志木市|木調の縦格子と人工芝が彩る、刷毛引き土間のナチュラルモダン外構
木調の縦格子で視線をやわらげ、『抜け』を残した刷毛引き土間のナチュラルモダン外構です

埼玉県志木市で、新築の建物に合わせて敷地全体を一度に整えたご計画です。軽量鉄骨造2階建てのすっきりした外観に、外構をどう添えるか。ご相談は建物の図面が固まった段階から始まりました。
最初のプランから最終案までは、およそ2か月。ご予算に収めるために項目を見直しながら、玄関までの使いやすさと、視線をやわらげる仕掛けだけは最後まで残す。そうやって輪郭を決めました。
ご相談の背景
敷地面積は145.27㎡。前面道路は幅員4.8mで、L型側溝を挟んですぐに玄関まわりが向き合う配置です。通りに面する長さが大きく、玄関前と庭をそのままにすると、暮らしの気配が道路側へ抜けてしまいます。
もうひとつが高低差です。建物の設計GL(基準となる地盤の高さ)は基準点から300mm上がり、庭側には段差が残ります。隣地境界には既存のブロック塀が3段。土を留める仕組みと、その上で視線を止める要素をどう重ねるか。ここが出発点でした。
ご要望
ご要望は、大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、道路から玄関までを土間コンクリートでフラットに使えるようにすること。駐車と歩行を兼ねる面なので、仕上げは滑りにくさを優先します。
ふたつ目は、視線を切る要素を塀ではなく『縦のリズム』でつくること。面で囲うのではなく、立てた線の間隔で見え方を調整する考え方です。
三つ目は、手入れの負担を増やさずに緑と広場を確保すること。刈り込みの要らない面と、季節を感じる樹木を組み合わせます。
ご提案のポイント
まず、車庫からアプローチまでを土間コンクリートの刷毛引き仕上げで33㎡。型枠35m、伸縮目地13mを回し、面の途中には砂利スリットを通しました。広い土間は割り付けで表情が変わります。目地とスリットで面を分ければ、のっぺりしません。
庭側の段差は、化粧ブロックのユニソン モデリート120を2段、グレーで6.5m。基礎はH100×W600。土留めそのものは目立たせず、上に載る芝と緑の面を持ち上げる台として納めました。
玄関ポーチの階段①②は、コード120/グレーベージュの立ち上がりを1段、延長4m。天端は土間と同じコンクリート刷毛引きで2㎡。門柱は建物側の工事で立てられたため、外構側は足元を受け止める役割に徹しました。
視線対策の主役が、LIXILの枕木材100角。木目クリエモカ、H1500を9本、隙間100mmで並べた木調の縦格子スクリーンです。当初は目隠しフェンスを面で立てる案でした。そこから角柱18本を経て、最終的に9本へ。隙間を残した分だけ光と風が通り、庭が暗くならない。『抜け』を設計に組み込んだ結果です。
隣地側は既存のブロック塀の上に、LIXIL ハイグリッドフェンスUF8型 T-8/シャイングレーを24m。細い格子は圧迫感が出にくく、背景として静かに効いてくれます。庭はユニソン メモリーターフ28mmを10㎡、下地は再生砂と防草シート ザバーン136G。砂利と割栗石で余白をつくり、リサイクルエッジで見切りました。樹木はアオダモとイロハモミジの株立ちに、常緑のソヨゴを添えています。
完成した外構の見どころ
縦格子は、正面からは視線を受け止め、歩いて角度が変わると隙間の向こうがちらりと見える。隠しすぎず、開けすぎない距離感です。木目クリエモカの茶、フェンスのシャイングレー、ブロックのグレー。色数を三つに抑えたことで、全体が落ち着いて見えます。
足元は、刷毛引きのマットな質感と人工芝の緑のコントラスト。砂利スリットと伸縮目地が土間に線を通し、縦格子と呼応します。線の向きが揃うと、空間が締まって見えてくれます。
暮らしの変化
道路から玄関までは、段差の少ない一続きの土間。買い物袋を持っていても、雨の日でも歩きやすい動線です。駐車したまま荷物を下ろせるのも、日々の使い勝手に効いてきます。
庭の人工芝は刈り込みが不要で、天気を気にせず出られる面。立水栓のユニソン ジラーレWとガーデンパンの千段水鉢があり、道具や手を洗う場所にも困りません。落葉樹が季節ごとに表情を変え、冬はソヨゴの緑が残ります。
志木市で、視線を切りながら明るい庭をつくりたい方へ
視線対策は、高い塀で囲うことだけが答えではありません。立てる線の太さと間隔、色、緑の置き方。この三つの組み合わせで、閉じずに落ち着く場所はつくれます。志木市の外構工事のページでは、地域で多いご相談や参考価格帯をまとめています。素材や工種の組み合わせを広く見比べたい方は、施工事例の一覧もあわせてご覧ください。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県志木市 |
|---|---|
| 施工内容 | 車庫・アプローチ工事:土間コンクリート刷毛引き仕上げ33㎡(伸縮目地13m)、砂利スリット 土留め工事:化粧ブロック積み(ユニソン モデリート120/2段/グレー)6.5m、基礎H100×W600 テラス・階段工事:玄関ポーチ階段の立ち上がり(コード120/1段/グレーベージュ)4m、天端の土間コンクリート刷毛引き2㎡ 庭工事:人工芝(ユニソン メモリーターフ28mm)10㎡、防草シート ザバーン136G、8部砂利敷き8㎡、割栗石1.5㎥、リサイクルエッジ6.5m アルミ・境界工事:木調の縦格子スクリーン(LIXIL 枕木材100角/木目クリエモカ/H1500)9本、LIXIL ハイグリッドフェンスUF8型 T-8(シャイングレー)24m、立水栓(ユニソン ジラーレW)、ガーデンパン(千段水鉢) 植栽工事:アオダモ株立ちH2.4、イロハモミジ株立ちH2.0、ソヨゴ株立ちH2.0 |
| 価格帯(目安) | 130万円〜140万円 |
| 工期(目安) | 約2週間〜3週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 約2か月かけて工種を絞り込み、土間と土留め、木調の縦格子スクリーンを軸に組み立てた新築外構です。 |
| 担当プランナーコメント | 面で隠すか、線で和らげるか。この敷地で選んだのは、隙間100mmを残した9本の縦格子です。守りたい視線は切りながら、庭の明るさは手放さない。『抜け』を残す判断が効いています。 |
志木市で新築の外構をご検討中の方は、地域ページや他の事例もあわせてご覧ください。同じ広さの敷地でも、線の置き方ひとつで『抜け』の感じ方は変わります。限られた枠のなかで何を残すか、一緒に整理させてください。