面いっぱいに。デッキの床面まで降りてきている雨どいは、その位置だけ丸く欠き込んでかわす形をご希望でした。
ふたつ目は、デッキの脇に立てるL字の目隠しフェンス。高さは約2m。板は間隔を空けて並べるのではなく、詰めて張ってほしいというご指定です。
三つ目は色。赤茶の明るい系ではなく、暗めで。黒い建物の外観に合う、落ち着いたトーンでまとめたいというお話でした。
ご提案のポイント

デッキはYKK APの「リウッドデッキ200」。10尺×1.5間、床板は横張り、色はセピアグレイを選定しました。雨どいの位置だけを丸く欠き込み、壁面をまたいでひと続きの床として納めています。庭側の端部は2段の段床とし、腰掛けても、庭へ降りる階段としても使える高さに整えました。
束柱の下はコンクリートで固めず、砂利のまま。もとの砂利を鋤き取り、防草シートを入れてから同じ砂利で復旧しています。デッキの下に新しい色を足さないぶん、床の色だけが素直に立ち上がってくれます。
目隠しフェンスは再生木を使った「エコモックフェンス オリジナル」。板幅145mm、色はグレージュ、高さはH2000です。約2.7mと約3.0mの2面をL字に組み、70角のアルミ柱8本で受けています。板の隙間は5mm。数字にすれば小さな差ですが、これが向こう側の見えるフェンスと、面として立つフェンスの分かれ目になります。
図面には、もうひとつ細かい指示を書き込みました。「フェンスの位置はウッドデッキ合わせで、100mmほど離して」。デッキの見付けラインにフェンスの面をそろえたうえで、10cmだけ隙間を取って立てる指定です。ぴたりと付ければ掃除の手が入らず、離しすぎると別々のものに見えてしまう。その間を取った寸法です。
色と板の並びは、検討の最終段階で決め直しています。途中の案は明るい茶系で、板の隙間も10mmでした。最終の図面と見積で、初回に伺った「暗め」「詰めて」というご要望のとおりの仕様に置き換えています。さらに施工中、隙間が気になるとのお申し出をいただき、その場で板を1段分足しました。
完成した外構の見どころ
デッキとフェンスが、同じ向きで立ち上がっているのが分かると思います。床は横張り、フェンスの板も横。線の向きをそろえたことで、L字の2面が別々の壁ではなく、庭を囲うひと続きの面として見えてきます。
セピアグレイの床と、わずかに明るいグレージュの板。同じ暗めのトーンの中で濃淡だけを変えているので、晴れた日は板の目地に落ちる細い影が、そのまま表情になります。足元の砂利は工事前と同じもの。新しくしたのはデッキとフェンスだけですが、庭の印象はまるごと変わりました。
暮らしの変化
掃き出し窓を開ければ、そのまま外の床が続きます。段床が2段あるので、サンダルのまま庭へ降りることも、縁側のように腰を掛けることもできる。部屋の床がひと続きで外へ延びた形です。
視線を切りたかった方向は、H2000の面でふさがりました。囲ったのは二方向だけなので、空は開いたまま。閉じるところと開けるところを分けておくと、狭さを感じずに囲うことができます。デッキの下は防草シートを入れてから砂利で戻しているので、足元の草に追われることもありません。
川口市で、ウッドデッキと目隠しフェンスをご検討中の方へ
デッキとフェンスは、単体で選ぶよりも、どこまで一体に見せるかで仕上がりが変わります。床の張り方向、板の隙間、そして両者を離す寸法。この3つを図面の段階で決めておくと、完成したときの落ち着きがまるで違います。川口市の外構工事のページでは、地域で多いご相談や進め方をまとめています。
庭まわりだけの工事から、駐車場や門まわりを含む全体計画まで、さまざまな施工事例を掲載しています。ご自宅と条件の近いものを見つけていただくと、打合せがぐっと具体的になります。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県川口市 |
|---|---|
| 施工内容 | ウッドデッキ工事:YKK AP リウッドデッキ200(10尺×1.5間・2段段床・束柱Tタイプ・セピアグレイ・横張り) 目隠しフェンス工事:エコモックフェンス オリジナル(再生木板・グレージュ・H2000)、L字2面 約2.7m+約3.0m、アルミ柱70角×8本 防草・砂利工事:既存砂利鋤取り、防草シート敷設、既存砂利にて復旧 |
| 価格帯(目安) | 70万円〜80万円 |
| 工期(目安) | 約2週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 初回に伺った「暗めの色」「板を詰めて張る」の2点を、最終図面と施工中の調整まで通して形にした工事です。 |
| 担当プランナーコメント | デッキとフェンスを100mmだけ離して立てる納まりが、この庭の要でした。そろえすぎず、離しすぎず。囲いながら圧迫感を出さないための寸法です。 |
砂利敷きのままだった庭が、腰を掛けられて、視線も気にならない場所になりました。あるものは活かし、必要なところだけを『一面』でそろえる。そんな考え方で、庭まわりのご相談をお受けしています。