施工事例

和光市|梁を延ばしたカーポートと手前の横帯で、奥行きの厳しい2台分を広く見せる

和光市|梁を延ばしたカーポートと手前の横帯で、奥行きの厳しい2台分を広く見せる
埼玉県和光市の施工事例|敷地の端から見たカーポートとインターロッキングの全景

梁を延ばした2台用カーポートの下に、手前だけ帯を通す『横のライン』で駐車スペースを広く見せました

埼玉県和光市の施工事例|正面から見たカーポートと土間の引き

埼玉県和光市、区画整理事業地内に建った白と黒の新築住宅。玄関へ上がる階段が前へ張り出し、駐車スペースの奥行きには余裕がありませんでした。

そこで選んだのが、床を一色で通し、手前にだけ帯を一本入れる組み立てです。縦に区切らず横へ流すと、同じ寸法の土間でも広く読めます。『横のライン』を一本だけ通す、という決め方をしています。

ご相談の背景

はじめにあったのは、駐車の余白の少なさでした。階段が前へ出ているぶん、車を2台並べると前後をかなり詰めることになります。軽自動車ならもう1台入る、という寸法でした。

もうひとつが、カーポートを付けるかどうかの迷いです。梁を延ばした本格的なものは費用の差が大きく、見送る選択も最後まで残っていました。小さなお子様がいるご家庭で、雨に濡れずに乗り降りできることをどう見るかが分かれ目です。

敷地は区画整理事業地内で、面積は148.00㎡。カーポートや境界ブロックの申請が建物の検査後になるため、着工が引渡しから一か月ほど空く見込みもありました。

ご要望

いただいたご要望は、大きく三つに整理できます。

ひとつ目は、カーポートを付けるなら中途半端にしないこと。梁を延ばし、玄関側まで雨に濡れずに動ける屋根をご希望でした。

ふたつ目が、駐車スペースを広く見せること。ただし切り返しで付くタイヤ痕は防ぎたい、という条件が重なります。

三つ目は、建物の白と黒に色を合わせること。照明は予算の都合で見送り、そのぶん植栽は入れるという優先順位で決まりました。

ご提案のポイント

埼玉県和光市の施工事例|反対側から見たカーポートと横板フェンス

床は、刷毛引き仕上げの土間コンクリートを26.0㎡。砕石100mmを転圧し、4.5mmのメッシュを入れて厚100mmで押さえています。色を足さず、ニュートラルなグレー一色で通しました。

手前の9.0㎡だけは、東洋工業のエクレル600×300×60(ウォームグレー/目地グレー)を横方向に敷いています。端部には75×300×60のダークグレーをボーダーとして通しました。ここは切り返しでタイヤ痕が出やすい場所でもあり、意匠と実用が重なる位置です。

カーポートは、LIXILのフーゴF 2台用(ブラック)。水上・下梁を延長し、屋根は熱線吸収ポリカーボネートのクリアマットSを選びました。明るさを残しながら熱を抑える屋根材です。

柱は標準柱からロング柱へ変更し、25cm上げています。建物側に付くリビング横のライトが屋根の下へ入り込むのを避けるためで、頭上の抜けも合わせて確保しました。

目隠しは、LIXILのフェンスAB YS3型 T-12(横スリット/ブラック)。当初の片側6mずつから、5mずつに詰めました。出入りで両側が塞がると見通しが利かないためで、1枚を半分にして両側へ回せるぶん無駄も出ません。

境界は重量ブロックC120で。道路側は4段で12.0m、土留めを兼ねる側は2段で33.2m。天端はハイモル仕上げとし、上にメッシュフェンスを約30.9m回しています。

門まわりは、ユニソンの機能門柱ミース(宅配ボックス2段/インターホン加工)と表札のビームL250。建物廻りの38.0㎡には防草シートのザバーン240Gを敷き、6号白砕石で押さえました。

植栽は2本だけ。株立のアオダモを梁の水平より高く、ユーカリ・ポポラスを手前に低く添えています。

完成した外構の見どころ

見どころは、床に通した一本の帯です。奥行き方向に区切りを入れないぶん、目線が横へ流れて間口が広く読めます。ダークグレーのボーダーが、建物の黒と土間のグレーをつないでいます。

カーポートは、柱を後ろへ寄せて前面を開けた納まり。梁の水平が建物の軒と近い高さでそろい、正面から見たときの線の数が増えません。屋根の雨は、雨樋から砂利のスリットへ流しています。

色は三つだけです。黒のフレーム、白の砕石、コンクリートのグレー。そこへ緑を二本置いて、硬さをやわらげています。

暮らしの変化

いちばん変わったのは、雨の日の乗り降りでしょう。屋根が玄関側まで届くので、荷物とお子様を抱えて濡れる区間がほとんど残りません。

停め方も変わります。手前の帯が切り返しの目安になり、毎回の位置が決まります。タイヤ痕の出やすい面が濃い色なので、汚れも気になりにくくなりました。

建物廻りは砂利敷きに。防草シートを下に入れ、草の手入れに取られる時間を減らしています。

和光市で、駐車スペースを広く見せる外構をご検討中の方へ

広さは、面積ではなく線の向きで決まります。奥行き方向に区切ると狭く、横へ通すと広く見えます。『横のライン』は、タイヤ痕の出やすい位置と重ねると二重に効いてくれます。

地域全体で多いご相談や他の事例は、和光市の外構工事ページでご覧いただけます。カーポートや土間の納まりを見比べたい方は、施工事例一覧もあわせてどうぞ。

施工概要

施工エリア 埼玉県和光市
施工内容 境界工事:重量ブロックC120(4段12.0m/2段33.2m)、天端ハイモル仕上げ、メッシュフェンス約30.9m、目隠しフェンス(LIXIL フェンスAB YS3型 T-12/ブラック)10.0m
車庫・カースペース工事:土間コンクリート刷毛引き26.0㎡、インターロッキング9.0㎡(東洋工業 エクレル/ウォームグレー+ダークグレーのボーダー)、地先ブロック8.4m、カーポート(LIXIL フーゴF 2台用/梁延長/ロング柱/熱線吸収ポリカ クリアマットS/ブラック)、雨樋接続、確認申請
門廻り工事:機能門柱(ユニソン ミース/宅配ボックス2段)、表札(ビームL250)
建物廻り・植栽工事:防草シート(ザバーン240G)+6号白砕石38.0㎡、アオダモ株立・ユーカリポポラス各1本
価格帯(目安) 400万円〜450万円
工期(目安) 約3週間〜4週間
相談から完工までの特徴 床を一色で通し、手前にだけインターロッキングの帯を横へ入れることで、奥行きの限られた2台分の駐車スペースを広く見せた事例です。
担当プランナーコメント 床は色数を増やすほど狭く見えます。区切る線ではなく、流れる線をどこに置くかで印象が決まります。

和光市で駐車スペースの見え方やカーポートの高さにお悩みの方は、地域ページや他の事例もあわせてご覧ください。敷地の奥行きと動線をうかがい、線の向きから詰めていきます。