坂戸市|木目の縦格子と浮き階段が映える、黒とグレーの新築外構
道路際の電柱を『ぼかす』縦格子と、玄関前の浮き階段でまとめた新築外構です

埼玉県坂戸市、同じハウスメーカーの住まいが並ぶ新しい分譲地の一角。敷地の入口ぎわに電柱が立っていることで、門柱の置き場所が決めきれないままのご相談でした。
外壁はグレー、サッシは黒、屋根は片流れ。この配色に床材とアルミの色をそろえ、木目をひとつだけ差し色に置く方針です。高低差のある玄関前に予算を寄せ、そのほかは土間コンクリートに落としました。
ご相談の背景
隣と重ならない外構、というご相談の入り口。並びの住まいが同じハウスメーカーで、外構まで似てしまうことに抵抗をお持ちでした。
もうひとつが、敷地入口ぎわの電柱です。両隣は玄関のすぐ手前に門柱を置いていましたが、そこまで人に入ってきてほしくないというお考えでした。かといって道路側には電柱があり、置き場所が決まりません。
ご要望

いただいたご要望は、大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、駐車2台と自転車2台を、電柱をよけて成立させること。門柱は道路側へ寄せ、ポストとインターホン、表札に加えて100L級の宅配ボックスもまとめたいというご要望でした。
ふたつ目は、玄関までの階段を見せ場にすること。高低差があるぶん階段が正面の顔になるため、当初案の120cmより広い150cm級のタイル仕上げをご希望でした。
三つ目は、手のかからない外構にすること。ガーデニングはされず、庭は子どもが遊べる平面に、植栽は管理の楽なものを少しだけ、という条件でした。
ご提案のポイント

電柱は消すのではなく『ぼかす』。囲う造作壁も検討しましたが、電柱は地震時に大きく揺れるため10cm程度のクリアランスが要り、境界との隙間では成立しません。代わりにLIXILの枕木材70×70(クリエモカ)を4本、手前に立てました。
屋根はLIXILのカーポートSC 1台用ロング柱30-50型、シャイングレーの屋根に黒い柱。後方支柱の2本タイプは強度を出すために柱が太くなり、金額も上がりがちです。片持ちのまま横長を選び、自転車2台も同じ屋根の下に入れました。
独立したサイクルポートは見送っています。敷地が準防火地域にあたり、屋根を架ける工作物は面積にかかわらず建築確認申請が必要で、本体より申請費のほうが高くつくためです。
門柱はLIXILの機能門柱FT。宅配ボックス一体型は向かいやお隣と同じ商品になるため使わず、ユニソンのヴィコDB120(ブラック)を埋込みスタンドH1300で玄関付近に分けています。郵便とインターホンは道路際、重い荷物だけ奥まで、という動線です。
玄関前は浮き階段を3段。ケコミにLandexのW300を使い、踏み面600mm、仕上がりで85mmだけ段板を突き出す納まりです。タイルはタカショーのアヴェルサ600角(ディープグレー)を張りました。
足元に残したのは『アオダモ』の株立ちH2.5、1本だけ。幹が華奢で常緑樹のように伸び続けず、落葉で季節が分かるためです。電柱をぼかす役と、リビングの窓から見える緑を兼ねています。
完成した外構の見どころ

道路の正面に立ったときの、フラット屋根と黒×グレーの面。アルミ屋根は光をほとんど通さないため、真夏の車内も足元の温度も上がりにくくなります。ポリカーボネート屋根にしなかったのは、屋根材の寿命も見てのことです。
土間は刷毛引き仕上げ。伸縮目地13mと幅60mmの砂利スリットで割り付け、カーポートの雨樋はそのスリットへ落としています。
夜の明かりは、今回の工事には入れていません。浮き階段の足元と『アオダモ』を照らす案もありましたが、正面の素材のほうへ予算を回す判断です。
暮らしの変化

受け取りの動線が二つに分かれた玄関まわり。郵便とインターホンは道路際で済み、重い宅配物だけが玄関付近のボックスまで届きます。
庭は28mmのメモリーターフを敷いた平面。デッキではなく人工芝にしたのは、子どもが走れる面を残すためです。建物まわりは防草シートのザバーン240Gと6号石灰で回し、草取りの手間を下げています。
フェンスはLIXILのフレームフェンス(T-8・タスクグレー)でH800。車を停めると隠れる高さのため、正面に圧迫感が出ません。将来のEV用コンセントも、この隙間から駐車場側へ引けます。
坂戸市で、電柱や段差のある敷地の外構をご検討中の方へ
電柱や高低差は、間取りのように動かせない条件です。門柱の置き場所と視線の抜けは、図面の段階で一緒に整理します。
坂戸市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例も確認できます。床の仕上げから決めたい方はタイルのテラスを主役にした事例、工事の種類から見比べたい方は施工事例一覧もご覧ください。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県坂戸市 |
|---|---|
| 施工内容 | 駐車場工事:土間コンクリート刷毛引き、伸縮目地、砂利スリット、カーポート(LIXIL カーポートSC 30-50型) 門まわり工事:機能門柱(LIXIL 機能門柱FT)、表札(LIXIL 切り文字サイン slimA)、宅配ボックス(ユニソン ヴィコDB120)、枕木材(LIXIL 70×70 クリエモカ) 階段・アプローチ工事:フローティング階段3段(ケコミ Landex)、タイル張り(タカショー アヴェルサ600角) 土留め工事:化粧ブロック(東洋工業 コード150型 ダークグレー) フェンス工事:目隠しフェンス(LIXIL フレームフェンス T-8) 庭工事:人工芝(メモリーターフ28㎜)、防草シート 建物まわり:6号石灰+防草シート(ザバーン240G) 植栽工事:アオダモ 株立ちH2.5 その他:既存水栓の移設、建築確認申請 |
| 価格帯(目安) | 300万円〜400万円 |
| 工期(目安) | 約5週間〜7週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 道路際の電柱と玄関前の段差に合わせ、階段に予算を寄せて組み立てた新築外構です。 |
| 担当プランナーコメント | 電柱を囲えないと分かった時点で、隠す方向からぼかす方向へ切り替えました。色は建物のグレーと黒にそろえ、木目は縦格子だけに絞っています。 |
坂戸市で電柱や段差のある敷地の外構をお考えの方は、地域ページや関連事例もあわせてご覧ください。消せないものを『ぼかす』考え方は、条件の限られた敷地ほど効きます。何を見せ、何を背景に回すかを一緒に整理します。