川口市|木調笠木の手すりが寄り添う、高低差を上りやすく整えた玄関まわり
道路との高低差を3段の階段で受け、『ひと差しの木調』で表情を添えた玄関まわりの外構です

埼玉県川口市で、新築の建物に合わせてご依頼いただいた外構工事です。建物の外観は白と黒でまとめられており、外構もその調子を崩さないことを最初の前提にしました。
敷地の中に駐車場を取る計画はなく、外構でつくるのは玄関まわりと建物の周囲だけ。範囲が限られるぶん、上り下りのしやすさと足元の納まりに手をかける方針で進めました。
ご相談の背景
いちばんの条件は、費用を抑えることでした。必要なものを、必要な仕様で。装飾を足すよりも、毎日使う部分がきちんとしていることを優先したい、というお考えです。
もうひとつが、道路と玄関ポーチの高低差です。ハウスメーカーの施工範囲はポーチまでで、そこから地面までをつなぐ階段は外構側でつくることになります。約1mの差をどう受けるかが、この現場の中心にありました。
業者選びでは、保証やアフターの体制に加えて、下地の基準も比べておられました。路盤に敷く砕石の厚み、防草シートの規格。仕上がってしまえば見えなくなる部分こそ、あとから直せないと考えてのことです。
ご要望
整理すると、大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、仕様をできるだけシンプルにまとめること。土間コンクリート、建物まわりの砂利敷き、そして門柱と階段まわり。この範囲に絞る形です。
ふたつ目は、宅配ボックスを備えた機能門柱を道路寄りに置くこと。受け取りのために敷地の奥まで入ってもらわずに済む位置が、ご希望でした。
三つ目は、高低差のある階段に手すりを付けること。これは打合せの中でこちらからご提案し、採用いただいた項目です。
ご提案のポイント

機能門柱はLIXILの機能門柱FT、色はマットブラック。宅配ボックスとインターホンを内蔵したタイプです。ポストだけの下位機種まで落とせば費用は下がりますが、荷物の受け取りは毎日の使い勝手に直結します。抑えるところと残すところを分け、宅配ボックスは残す判断としました。
白い壁を背にして黒い柱を一本立てると、それだけで正面に芯が通ります。門柱を道路寄りに置いたことで、配達の方の動線も玄関の手前で完結します。
階段は3段、蹴上は約145mm。下地は重量ブロックを段状に積み、その上にお施主様が支給された磁器タイルを貼っています。玄関ポーチと同じタイルなので、ポーチから階段までが一続きの面として見えます。
手すりはLIXILのアーキレール。埋め込みの丸柱を立て、傾斜に合わせたジョイントで笠木をつないでいます。ここで色を二つに分けました。柱はナチュラルシルバーで背景に溶かし、手が触れる笠木だけをチェリーウッドの木調に。白と黒とコンクリートで構成した中へ、木の色をひと差しだけ入れています。アーキレールは柱の本数と距離で金額が決まり、笠木を木目調にすると上がります。上げる箇所は、ここ一本に絞りました。
アプローチはまっすぐに取りました。斜めに振るほど距離が伸び、下地も仕上げも増えます。ここはお施主様のご判断です。土間コンクリートは通路と駐輪のためのもので、車は敷地の外に置く計画でした。
土間コンクリートは7.5㎡を刷毛引きで仕上げ、幅60mmの砂利スリットを通しました。路盤は砕石を100mm転圧したうえで、メッシュを敷いてコンクリートを100mm。見えなくなる部分の仕様こそ、図面に残しています。
完成した外構の見どころ

階段の足元には、6号の白砕石を帯のように入れました。防草シートを敷いたうえで砕石を50mm。土間コンクリートとタイルという硬い面の間に白い線が入ることで、階段の輪郭が浮き上がります。草の手入れを増やさず、見切りとしても効いてくれます。
建物の周囲も同じ白砕石で統一しました。全面をコンクリートで埋める案もありましたが、水はけを考えて砂利敷きのまま残しています。境界側は重量ブロックのC120を積み、天端を仕上げて土を受けました。
暮らしの変化
約1mの高低差は、3段に割ったことで一段あたりの上がりが穏やかになりました。蹴上約145mmは、荷物を抱えていても足の上がる高さです。降りるときに手の届く位置へ笠木があるので、雨の日も足元を確かめながら下りられます。
宅配ボックスが道路側にあることで、不在時の受け取りも敷地の手前で済みます。建物まわりは砂利で仕上げ、雨水は土へ戻す。派手な仕掛けはありませんが、毎日触れる部分から順に手を入れた外構です。
川口市で、玄関まわりの外構をご検討中の方へ
道路とポーチに高低差がある敷地では、階段の段数と蹴上の取り方で使い勝手が決まります。手すりの色を一色足すだけでも、正面の印象は変わります。川口市の外構工事のページでは、地域で多いご相談や他の事例もご覧いただけます。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県川口市 |
|---|---|
| 施工内容 | 門周り工事:機能門柱(LIXIL 機能門柱FT/マットブラック/宅配ボックス・インターホン内蔵) 玄関まわり工事:玄関ポーチ・階段3段(蹴上約145mm)、下地重量ブロック・基礎、タイル貼り5.8㎡(タイルはお施主様支給)、手すり(LIXIL アーキレール/笠木チェリーウッド・柱ナチュラルシルバー) 土間工事:土間コンクリート7.5㎡(刷毛引き仕上げ)、砂利スリット幅60mm 建物まわり工事:6号白砕石50mm+防草シート(ザバーン240G)18.4㎡、土留めブロック・天端仕上げ 境界工事:重量ブロックC120積み+基礎、既存境界基礎のモルタル補修 |
| 価格帯(目安) | 90万円〜100万円 |
| 工期(目安) | 約1週間〜2週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 費用を抑える前提のなかで、階段と手すり、そして下地の仕様に絞って手をかけた玄関まわりの外構です。 |
| 担当プランナーコメント | 予算を抑える計画ほど、どこを残すかの判断が仕上がりを分けます。今回は宅配ボックスと手すりを残し、装飾はゼロに。木調を使ったのは手が触れる笠木の一本だけで、あとは白と黒と砕石で構成しています。見えなくなる路盤と防草シートの仕様も、はじめにご説明したうえで採用いただきました。 |
川口市で、費用を抑えながら玄関まわりを整えたいとお考えの方は、他の施工事例もあわせてご覧ください。ご予算の枠を先に伺ったうえで、残す仕様と省く仕様を一緒に整理してご提案します。