施工事例

狭山市|乱形石とピンコロ石を暖色でつないだ、芝生の残る外構リフォーム

狭山市|乱形石とピンコロ石を暖色でつないだ、芝生の残る外構リフォーム

庭を全部舗装するのをやめて、芝生と乱形石を並べた外構リフォームです

埼玉県狭山市の施工事例|乱形石とピンコロ石を暖色でつないだ、芝生の残

埼玉県狭山市の既存のお住まい。門まわりから駐車場、庭へと続く一連をつくり替えた外構リフォームです。

当初の計画では、庭の45㎡をすべてインターロッキングで埋める予定でした。門まわりも、ブロックを9段積んで塗り壁で仕上げる造作の袖壁。どちらも最終案では姿を変えています。

舗装は18㎡の乱形石張りに絞り、残りは芝生のまま。門袖壁は既製の機能門柱一本に。減らしたぶん、素材の『色をつなぐ』ことに寄せた計画です。

ご相談の背景

既存の外構に手を入れる工事です。レンガ積みの土留めが8.4㎡、古い機能門柱、庭一面の芝生。どこまで残し、どこから造り替えるかが最初の論点でした。

道路から玄関までには段差があります。土留めで受けていた高さをどう積み直すか。駐車スペースの舗装をどこまで広げるか。庭の芝生を残すのか、全面を舗装で覆うのか。

ご提案は三度つくり直しています。門まわりの形が二度変わり、庭の構成が一度変わりました。最終案は、初回のご提案とはかなり違うものです。

ご要望

見積の三つの版をたどると、ご要望は3つです。

ひとつ目は、段差を受け直すこと。既存のレンガ積みの土留めを解体し、新しい素材で積み替えます。

ふたつ目は、門まわりを一新すること。造作の袖壁、輸入調のポストと表札を組む案、既製ユニットを使う案と、三通りの形が並びました。

三つ目は、庭を使える場所にすること。ただし、緑を全部なくしてしまわないこと。全面舗装の案から石張りテラスへ変わった経緯に、この線引きが表れています。

ご提案のポイント

埼玉県狭山市の施工事例|乱形石とピンコロ石を暖色でつないだ、芝生の残

段差はすべてピンコロ石で受けました。マチダのトラッドストーン小舗石、色は「さび」。駐車場側の土留めは基礎から5段積みで1.8m、別の箇所は1〜2段で3.8m。庭側の花壇の立ち上がりと縁取りは26.4m、同じ石で通しました。

段数は変わっても、素材は変えません。ひとつの石で高さの違いを吸収すると、散らばった段差が一本の線につながって見えます。

門まわりは、LIXILのユーロブリーズにまとめました。ポールに照明とポスト、表札、インターホンの台座までを一体に組んだ形。色はタータングリーン。造作の袖壁をやめて一本に絞ったぶん、駐車まわりに使える幅が広がりました。

照明はLEBK-1型で、明るさセンサーを内蔵。暗くなると自動で灯ります。器具の色もポールと同じタータングリーン。灯りを足したというより、門柱が夕方から表情を変える納まりです。

庭は、乱形石張りのテラスを18㎡。TOYOのオークルストーン、色はパールイエロー。駐車土間はポルドキューブのミックスで、ブラウンとイエロー、ベージュ、ダークが混ざった色調。乱形石ともピンコロの「さび」とも喧嘩しません。

素材はそれぞれ違います。それでも色温度を暖色でそろえて『色をつなぐ』と、駐車場から庭までがひとつながりの場所に見えてきます。

目隠しにはエコモックフェンスのH1200。板の幅は145ミリ、それを7段。板と板のあいだには10ミリの隙間。塞ぎきらないので、風は抜けて光も入ります。板はブラウン、柱はブラック。図面には解体した部分と残した部分の継ぎ目をモルタル左官で納める指示も入れました。

完成した外構の見どころと、暮らしの変化

埼玉県狭山市の施工事例|乱形石とピンコロ石を暖色でつないだ、芝生の残

図面には「現状のまま(芝生)」という言葉が二か所あります。舗装しない範囲を、あえて図面で確定させたものです。石張りのテラスと石積みの花壇が入っても、その先には緑が残りました。

石、土、緑。三つが隣り合う庭です。全面を舗装していれば、掃除は楽でも、この並びは生まれませんでした。

駐車土間から庭へ歩くと、足元の素材が三度変わります。色が続くので、切り替わりが分断には見えません。門柱は夕方になると自分で灯り、木調のフェンスは視線を切りながら光と風を通します。閉じた庭ではなく、囲いのある庭に近い仕上がりです。

狭山市で、外構リフォームをご検討中の方へ

外構のリフォームでは、造り替える範囲を決めることが、そのままデザインになります。全部を新しくしたほうがきれいに見えるとは限りません。残す部分があるから、新しくした部分が引き立ちます。

狭山市の外構工事ページでは、地域で多いご相談や他の施工事例をご覧いただけます。素材や仕上げを見比べたい方は、施工事例一覧もあわせてご覧ください。

施工概要

施工エリア 埼玉県狭山市
施工内容 解体・土工事:既存土留(レンガ積)8.4㎡・土間コンクリート解体、既存機能門柱の解体・処分、がら処分1.68㎥、伐根3か所、鋤取り(駐車場側8.6㎡・庭側45㎡)、残土処分、電気配管の取り直し
駐車場工事:ピンコロ土留(マチダ トラッドストーン小舗石/さび)基礎+5段積1.8m・1〜2段積3.8m、インターロッキング敷(TOYO ポルドキューブ/ミックス)7㎡、目地材ジョイサンド ハード(ベージュ)、既存土間の範囲延長
庭工事:ピンコロ花壇 基礎+1〜2段積26.4m、乱形石張り(TOYO オークルストーン/パールイエロー)18㎡、防草シート+6号砕石敷15㎡
門まわり工事:LIXIL ファンクションユニット ユーロブリーズ一式(ポール+照明LEBK-1型/明るさセンサー付、デザインパネルA片側、サインB角型、ポストD-1型/タータングリーン)、インターホン移設・取付台座、電気工事
フェンス工事:エコモックフェンス H1200(板材145ミリ/隙間10ミリ/7段張/ブラウン・柱ブラック)、独立基礎3か所
価格帯(目安) 200万円〜260万円
工期(目安) 約1か月
相談から完工までの特徴 ご提案を三度つくり直し、門まわりは造作の袖壁から既製の機能門柱へ、庭は全面舗装から乱形石張り+芝生を残す構成へ組み替えた事例です。
担当プランナーコメント 素材を減らすほど敷地はまとまりますが、この現場では逆に、素材を変えながら色温度だけをそろえました。段差はすべて同じピンコロ石で受け、駐車土間と乱形石は暖色で合わせています。庭を全面舗装しなかったのも同じ考えです。

狭山市で既存の外構を造り替えるなら、まず何を残すかを決めてみてください。残す範囲がはっきりすると、新しくする部分の輪郭も見えてきます。素材が違っても『色をつなぐ』ことはできます。