施工事例

狭山市|茶の縁石が舗装を引き締める、独立テラスの新築外構

狭山市|茶の縁石が舗装を引き締める、独立テラスの新築外構

新築の外壁に、ひとつも穴を開けずに仕上げた外構です

埼玉県狭山市の施工事例|茶の縁石が舗装を引き締める、独立テラスの新築

茶系の『線』で舗装を引き締め、あとから手を加えられる『余白』を残しました。

埼玉県狭山市で、引き渡し前の新築住宅の外構一式を承った事例です。ご相談は建物の工事が進んでいる時期。足元が土のままの敷地を前に、駐車場からアプローチ、境界、テラスまでを一度に整える計画です。

方針はシンプルです。今すぐ必要なものはきちんとつくる。今すぐでなくてよいものは、あとから足せる形にしておく。

ご相談の背景

敷地は約95㎡。広くはありません。加えて周囲とのレベル差が大きい土地でした。道路側は敷地とほぼ同じ高さ、隣地側は一段高い擁壁で受け、裏手は護岸された水辺に向かって落ちる立地です。

建物と隣地の間は、人ひとりが通れるほどの細い犬走り。土のままでは雑草が伸びても手が届きません。境界の一部には既存のブロックとフェンスがあり、残す部分と新しく積む部分の切り分けも必要です。住み始めてすぐ困る場所を先に潰す。ここが出発点です。

ご要望

いただいたご要望は3つ。

ひとつ目は、ご予算です。150万円台をベースに考えたい、というお話が最初にありました。限られた枠でどこにお金をかけ、どこを削るか。優先順位をはっきりさせるのが前提です。

ふたつ目は、宅配ボックス付きの門柱。ただし高機能なものまでは求めない、という条件付き。荷物が受け取れて、ポストとインターホンがまとまっていればよい、という整理です。

三つ目は、テラス屋根の納まり。外壁にビス止めをしない独立仕様を前提に確認しました。新築の外壁に穴を開けずに屋根を架けたい。この条件は最後まで守っています。

ご提案のポイント

埼玉県狭山市の施工事例|茶の縁石が舗装を引き締める、独立テラスの新築

門まわりは、ユニソンの機能門柱「ミース」の埋め込みタイプ、色はブラック。ポストと宅配ボックス2段、インターホンの加工をこの1本に。高機能タイプは見送り、標準の2段に絞りました。表札はビームL250、照明なし。細長い黒のポールのシルエットを崩したくなかったためです。

テラスはLIXILのフーゴFテラス、出幅18型にロング柱。屋根材はポリカーボネートのクリアマット、本体はシャイングレーです。壁付けはせず、独立した柱で自立させているので、新築の外壁にビスを打っていません。サイドパネルは1段・高さ1000mmを一面だけ。横からの吹き込みを抑えつつ、閉じきらない高さに。

アプローチの舗装はユニソンのプラーガブリック、色はプラドセピア、目地材はブラウン。効くのは土間縁石です。当初4mほどの計画を、最終的に17mまで延ばしました。アプローチと駐車土間の境目だけでなく、基礎際と土間の中央にも同じ材料で通しています。ひび割れ止めを兼ねた『線』。グレーの土間に茶系の帯が浮き上がります。

境界は2段構えです。構造が必要な側は重量ブロックC150を5段12.2m。見える側は化粧ブロックのコード120を3段8.5m、色はキャメル。当初1段の計画でしたが、目線の抜け方を検討し直して3段にしました。

あえてやらなかったこともあります。背面のブロックにフェンス用の穴を先に開ける方法もご提案しました。ただ、取り付けまで穴から雨水が入り続け、中の鉄筋が傷みます。そこでブロックを閉じたまま仕上げ、必要になった時点でコア抜きして追加する形に。ハーブスペースも取りやめ、その部分は舗装で埋めました。今は使い切らない。それがこの外構に残した『余白』です。

完成した外構の見どころと、暮らしの変化

埼玉県狭山市の施工事例|茶の縁石が舗装を引き締める、独立テラスの新築

見どころは、舗装を走る茶系の『線』です。刷毛引きのグレーの土間に、プラドセピアの縁石が基礎際と中央を通ります。ひび割れを止める実用が、そのまま見た目のリズムです。

建物の脇も変わりました。細い犬走りに、防草シートのザバーン350Gと6号石灰砕石を29㎡。土のままなら手の届かない場所が、歩ける面になりました。玄関脇にはニューサイランとマホニアコンフューサを1株ずつ。細い葉と赤紫の葉色が、黒い門柱の足元をやわらげます。

宅配ボックスがあるだけで、留守の時間の使い方も変わります。受け取りに予定を合わせずに済みます。

この外構は、まだ完成形ではありません。背面のブロックは閉じたまま仕上げてあるので、住んでみて視線が気になればフェンスを検討できます。テラスも外壁に触れていないので、将来の外壁メンテナンスの邪魔になりません。

狭山市で、新築の外構をご検討中の方へ

新築の外構は、引き渡しに向けて決めごとが一度に押し寄せます。すべてを最初から盛り込むより、今いるものとあとから足せるものを分けるほうが、納得のいく仕上がりに近づきます。

狭山市の外構工事ページでは、地域で多いご相談や参考価格帯をまとめています。ほかの仕上がりを見比べたい方は、施工事例一覧もあわせてご覧ください。

施工概要

施工エリア 埼玉県狭山市
施工内容 駐車場・アプローチ工事:土間コンクリート19.1㎡(刷毛引き)、インターロッキング(ユニソン プラーガブリック/プラドセピア)、土間縁石17.2m
門まわり工事:機能門柱(ユニソン ミース/宅配ボックス2段・ブラック)、表札(ビームL250)
テラス工事:LIXIL フーゴFテラス 出幅18型・ロング柱・独立仕様、サイドパネル1段h1000
境界工事:重量ブロックC150 5段12.2m、化粧ブロック コード120 3段8.5m(キャメル)
建物まわり・植栽:防草シート(ザバーン350G)+6号石灰砕石29.0㎡、ニューサイラン、マホニアコンフューサ
価格帯(目安) 150万円〜200万円
工期(目安) 約3週間〜4週間
相談から完工までの特徴 新築の外壁に穴を開けない納まりを優先し、今つくるものと後から足せるものを切り分けた事例です。
担当プランナーコメント 限られたご予算では、足すことより引くことのほうが難しいと考えています。フェンスの先付けとハーブスペースを見送り、そのぶん舗装の縁石を延ばしました。ブロックは閉じたまま仕上げてあるので、必要になればコア抜きで追加できます。

狭山市で新築の外構をお考えの方は、今すぐ必要なものと住んでから決めたいものを分けてみてください。舗装に一本の『線』を通し、使い切らない『余白』を残す。それだけで、あとからの選択肢は広がります。