狭山市|横スリットのフェンスが通りに抜けをつくる、黒でまとめた新築外構
黒でまとめた建物に外構の色を合わせながら、要所に『抜け』を残した新築の外構一式です

新築のお引渡しに合わせたご相談です。費用を住宅ローンに組み込むため、引渡しの3ヶ月以上前に契約を交わす必要があり、時間の逆算がシビアな計画でした。
方針は2つ。建物と同じ濃色で外構も締めること。締めるだけでは重くなるので、視線の抜けと奥行きを残すこと。この両立が設計の主題です。
ご相談の背景
敷地は平坦で、東と南の2面が道路に接しています。東側は人通りのある通りで、カーテンを開けるとリビングの中が見えてしまう位置関係。南側は行き止まりで通行が少なく、2面でも性格が違います。
もうひとつは手入れの負担です。外周をコンクリートで固めれば雑草は生えませんが、費用は上がる。相見積もりを取っておられたため、砕石の種類や厚み、防草シートの目付といった、仕上がれば見えない部分の違いのご説明から始めました。
ご要望
ご要望は3つ。
ひとつ目は、手入れの少ない外構。お庭は人工芝、建物廻りは防草シートと砕石で仕上げ、とにかく雑草を生やさないこと。
ふたつ目は、道路からの視線を切ること。地上からおよそ1,700mmの高さで敷地の中が見えないように、と数字まで具体的でした。
三つ目は、お庭で過ごせること。BBQができるテラス、小さな家庭菜園、シンボルツリーとライトアップ。眺めるのではなく使うお庭です。
ご提案のポイント

目隠しフェンスは、ブロックを積まずに地面から立ち上げています。LIXIL フェンスAB YS3型(横スリット)を多段柱60×60のT-18で受け、道路側は上にT-10、下にT-8を重ねて地上から天端まで約1,700mm。色はタスクグレーで統一しました。
理由は足元です。ブロックの上に載せるのが一般的ですが、雨だれで黒ずみが出やすい。昔からの塀の汚れが気になるというお話から、アルミだけで立ち上げる方式に切り替えました。
既存ブロックのある西側はスマートC120を2段積み足してYS3型のT-12を、目隠しの不要な北側はLIXIL ハイグリッドフェンスUF8型 T-8(ブラック)を。図面の「フェンス可能な限り隙間をなくす」に沿って、現場で柱ピッチの隙間を詰めました。
アプローチとテラスは東洋工業 エクレル(ダークグレー)。天然石の乱張りにも憧れがおありでしたが材工とも倍近くになるため、色ムラのある製品を選び、見切りのエクレルボーダー(クロムグレー)で色を変えました。
自転車置き場の屋根はLIXIL ネスカFミニ 21-22型。柱はブラック、屋根はブラックポリカで濃色に揃え、お車は屋根のない土間コンクリートに停めます。
お庭は人工芝の下地までが弊社の施工範囲。再生砂と防草シート(ザバーン136G)で66㎡の下地をつくり、芝はお施主様が敷かれました。下地を省く減額案も出ましたが、水はけと雑草と泥はねの面で、ここだけは省かない結論です。
角地の乗り上げ対策は、構造物ではなく植栽で。アオダモの株立ち(H2.6)と割栗石、マホニアコンフューサ、カレックスを角に寄せ、道を塞がずに抑止をかけました。LIXIL 美彩のスパイクスポットライト(SSP-G1型45°・SSP-G2型45°)2灯とDC12V電源ユニットを添え、夜はこの株立ちが浮かびます。
完成した外構の見どころと、暮らしの変化

道路沿いに長く連なる横スリットのフェンス。足元にブロックの帯がないぶん、通りに面した2面が一本の線として通ります。スリットからは光と風が抜け、内側からは外の気配も分かる。締めた色に残した『抜け』です。
門柱も宅配ボックスも屋根も濃色でそろえ、足元だけを白系の化粧砕石で抜く。平坦な敷地に明度差だけの陰影がつきました。
敷地前の電柱は基地局が乗っていて当面残る条件でした。隠すのではなく避ける。門柱をその陰に置かず、手前に植栽と割栗石を寄せています。
道路側から敷地の中は見えなくなり、カーテンを開けたまま過ごせるリビングに。庭は掃き出し窓から1段で降りられます。和室の前は当初コンクリートの予定でしたが、庭に振り替えたことで窓の外にも緑が広がりました。防草シートと石灰砕石で仕上げた建物廻りは、草取りの時間もほぼ不要です。
狭山市で、新築の外構をご検討中の方へ
新築の外構は、住宅ローンに組み込むかどうかで動き出す時期が変わります。組み込むなら引渡しの3ヶ月以上前には内容と金額を固めておきたいところです。
狭山市の外構工事ページでは地域全体で多いご相談や他の事例も確認できます。工種ごとの仕上がりは施工事例一覧もあわせてご覧ください。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県狭山市 |
|---|---|
| 施工内容 | 境界・フェンス工事:化粧ブロック(スマートC120/コード120)、目隠しフェンス(LIXIL フェンスAB YS3型+多段柱・タスクグレー)26.4m、ハイグリッドフェンスUF8型 T-8 15.2m 門まわり工事:お施主様支給の宅配ボックス一体型門柱の設置・電気配線 駐車場・アプローチ・テラス工事:土間コンクリート42.8㎡(刷毛引き)、インターロッキング17.4㎡(東洋工業 エクレル ダークグレー+ボーダー クロムグレー)、サイクルポート(LIXIL ネスカFミニ 21-22型) 庭・建物廻り工事:人工芝下地66㎡(再生砂+ザバーン136G)、ザバーン240G+石灰砕石55㎡、家庭菜園 照明・水道・植栽工事:LIXIL 美彩 スパイクスポットライト2灯、DC12V電源ユニット、ガーデンパン、アオダモ株立ちH2.6、マホニアコンフューサ、カレックス、割栗石 |
| 価格帯(目安) | 310万円〜400万円 |
| 工期(目安) | 約3週間〜4週間 |
| 相談から完工までの特徴 | 住宅ローンへの組み込みに合わせて先に契約し、引渡しまでの数ヶ月で仕様を詰めた新築外構です。 |
| 担当プランナーコメント | 濃色で統一された建物では、外構も同じ方向でまとめると素直に納まります。締めるだけでは重くなるため、横スリットと白系の化粧砕石で抜きどころを。ブロックを積まない目隠しは、汚れの筋が出にくい選び方です。 |
狭山市で新築の外構をお考えの方へ。締め色でまとめるほど、どこに『抜け』を残すかが効いてきます。目隠しの高さも砕石と芝の使い分けも、暮らし方から逆算して決まります。