施工事例

川口市|木のシルエットを壁に映す、黒い大判タイルの門袖壁とイロハモミジの外構

川口市|木のシルエットを壁に映す、黒い大判タイルの門袖壁とイロハモミジの外構
埼玉県川口市の施工事例|黒い大判タイルの門袖壁とイロハモミジ、木調フェンス

夜、木の『シルエット』を建物の壁に映す。その一枚の景色から組み立てた新築外構です

埼玉県川口市の施工事例|シンボルツリーと白系割栗石の植栽帯、木調デッキ

新築に合わせた外構工事のご依頼です。造成で敷地を下げた分譲地で、門袖壁から駐車スペース、アプローチ、土留、庭まわりを一期、植栽を二期でお引き受けしました。

初回の打ち合わせでは、まだ仕様はほとんど決まっていませんでした。ただ一点だけ、建物の設計段階から温めてこられた景色があります。家のいちばん近くの木を照らし、その影を壁に映す。この一枚の絵を成立させることを出発点にしました。

ご相談の背景

造成で敷地を下げたため、隣地との間に土留が必要でした。前面道路は細く、通り抜けにも使われない道。それでも道路側に高い壁を立てれば、敷地の使い方は窮屈になります。

ご希望は二つ、庭が欲しいことと、駐車スペースを確保すること。両立させると、門袖壁を道路に面した位置には置けません。どこに壁を立て、どこにプライベート感をつくるか。構成そのものが論点でした。

ご要望

大きく分けると3つありました。

ひとつ目は、木のシルエットを建物の壁に映したいということ。門袖壁も照らしたい、というご要望です。

ふたつ目は、ウッドデッキらしさを出さないこと。広い床ではなく、腰掛けられる縁側が欲しい。庭へ降りるより一段やわらかい動線に、というお考えです。

三つ目は、使う庭であること。バーベキュー、ビニールプール、家庭菜園。駐車は普段1台、来客時に2台という整理です。

ご提案のポイント

埼玉県川口市の施工事例|駐車土間コンと大判タイルのアプローチ段、化粧砂利

照明はLIXILの美彩シリーズ、スパイク式スポットライトSSP-G1型の45°をブラックで2セット。1灯を樹木の足元に、もう1灯を門袖壁側に据えました。45°の配光角は、光を広げすぎず幹と枝の線を壁に届かせるための選択です。ダウントランスは門袖壁に納め、機器を景色に出しません。

光を受ける木は、二期工事で植えたイロハモミジの株立ち。落葉樹で枝が細く分かれるため、壁に落ちる影の線が絵になります。庭側にはソヨゴを添えました。

門袖壁は下地のコンクリートブロックを9段積み、高さはGL+1,550ほど。仕上げはタカショーのセラレバンテ300×600、ブラックの大判タイルです。横長の目地割りが水平に通り、水平ラインを強調した建物と呼応します。一部のニッチだけはアイカのジョリパットアルファをブラック系の単色で塗装。同じ黒でも艶とマットが並び、壁面に陰影が生まれます。

木調フェンスは高儀のNEOCUTWOOD S1シャビーウッド。板幅140に10mmの隙間を取り、8段と5段の2スパンで構成しました。先に決めたのは段数ではなく高さです。H1350は門袖壁に合わせた寸法で、そこから逆算して段数を割り出しました。門袖壁の天端とフェンスの天端が一本の線でつながり、隙間を残した板張りが風と光を通してくれます。

駐車スペースは土間コンクリートの刷毛引き仕上げ19.4平方メートル。伸縮目地はエキスパンタイのブラックで、線を黒にまとめています。アプローチ段は玄関ポーチと同じLIXILのグレイスランド6番300角、蹴上まで貼り込みました。同じシリーズでも外構側は割り付けが本体とずれるため、その旨を図面に明記しています。土留は東洋工業のモデリート120を3段イモ積み、建物まわりはザバーン防草シート240Gに6号砕石を敷きました。

完成した外構の見どころ

黒い大判タイルの門袖壁は、道路側ではなく玄関側に振って配置しました。壁が正面に立ちはだからないぶん、敷地の入口は開けたまま。壁の黒を背景に、イロハモミジの枝が浮かび上がります。昼は葉の色を、夜は光が壁に落とす影を。同じ一本の木が、時間帯で違う表情を見せてくれます。

庭側に回ると、腰掛けられる奥行のデッキが建物の際に低く伸びています。床として広く張らず、縁側として細く取った特寸です。手前の地面は客土を入れて平らに整地しました。アプローチ段と土間コンクリートの間は、白い砕石が細く受けます。

暮らしの変化

デッキは腰を掛けるための高さと奥行です。室内から庭へそのまま降りるのではなく、いったん腰を下ろせる場所がある。支度をするときも、プールで遊ぶ子どもを見ているときも、この一段が居場所です。

庭は駐車スペースに削られず確保できました。普段は1台、来客時は2台。そして夜、帰宅して門袖壁の前に立てば、壁に映る木の影が出迎えてくれます。

川口市で、照明を生かした外構をご検討中の方へ

照明は、最後に足す設備ではありません。どこに木を植え、どの壁を照らすかを先に決めておけば、門袖壁の位置も配線の経路も自然に決まります。仕上がってから考えると、電源の取り回しで苦労しがちです。

川口市の外構工事のページでは、この地域で多いご相談や他の事例もご覧いただけます。ほかのテイストと見比べたい方は、施工事例もあわせてご参照ください。

施工概要

施工エリア 埼玉県川口市
施工内容 門袖壁工事:下地ブロック9段積、大判タイル貼(タカショー セラレバンテ/ブラック)、一部塗装仕上(アイカ ジョリパット)
土留工事:化粧ブロック3段イモ積(東洋工業 モデリート120)
駐車・アプローチ工事:土間コンクリート刷毛引き、伸縮目地、タイル貼(LIXIL グレイスランド6番300角)
照明工事:スポットライト2セット(LIXIL 美彩 SSP-G1型45°)、電気工事
サイン・ポスト工事:切文字表札(美濃クラフト XP-7)、ポスト(パナソニック 口金ポストMS)
庭・建物回り:木調フェンス(高儀 NEOCUTWOOD S1)、ウッドデッキ特寸(YKK AP リウッドデッキ200)、物置(イナバ シンプリー)、境界フェンス(三協アルミ ユメッシュE型)、防草シート+6号砕石敷
植栽工事(二期):イロハモミジ株立、ソヨゴ株立
価格帯(目安) 250万円〜270万円
工期(目安) 約7週間
相談から完工までの特徴 木のシルエットを建物の壁に映すという一点を出発点に、門袖壁の位置と照明の配置から全体を組み立てた新築外構です。
担当プランナーコメント 照明は器具を増やすほど良くなりません。狙う面を絞り、届く角度と距離を決めるだけで景色は変わります。フェンスを門袖壁の高さに揃えたのも、線を増やさないためです。

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