朝霞市|黒の横ルーバーフェンスとグレーの塀が、道路際の線を整えるモダン外構
道路沿いの境界を、グレーの塀と黒い横ルーバーフェンスで一本にそろえた外構です

建物側の計画が固まったころ、敷地の測量図と前面道路の資料をひととおり取り寄せるところから、この外構の検討は始まりました。埼玉県朝霞市のこちらは敷地面積およそ224平方メートル。道路に接する辺が長く、境界の見え方がそのまま家の印象を決める敷地です。
方針は絞りました。車の止まる面は土間コンクリートで広く固め、道路との境目は低い塀と目隠しフェンスで受ける。色はグレーと黒に限り、要素を増やさずに『そろえた線』で通す。手を入れる場所を欲張らないぶん、ひとつずつの納まりに時間を掛ける組み立てです。
ご相談の背景
着工前の現地写真には、建物の前面がまだ土のままで、雑草の残る状態が写っています。雨のあとにぬかるみ、砂利が流れ、草が伸びる。外構が入る前の敷地に、よくある姿でした。
もうひとつが境界です。道路と接する辺が長いぶん、そのままでは敷地の内と外の区切りが曖昧になります。どこまでを固め、どこから先を立ち上げるのか。この線引きを先に決めることが、計画の出発点になりました。
ご要望
同じ条件で並べた四つの見積と、そこで下された判断が、この工事のご要望をいちばんよく表しています。整理すると、大きく分けて3つありました。
ひとつ目は、車を置く面を土間コンクリートでしっかり固めること。ふたつ目は、境界を低い塀で立ち上げ、その上に目隠しのフェンスを載せて道路との距離を取ること。三つ目は、門まわりの色を黒でそろえ、表札を門柱と一体で納めることです。
ご提案のポイント

検討の中心は、敷地の一角にある約16平方メートルの仕上げをどうするかでした。整地だけで納める案、白砂利を32平方メートルから48平方メートルへ広げる案、赤土を200ミリ厚で入れ替えて植栽や菜園に振る案、そして土間コンクリートを62平方メートルから78平方メートルへ広げる案。四つを並べて比べ、選ばれたのはコンクリートを広げる案でした。
土のままの区画を残せば、花や野菜を育てる余地は生まれます。それを選ばず、車と人の動く面に振った。ここがこの外構の性格を決めています。土間コンクリートは砕石を50〜80ミリ敷いた上にワイヤーメッシュを入れ、厚さ100ミリで打設。図面にだけ「金鏝仕上げ」と注記があり、ざらつきを抑えた平らな肌で納めています。伸縮目地は27メートル。
境界は、東洋工業のコンクリートブロック「イースワン120型」を3段で13メートル積み、その天端にLIXILの「フェンスAB YL2型」T-8を12.5メートル。塀は高く積まず、視線を切る役目はフェンスの側に持たせています。
門まわりはYKK APの機能門柱「ルシアス ポストユニットSD02型」T10のサイズL、色はカームブラック。ステンレスバー付きの表札を組み合わせ、照明のない仕様を選んでいます。図面には「ポスト位置お客様現地確認」の注記があり、投函口の高さと向きは机の上で決めず、現地で立ち会って合わせる段取りにしていました。
建物の外周には6号砕石の白砂利を32平方メートル。図面上でも防草シートとセットで指定され、土のまま残る面をつくらない考え方で通しています。
完成した外構の見どころ
低く抑えた塀の上を、黒い横ルーバーのフェンスがまっすぐ伸びます。羽根が斜めに重なる形なので、道路側からは中が見えにくく、風と光は通り抜けてくれます。塀とフェンスの高さの配分が、閉じているのに重く見えない表情をつくっています。
寄って見ると、ブロックの縦の細かな筋目と、天端の角を丸く落とした納まりが分かります。グレーの塀、黒のフェンス、白っぽい外壁、そして金鏝で押さえた土間コンクリート。使っている色は四つだけ。彩りを足さないぶん、素材の肌合いそのものが表情になります。
暮らしの変化
車の止まる面が78平方メートルまで広がり、乗り降りの動線が土に触れません。建物の外周は白砂利と防草シートで覆い、ぬかるむ面を残さない計画です。手入れに掛ける時間を増やさないことを、仕上げの選び方で先に決めた形になります。
工事から2年後、境界のブロックとフェンスの一部をやり直す工事を、改めてお任せいただきました。同じ型のブロックを積み直し、フェンスも同じYL2型で継いでいます。部分的に手を入れても差が出ない。最初に品番までそろえておくことの意味は、こういうところで効いてきます。
朝霞市で、境界まわりの外構をご検討中の方へ
道路に長く接する敷地では、塀の高さとフェンスの高さの配分で見え方が大きく変わります。すべてを塀で積み上げるのではなく、低い塀の上に必要な高さだけを足す。この考え方なら、圧迫感を抑えたまま視線を切れます。朝霞市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や参考価格帯をまとめています。ほかの地域の完成例は施工事例の一覧からご覧いただけます。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県朝霞市 |
|---|---|
| 施工内容 | 駐車場・土間工事:土間コンクリート78㎡(砕石+ワイヤーメッシュ・金鏝仕上げ)、型枠29m、伸縮目地27m、掘削・残土処分 境界工事:ブロック積み3段13m(東洋工業 イースワン120型)、目隠しフェンス12.5m(LIXIL フェンスAB YL2型 T-8) 門まわり工事:機能門柱(YKK AP ルシアス ポストユニットSD02型 T10・ステンレスバー付き表札) 建物廻り工事:白砂利敷き32㎡(6号砕石+防草シート)、枡調整 境界修繕工事:既存ブロック解体撤去2m、同型での積み直し、フェンス2m分の交換 |
| 価格帯(目安) | 150万円〜200万円 |
| 工期(目安) | 約2週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 敷地の一角の仕上げを四案並べて比べ、土のまま残る面をつくらない方向へ振り切った外構工事です。 |
| 担当プランナーコメント | 塀は低く、視線を切る役目はフェンスに。高さを分けて持たせると、境界は閉じても圧迫感が出ません。色をグレーと黒に絞ったので、2年後に一部をやり直したときも、同じ品番でそのまま継げました。 |
埼玉県朝霞市で境界まわりの手入れや駐車スペースの舗装をお考えの方は、地域ページとあわせて他の完成例もご覧ください。敷地の形と道路の付き方が違えば、そろえるべき『線』も変わります。まずは現地を見せていただくところから、ご一緒に考えます。