施工事例

川口市|大判タイルの門袖と足元の灯りが迎える、二世帯のモダン外構

川口市|大判タイルの門袖と足元の灯りが迎える、二世帯のモダン外構
埼玉県川口市の施工事例|石目調タイル門柱・黒ポスト2基と土間コンクリート駐車場の全景

二世帯分のポストを『ひとつの顔』にまとめ、足元だけを灯した黒基調の新築外構です

埼玉県川口市の施工事例|門柱正面。石目調タイルとインターホン・黒ポスト2基

埼玉県川口市で、建て替えに合わせてご依頼いただいた新築外構です。外壁タイルとサッシは黒、玄関ドアはダークな木調。建物のトーンが決まっていたので、外構もその延長として黒でまとめる方針としました。

二世帯でお住まいになる住宅のため、郵便物は世帯ごとに分けたいというご要望が最初にありました。ポストを二か所に散らすと、道路から見た正面がにぎやかになります。ポストは2基、家の顔はひとつ。ここが設計の起点になりました。

ご相談の背景

以前の住まいは、前面がコンクリートを敷いただけの状態でした。せっかく新しく建てるのだから、外構で印象が薄まるのは避けたい。全体の方向性を含めてご相談いただきました。

もうひとつのお困りごとが、夜の暗さです。周辺は外構に手を入れているお宅が少なく、日が落ちると足元が見えにくくなる。加えて、東側の道路から敷地の中がよく見える立地でもありました。明るさもプライバシーも、ちょうどよい加減が求められました。

ご要望

整理すると、大きく分けると3つありました。

ひとつ目は、大判タイルを貼った門袖を家の顔にすること。ただし駐車の有効幅を削らない位置に立てたい、というご希望が添えられていました。

ふたつ目は、二世帯分の郵便を分けること。ポストは2基、表札も2枚。一方でインターホンは共用の1台にまとめたい、という組み合わせです。

三つ目は、夜の暗さを照明で解決すること。玄関脇に株立ちの木を植え、その足元を照らしたい。ただし明るすぎない、上品な明るさで、というご希望でした。

ご提案のポイント

埼玉県川口市の施工事例|玄関ポーチの大判タイル階段3段と黒い化粧砕石の見切り

門袖は、玄関に対して垂直に、道路寄りへ立てました。敷地の奥まで人が入ってこないこと、駐車の有効幅を確保できることが理由です。正面からの整い方よりも、実際に人が見る角度を優先した配置です。

仕上げはタカショーのアヴェルサ300×600角、色はシルバー。大判の石目が並び、目地が少ないぶん一枚の面として見えます。天端にはLIXILのデザイナーズパーツの笠木をブラックで回し、面と縁で色を分けて輪郭を締めました。

ポストはLIXILのエクスポストFS、前入れ前出しのブラックを2基。表札はお施主様がお選びになったものを2枚。インターホンは共用の1台だけを残しています。二世帯分の機能が並んでも散らかって見えないのは、面が大きく、色が二色に絞られているためです。

門袖は、隣地との境界ブロックからわざと離して建てています。既存のブロックは隣家との共有のため、一体にすると将来どちらかを触るときに両方へ影響が出るからです。

土間コンクリートは30.4㎡を刷毛引きで仕上げました。道路との高低差があり勾配がやや強い敷地のため、雨の日に滑りにくい仕上げを選んでいます。伸縮目地は砂利のスリットとし、広い面に線のリズムを通しました。アプローチと見切りには東洋工業のエクレル、色はダークグレー。あえてムラを持たせた製品で、人工的になりすぎません。

完成した外構の見どころ

埼玉県川口市の施工事例|アプローチ脇の植栽帯・化粧砕石と独立型宅配ボックス

玄関脇には、アオダモの株立ちを1本。下枝だけを整え、上の柔らかい枝はあえて残しました。風が入ると葉先が揺れ、黒い外壁の前で表情が出ます。足元にはマホニアコンフューサやカレックス、コルジリネなどの下草をまとめ、防草シートと砕石で納めています。

照明はLIXILの美彩で統一しました。門袖の笠木にはコーピングビームライトを仕込み、笠木の下へ一本の線を落とす。株立ちにはスパイクスポットライトを1台。土間には光量を抑えたポイントライトを5台埋め込みました。明るいのは門袖のラインと木の足元だけで、あとは点で灯るだけです。

暮らしの変化

駐車まわりは、土留めを設けずフラットにつなげています。段差で有効な長さを削らないぶん、大きめのミニバンでも扱いやすい寸法です。

玄関へは、支給いただいたタイルを貼った3段の階段で上がります。蹴上は15cm以内。年を重ねてからも無理なく上り下りできる高さです。郵便は世帯ごとに受け取れて、来客の応対はひとつのインターホンで済む。二世帯に必要な「分ける」と「まとめる」が、『ひとつの顔』の中で両立しています。

川口市で、二世帯住宅の外構をご検討中の方へ

二世帯住宅の外構では、ポストや表札をどこまで分け、どこからまとめるかで正面の印象が変わります。門袖を一枚の面としてつくれば、機能を足しても散らかって見えません。川口市の外構工事のページでは、地域で多いご相談や他の事例もご覧いただけます。

施工概要

施工エリア 埼玉県川口市
施工内容 門周り工事:造作門袖(タカショー アヴェルサ 300×600角/シルバー)、笠木(LIXIL デザイナーズパーツ/ブラック)、ポスト(LIXIL エクスポストFS/ブラック)2基、表札2枚(お施主様支給)
玄関まわり工事:ポーチタイル貼り、階段3段(タイルはお施主様支給)
駐車場工事:土間コンクリート30.4㎡(刷毛引き仕上げ)、砂利スリットの伸縮目地、アプローチ・見切り(東洋工業 エクレル/ダークグレー)
照明工事:LIXIL 美彩(コーピングビームライト、ポイントライト5台、ウォールバーライト2台、スパイクスポットライト)、電気工事
植栽工事:アオダモ株立ちH2.5、マホニアコンフューサ、ニューサイラン、カレックス、コルジリネ、コバノズイナ、オリヅルラン
建物まわり工事:防草シート(ザバーン240G)+砕石敷き、勝手口門扉(LIXIL 開き門扉AB YR3型/ブラック)、ガーデンパン(プレーンパンスクエア/ブラック)
価格帯(目安) 180万円〜190万円
工期(目安) 約4週間〜5週間
相談から完工までの特徴 二世帯分のポストと表札を一枚の門袖に集約し、駐車の有効寸法と夜の見え方を同時に整えた新築外構です。
担当プランナーコメント 機能を足すほど正面は散らかります。門袖を大きな一枚の面として立て、そこにすべてを納めることで、二世帯分の設備を持ちながら静かな佇まいにしました。照明は数を絞り、門袖のラインと株立ちの足元だけを強く、残りは弱い点で。

川口市で、建て替えに合わせた外構をご検討中の方は、他の施工事例もあわせてご覧ください。敷地の高低差や駐車台数に合わせて、使いやすさと見え方の両面からご提案します。