施工事例

狭山市|洗い出しと乱形石が続く、緑を取り戻した前庭のリガーデン

狭山市|洗い出しと乱形石が続く、緑を取り戻した前庭のリガーデン

アスファルトの前庭を、土と石と緑の庭に作り替えたリガーデンです

埼玉県狭山市の施工事例|洗い出しと乱形石が続く、緑を取り戻した前庭の

埼玉県狭山市で承った、既存住宅の外構やり替え工事です。着工前の前庭は全面がアスファルト舗装で、緑を置く余地がありません。まずは路盤ごと剥がすところから始めました。

テーマに置いたのは『土の色』。木調フェンスの濃い茶、化粧砂利のベージュ、自然石の多色。素材をこの範囲にそろえ、そこへ樹木と石を差し込む組み立てです。

ご相談の背景

現地調査の時点で、前庭はまだアスファルトのままでした。舗装は路盤まで入っており、一部を残す案も検討したほどの厚みです。それでもなるべく取り除きたいというのが、初回から動かない前提でした。

もうひとつの課題が、リビングの窓前に差し込む西日です。カーテンで閉じれば済みますが、窓の外の景色ごと失われます。窓の正面には物を置かず、緑で光を和らげたい。この二つが設計の出発点になりました。

ご要望

整理したご要望は3つです。

ひとつ目は、アスファルトを剥がして土と石と緑のある庭に戻すこと。鋤取りと客土からやり直し、築山とロックガーデンをつくります。

ふたつ目は、リビング窓前の西日を植栽で和らげること。窓の正面から家具の中心を外してほしいというご指定もいただきました。

三つ目は、手入れの負担を増やさないこと。当初ご提案した芝生と潅水装置は、この観点から白紙に戻しています。

ご提案のポイント

埼玉県狭山市の施工事例|洗い出しと乱形石が続く、緑を取り戻した前庭の

足元の仕上げを場所ごとに切り替え、車と人の場所を分けました。駐車スペースは土間コンクリートの刷毛引き。そこへ東洋工業のアンティコライン(フォレストM)を19mライン状に走らせ、広い土間の単調さを断ち切っています。

玄関へのアプローチは、東洋工業の奏石(浅黄+桃山)による洗い出し仕上げ。小さな種石が表に出て、土間とは違う表情になります。境目にはピンコロを回しました。

その先は東洋工業のヴィンテージウッド スリーパーペイブライト(ナッツ)。900・600・450・300の長さを混ぜて乱敷きにし、飛び石にニュートペイブ300角(ニュートアッシュ)を6か所据えています。

目隠しフェンスはグローベンのプラドrich、板材145。板の色をウォルナットブラウンとオータムブラウンの2色で指定し、混ぜて張りました。遠目には均一な濃茶、近づくと板ごとに色幅が出ます。

高さも一律ではありません。アプローチと玄関前はH1600の9段、駐輪場側はH1400の8段。最下段と地面の隙間はできるだけ詰めるよう図面に指示を残しました。

駐輪スペースには三協アルミのサイクルポート、セルフィ43-18を1台。本体はホワイト、屋根材はポリカの「かすみ」。金属の存在感を軽くし、庭側の素材を主役に残す選択です。

完成した外構の見どころと、暮らしの変化

埼玉県狭山市の施工事例|洗い出しと乱形石が続く、緑を取り戻した前庭の

見どころは、庭から人工的な線を減らしたことです。化粧砂利と土の境目に見切り材を入れず、土側を少し高くして納めました。エッジング材の直線が一本もないぶん、境目は自然に曖昧になります。『線を減らす』という判断が、いちばん効いた場所です。

石はロックガーデンの主役です。三楽のチャート石、50〜250サイズ。サンプルを二度出し直し、色の薄さと色幅を確かめて決めました。テラスは東洋工業のアンティコセッツ フォレストをL・M・Sのサイズミックスで貼り、目地を深めに取っています。

工事は一期で骨格、二期で緑。翌春にジューンベリーの株立ちやフェイジョアなどの中高木と、コルジリネやアガベといった低木・下草が入りました。リビング窓の前には築山を立て、その上に西日をさえぎる樹木を配置。ベンチは窓の正面から中心を外し、東洋工業のビームベンチ1050ダブルを据えています。芝生をやめて防草シートと化粧砂利にしたぶん、手入れは軽く収まっています。

狭山市で、リガーデンをご検討中の方へ

既存の外構をやり替える工事は、新築時よりも制約が多くなります。今ある舗装をどこまで剥がすか、高さをどこで合わせるか。この事例でも、道路境界から敷地の奥まで8段階のレベルを図面で指示しました。

狭山市の外構工事ページでは、地域で多いご相談や他の施工事例も確認できます。工事の種類から探したい方は、施工事例一覧もあわせてご覧ください。

施工概要

施工エリア 埼玉県狭山市
施工内容 解体・土工事:既存アスファルト舗装の解体(路盤まで)・処分、鋤取り35㎡、客土(築山用購入土+現場発生土)
駐車場・アプローチ工事:土間コンクリート刷毛引き30㎡、自然石ライン(東洋工業 アンティコライン フォレストM)19m、洗い出し仕上(東洋工業 奏石 浅黄+桃山)、枕木材敷(東洋工業 ヴィンテージウッド スリーパーペイブライト ナッツ)、飛び石(東洋工業 ニュートペイブ300角 ニュートアッシュ)6か所
テラス・造作工事:自然石貼(東洋工業 アンティコセッツ フォレスト L/M/Sミックス)5.2㎡、ベンチ(東洋工業 ビームベンチ1050ダブル)
フェンス・サイクルポート工事:目隠しフェンス(グローベン プラドrich 板材145)H1600・9段/H1400・8段、サイクルポート(三協アルミ セルフィ43-18 ホワイト・屋根材ポリカかすみ)1台
庭・植栽工事:防草シート(デュポン ザバーン240G)、化粧砂利(オンリーワンクラブ 甲賀砂利3分)、化粧割グリ石(三楽 チャート石50〜250)、ジューンベリー株立、フェイジョア、シルバーティーツリー、ノリウツギ、コルジリネ、アナベル、ユッカ、アガベ他
価格帯(目安) 190万円〜260万円
工期(目安) 一期(土間・フェンス・テラス)約5〜7週間/二期(植栽)約2〜3日間
相談から完工までの特徴 お施主様ご自身が描かれた外構図をもとに、5回の打ち合わせで舗装材・フェンス・石材を詰めた事例。
担当プランナーコメント 素材の色を『土の色』にそろえ、見切り材のような人工的な線をできるだけ減らしました。線を減らすほど、石と緑の輪郭が立ち上がります。一期で骨格、二期で緑という進め方も、庭の育ち方を見ながら決められます。

狭山市でリガーデンをお考えの方は、今ある舗装と高低差の条件を整理することから始めてみてください。『土の色』でそろえるのか、別へ振るのか。素材の方針が決まると、そのあとの選択は速く進みます。