施工事例

和光市|旗竿地の路地と駐車スペースを先に仕上げた、厚みを落とさない外構

和光市|旗竿地の路地と駐車スペースを先に仕上げた、厚みを落とさない外構
埼玉県和光市の施工事例|旗竿地の間口と土間コンクリートが入る正面の全景

旗竿の路地から玄関までを先に仕上げ、土間の下には『見えない厚み』を残しました

埼玉県和光市の施工事例|斜めから見た土間と砕石、機能門柱の引き

埼玉県和光市の新築戸建て。道路から建物までが細長い旗竿地で、竿にあたる路地部分だけで六十二・七平方メートルありました。お引き渡しからお引越しまでの短い期間に、まず歩く場所と停める場所を仕上げる計画です。

ご予算には、はっきりとした上限がありました。そこで表に出る仕上げは絞り込み、土間の下の路盤や防草シートの厚みといった『見えない厚み』は基準どおりに残しています。後から変えられない場所を先に決める、という順番で組み立てたプランです。

ご相談の背景

はじめにあったのは、旗竿地の足元でした。路地部分は鉄板と砂利が少し敷かれただけの状態で、土のまま歩けば靴が汚れ、その汚れは家の中まで入ってきます。動線だけは先に仕上げる必要がありました。

もうひとつが、隣地との高低差です。造成の段階で、お客様側の地盤が隣地より二十から三十センチ高くなることが分かっていました。土がこぼれない納まりをどう取るかが、境界の課題になります。

ご検討は三社の相見積もりでした。金額とデザインに加えて、外構に詳しくない立場から見て選択肢を示してもらえるかどうかを見ていらっしゃいました。

ご要望

いただいたご要望は、大きく三つに整理できます。

ひとつ目は、費用を抑えること。当初のご提案から一段下のレンジに収まる形をご希望でした。

ふたつ目は、そのうえで削ってはいけない場所を教えてほしい、というご相談です。境界のブロックが本当に必要なのかまで、具体的にご質問をいただきました。

三つ目は、路地から玄関までの動線と、駐車一台分をきちんと仕上げること。建物まわりは砂利と防草シートで押さえ、庭は二期に回してもよい、というお考えでした。

ご提案のポイント

埼玉県和光市の施工事例|化粧コンクリート平板の飛び石と砕石の取り合い

土間コンクリートは、路盤から仕様を決めています。砕石C40-0を百ミリ転圧し、ワイヤーメッシュ四・五ミリを敷いて、コンクリートを百ミリ。合わせて二百ミリの構成です。

路盤に再生砕石ではなく新材を使うのには理由があります。再生材に混ざる異物はひび割れや転圧のムラのきっかけになり、やり直しの費用は最初の差額より大きくなるためです。

防草シートは、厚〇・六四ミリのザバーン240Gを基準に。貫通力の強い雑草でも抜けにくい厚みで、建物まわり五十五平方メートルに敷き込んでいます。

旗竿の路地には、砕石RC40-0を敷き厚五十ミリで六十二・七平方メートル。薄く敷くと下の土が上がり、水たまりや雑草の出る時期が早まります。この『見えない厚み』を落とさないことが、今回の前提でした。

アプローチは、あえて丸ではなく四角で通しています。建物の形から見ても、まっすぐに抜けたほうが全体のまとまりが出るためです。ただし一枚のべた土間にはせず、型枠で三か所に切り分けました。

型枠を増やせば手間も増えます。それでも単調な面をつくらないために、目地で区切るリズム感を選びました。

境界には重量ブロックC120を一段、十六・一メートル。高低差を受け止める最低限の一段として入れ、その上にハイグリッドフェンスUF8型のT-6(ブラック)を三十一・四メートル通しました。

完成した外構の見どころ

埼玉県和光市の施工事例|砕石帯とメッシュフェンス、門柱の脚元の寄り

見どころは、白い砕石の中に浮く土間です。型枠で切り分けた刷毛引きの面が飛び石のように並び、玄関ポーチまでの歩幅が形になっています。

駐車スペースは車一台分、二十一・六平方メートル。アプローチと同じ刷毛引きでそろえ、路地から玄関までをひと続きにつないでいます。

門まわりは、機能門柱FSのフレームセット。フレームはブラック、センターブロックはラスティックオークで、白い外壁の前に細い縦の線が一本立ちます。ポストは前入れ前取り出しのエクスポストFSです。

境界のフェンスはT-6、高さを抑えた寸法です。目線をさえぎらないぶん、細長い敷地でも視線が抜け、圧迫感が出ません。

暮らしの変化

いちばん変わったのは、玄関までの足元でしょう。砕石と土間で路地が固まり、雨の日に靴の汚れを気にしながら歩く必要がなくなりました。

門柱のわきには、ご支給の宅配ボックスをアンカー四か所で据えています。着工の日に決まった追加でしたが、ポストと並べたことで受け取りの場所がひとつにまとまりました。

建物まわりは防草シートで押さえ、草取りの手間を先に減らしました。庭として残した余白は現況のまま。将来デッキや目隠しフェンスを足すときも、いま打ったコンクリートが邪魔にならない位置で組んであります。

和光市で、旗竿地の外構をご検討中の方へ

旗竿地は、路地の仕上げ方で日々の歩きやすさが決まります。そして土間は、一度打つと後から形を変えられません。費用を絞るときほど、後から足せる場所と最初に決めきる場所を分けて考えるのが近道です。

和光市での施工例やよくあるご相談は、和光市の外構工事ページにまとめてあります。ほかの敷地条件での納まりを見たい方は、施工事例一覧からお探しください。

施工概要

施工エリア 埼玉県和光市
施工内容 境界工事:重量ブロックC120 1段 16.1m(基礎・掘削含む)、ハイグリッドフェンス UF8型 T-6 ブラック 16枚/柱17本・延長31.4m
土間工事:アプローチ 刷毛引き 8.0㎡(型枠で3か所に分割)、カースペース 刷毛引き 21.6㎡/路盤は砕石C40-0 100mm+メッシュ4.5mm+コンクリート100mm
路地・建物廻り:旗竿の路地部分 砕石RC40-0 敷き厚50mm 62.7㎡、建物廻り 防草シート ザバーン240G(厚0.64mm)55㎡
門まわり:機能門柱FS フレームセット(フレーム ブラック/センターブロック ラスティックオーク、エクスポストFS 前入れ前取り出し)、ご支給の宅配ボックス設置(アンカー4カ所)
価格帯(目安) 150万円〜180万円
工期(目安) 約1週間〜3週間
相談から完工までの特徴 路盤や防草シートの厚みという後から直せない部分を基準どおりに残し、仕上げの範囲を絞って着地させた事例です。
担当プランナーコメント 費用を抑えるご相談ほど、削る場所より残す場所の話が先になります。一度打った土間は形を変えられないので、そこだけは最初に決めきりました。

和光市で旗竿地の動線にお悩みの方は、地域ページやほかの事例もあわせてご覧ください。路地の幅と高低差をうかがい、『見えない厚み』をどこに残すかから一緒に整理していきます。