施工事例

鶴ヶ島市|既存の基壇を活かし、ウッドデッキ跡を広いポーチと目隠しフェンスに

鶴ヶ島市|既存の基壇を活かし、ウッドデッキ跡を広いポーチと目隠しフェンスに
埼玉県鶴ヶ島市の施工事例|建物脇の土間コンクリートの全景

下へ降りる案をやめ、建物側の基壇の高さをそのまま使って、掃き出し窓の前を広いポーチに変えました

埼玉県鶴ヶ島市の施工事例|白砕石の縁取りと排水金物まわりの寄り

埼玉県鶴ヶ島市の住まい。庭には5.0㎡のウッドデッキと、4mを超えて育った高木がありました。大きな掃き出し窓から外へ出るための足場をつくり直すご相談です。

軸にしたのは『高さを使い切る』という考え方。建物側の基壇は、駐車場側より30cmほど高い位置にあります。この段差を削って降ろすのではなく、床としてそのまま使いました。

ご相談の背景

庭にあったのは、5.0㎡のウッドデッキと、高さ4mから4.5mほどの高木。低木と、道路側の花壇の植え込みも同じように伸びていました。まずは庭を戻すところからの計画です。

高さの条件も、はっきりしていました。図面のレベルはマイナス350からプラス100まで四段階。建物まわりの基壇だけが、駐車場側より30cmから35cm高い位置にあります。

駐車スペースは既存のコンクリート土間で、正面から奥まで約5.3m。隣地側は土のままで樹木が生えています。現地調査では、境界と勾配、基礎の高さ、根の張り方、排水の処理まで先に確認しました。

ご要望

いただいたご要望は、大きく三つに整理できます。

ひとつ目は、伸びすぎた植木と既存のウッドデッキを撤去して、庭をいったんリセットすること。高木は根の掘り起こしまで含める必要がありました。

ふたつ目は、掃き出し窓からそのまま出られるポーチと、外で過ごせる広いスペース。二案を比べたあと、裏手へ降りる階段はご希望で取りやめ、そのぶんを広さへ回しています。

三つ目が、隣からの視線を切る目隠しです。フェンスは初回のご相談から挙がっていた要望で、高さの決め方が設計の山場になりました。

ご提案のポイント

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ご提案したのは二案です。一案目は掃き出し窓から一段か二段降りて、駐車場と同じ高さでつなぐ形。二案目が、基壇の上にポーチを広げて、駐車場側へ一段だけ降りる形でした。

比較では、旧デッキのラインを図面に重ねています。降りずに広げたほうが、有効な面積は大きく取れる。二案目をその場でお選びいただきました。

フェンスの高さは、逆の動きをします。一案目は低いほうから立ち上げるためH2000。二案目は上がった基壇の天端から立てるので、H1800へ20cm詰めました。

それでも、上端の位置は高くなります。身長170cmの人物モデルを図面に入れ、目線の高さから上までが隠れることを確かめました。高さを下げて、見え方は上げる。圧迫感と目隠しの両方に効きます。

雨水桝は、無理に上げませんでした。低いほうのレベルに残したまま嵩上げで高さを調整し、扱いやすい位置に納めています。

取り合いには、砂利のスリットを入れました。コンクリートは水を通さないため、隣地境界側に浸透の余白を確保。硬いもの同士はひび割れの原因になるので、既存の土間や建物の基礎とも縁を切っています。

ブロックは、選び方の基準からお渡ししました。デザインの系統で価格の段が変わることを先にお伝えし、東洋工業のリブマックス マックス-1、色はパールグレーに決まっています。

板の間隔も、画面で見比べていただきました。最小5mm程度まで詰められるところ、今回は一般的な10mm。プライバシーと抜け感のつり合う位置です。

完成した外構の見どころ

ポーチの天端は、金ゴテ仕上げのコンクリートで10.8㎡。基壇の『高さを使い切る』判断が、そのまま床の広さになりました。目地には白い砂利のスリットが通り、大きな面を細い線で分けています。

立ち上がりは、化粧ブロックの積み。基本53本とコーナー12本、一段と二段を合わせて12.1mの延長です。石目のあるパールグレーが、コンクリートの面と穏やかにつながります。

目隠しフェンスは、エコモックフェンスのH1800。板材145×20×1995のサンディーブラウンを10mm間隔で張り、2スパン分を切り詰めずに納めています。支柱はマットブラックで、明るい板の色を後ろから引き締めてくれます。

足元では、雨水桝と点検枡の蓋を土間の面に出したまま納めています。設備を動かさず、床のほうを合わせる納まりです。

暮らしの変化

いちばん変わったのは、窓から外へ出るまでの動きでしょう。掃き出し窓を開ければ、段差を降りずにそのままポーチへ。5.0㎡だったデッキの面積は、10.8㎡の床に置き換わりました。

庭の手入れも軽くなります。4mを超えていた高木と植え込みがなくなり、落ち葉や剪定に追われる時間が戻ってきました。

視線のほうも落ち着きます。隣地側はフェンスで切れ、外で過ごすときの居心地が変わりました。正面に車を寄せて停めても、裏へ抜ける幅は残ります。

鶴ヶ島市で、庭のリフォームをご検討中の方へ

庭のつくり直しは、広さより高さの使い方で決まります。降りるか、上の高さのまま広げるか。この選び方ひとつで、使える面積とフェンスの見え方が変わります。

地域全体で多いご相談や他の事例は、鶴ヶ島市の外構工事ページでご覧いただけます。他の敷地条件での納まりを見たい方は、施工事例一覧もあわせてどうぞ。

施工概要

施工エリア 埼玉県鶴ヶ島市
施工内容 解体・伐採工事:既存ウッドデッキ解体5.0㎡、高木・低木・植え込みの伐採・伐根、発生材の処分
ポーチ・階段工事:コンクリート金ゴテ仕上10.8㎡、化粧ブロック積み(東洋工業 リブマックス マックス-1/パールグレー/基本53本・コーナー12本)、基礎・掘削14.2m、雨水桝嵩上げ1カ所、スリット部分の白砂利敷き
境界工事:目隠しフェンス(ECOMOC エコモックフェンス H1800/板材サンディーブラウン/支柱70角 マットブラック/2スパン・板間隔10mm)、独立基礎・柱建て込み5箇所
価格帯(目安) 90万円〜100万円
工期(目安) 約2週間〜3週間
相談から完工までの特徴 降りてつなぐ案と、基壇の高さを活かして広げる案を比較し、ポーチの面積とフェンスの見え高さを同時に伸ばした事例です。
担当プランナーコメント 段差は、消すだけが解決ではありません。今回は上の高さをそのまま床に使い、フェンスは20cm下げても隠れる位置を図面で確かめました。

鶴ヶ島市でウッドデッキの撤去やポーチづくり、目隠しフェンスをご検討の方は、地域ページや他の事例もあわせてご覧ください。高低差と視線の向きをうかがい、『高さを使い切る』組み立て方からご提案します。