施工事例

鶴ヶ島市|経年で崩れた西側の土留めを積み直し、仕上げの切り替えで整えた前庭

鶴ヶ島市|経年で崩れた西側の土留めを積み直し、仕上げの切り替えで整えた前庭
埼玉県鶴ヶ島市の施工事例|コンクリート版と白砕石の切り替えが分かる前面の全景

経年で崩れた西側の土留めを積み直し、前面は仕上げの『切り替え』で動線を分けました

埼玉県鶴ヶ島市の施工事例|建物側から見たアプローチと砕石敷きの引き

埼玉県鶴ヶ島市の新築住宅。前面道路と建物のあいだには560mmの高低差があり、裏手の西側では既存の土留めが経年で崩れ、土が隣の畑側へ流れ出していました。

そこで決めたのが、直すべき場所から順に予算を置く進め方です。土留めと境界を先に固め、前面はコンクリートと砂利の『切り替え』で、歩く場所と車の場所を描き分けました。

ご相談の背景

はじめにあったのが、西側の土留めです。土が畑側へ流れ出し、設計士からも外構でやり直すよう勧められていた場所でした。境界の作り直しは、優先順位のいちばん上です。

もうひとつが、窓の見え方です。中庭を2か所持つ建物で、大きな窓が隣家から見える位置にありました。カーテンを閉めたままでは、せっかくの中庭が生きません。

予算にも、はっきりした線がありました。相見積もりを取ったうえで、200万円を超えると厳しいというボーダーを各社にお伝えになっています。

ご要望

いただいたご要望は、大きく三つに整理できます。

ひとつ目は、西側の土留めをやり直し、境界を直すこと。裏手で人目に触れないため、フェンスはメッシュで十分というお考えでした。

ふたつ目が、中庭側の目隠しです。隙間のない木目調で、少し暗い色。ここは金額が上がってもこだわりたい部分でした。

三つ目は、直線基調で手入れが少ないこと。芝は使わず防草シートと砂利、コンクリートの素地の質感がお好みで、タイルは使わない方向でした。

ご提案のポイント

埼玉県鶴ヶ島市の施工事例|玄関脇の土留めと目隠しパネルの納まり

西側は、重量ブロックC120を3段で積み直しました。基礎はW400×H100、天端はハイモル仕上げ、延長は4.7m。既存のフェンス7.8mを解体し、境界の線を引き直しています。

境界にはLIXILのメッシュフェンスA型T-8、色はブラック。柱の芯を境界から500mmに置き、12.4mを一続きに通しました。裏手は畑に接して視界が開けるため、抜けの残る面材です。

中庭側は、ECOMOCの再生木板145×20、シックグレーです。柱はアルミ70角のブラックを5本、高さ2.0mで4.0mぶん。板の隙間は10mm程度に抑え、狭めすぎて風圧を受けない寸法で止めています。

アプローチは、仕上げの『切り替え』でつくりました。土間コンクリート6.7㎡の見切りに東洋工業のグラスハイブリックボーダーを幅50mmで入れ、6号白砕石と防草シート、割栗石を続けています。正方形の土間は3枚。建物正面の正方形窓3連に数をそろえ、歩く動線と車から降りる動線を分けました。

560mmの高低差は、段差を足さずに勾配で処理しています。玄関ポーチ前の1段目だけをフラットにし、そこから約11cmの段差。駐車スペースの勾配は約4%以内に収めました。

見えない部分の質は、落としていません。土間の下地はリサイクルでない砕石C40-0、防草シートは厚みのあるザバーン240。表に出ない仕様ほど、あとから直せない場所です。

完成した外構の見どころ

埼玉県鶴ヶ島市の施工事例|防草シートから張り芝に切り替わる部分の寄り

見どころは、前面の『切り替え』です。コンクリートの版と白砕石が交互に現れ、歩く場所と車を置く場所が足元の質感で分かれます。砂利スリットは80mm、駐車は2台分で23.3㎡を確保しました。

正面に立つのは、シラカバ ジャクモンティの株立ちです。高さは2.5〜3.0m、当初のモミジからご家族のご希望で入れ替えた1本になります。足元の割栗石は化粧だけでなく、レベル調整も兼ねています。

裏手と側方は、手入れの軽さで整えました。サービスヤードは6号白砕石と防草シートで39.6㎡、建物の外周は防草シートで19.7㎡。追加のリサイクルエッジ12.5mで、砂利の際を押さえています。

広い土の部分は、あえて整地だけで残しました。北側の庭と建物まわりの61.6㎡は、将来のロックガーデンのための余白です。機能門柱や立水栓など、お客様お手配の品はこちらで取り付けました。

暮らしの変化

いちばん変わったのは、裏手の安心でしょう。積み直した土留めが土を押さえ、畑側へ流れ出す心配がなくなりました。境界も一続きに通り、どこまでが自分の敷地かが目で分かります。

中庭の窓も変わります。隙間10mmの板が視線だけを切ってくれるので、カーテンを開けたまま過ごせます。

手入れの時間は、軽いままです。砂利と防草シートで雑草の出る面積を減らし、残した土にはご自身で緑を足していけます。木漏れ日の似合う庭は、これから育っていきます。

鶴ヶ島市で、土留めのやり直しから始める外構をご検討中の方へ

土が流れている場所があるなら、そこが最初の一手です。直すべき工事から順に予算を置き、残りで見え方をつくると、限られた金額でも芯のある外構になります。仕上げの『切り替え』は、面積を増やさずに動線を描く方法のひとつです。

地域で多いご相談や他の事例は、鶴ヶ島市の外構工事ページでご覧いただけます。別の敷地条件での納まりは、施工事例一覧もどうぞ。

施工概要

施工エリア 埼玉県鶴ヶ島市
施工内容 土留め・境界工事:西側土留め(重量ブロックC120 3段/天端ハイモル仕上げ)4.7m、既存フェンス解体7.8m、メッシュフェンス(LIXIL メッシュフェンスA型T-8)12.4m
目隠しフェンス工事:樹脂フェンス(ECOMOC 再生木板145×20 シックグレー)L4.0m×H2.0m
土間・アプローチ工事:駐車土間コンクリート23.3㎡、砕石スリット15.0m、アプローチ土間6.7㎡、見切り(東洋工業 グラスハイブリックボーダー)、6号白砕石+防草シート42.8㎡、割栗石1.6㎥
植栽・整地工事:シラカバ ジャクモンティ株立H2.5〜3.0、防草シート19.7㎡、整地66.2㎡
価格帯(目安) 150万円〜200万円
工期(目安) 約3週間〜4週間
相談から完工までの特徴 西側の土留めを積み直して境界を固め、前面はコンクリートと砂利の切り替えで歩く動線と車の動線を分けた事例です。
担当プランナーコメント 直さなければならない工事から順に予算を置くと、残りの使い道がはっきりします。仕上げの切り替えは、面積を増やさずに動線を描ける方法です。

鶴ヶ島市で、土留めのやり直しや新築の外構をお考えの方は、地域ページや他の事例もあわせてご覧ください。敷地の高低差と境界の状態をうかがい、優先順位から整理します。