施工事例

和光市|既存土間のすき間に合わせた90角ピンコロと後付けのサイクルポート

和光市|既存土間のすき間に合わせた90角ピンコロと後付けのサイクルポート
埼玉県和光市の施工事例|スリットを入れた玄関前のスクリーンの縦位置

既存の土間に残る約95mmのすき間に合う石を探し、玄関前と自転車置き場までをひと続きに整えました

埼玉県和光市の施工事例|道路と土間が段差なくつながる駐車場の引き

埼玉県和光市の住宅。新築時の土間コンクリートがすでに打たれ、その目地には砂利が入った状態からのご相談でした。全部をやり直すのではなく、いまある土間を残したまま手を入れています。

決め手になったのは『すき間』の寸法です。既存の土間に走る幅およそ95mmの目地に、そのまま納まる石を探すところから設計を組み立てました。

ご相談の背景

はじめにあったのは、足元の素材でした。既存の目地には砂利が入り、新設する階段の前も当初は砂利で仕上げる予定でした。毎日通る動線だけに、ここをどう納めるかが出発点になります。

もうひとつが、屋根のない自転車です。サイクルポートは初回のお見積りから挙がっていた項目で、置き場所づくりも工事の柱でした。

さらに、位置の決まらない設備がありました。二階のお部屋のエアコン室外機が、サイクルポートを建てたい付近に据えられる計画だったためです。図面を先に固めると、あとから干渉する恐れがありました。

玄関まわりにも、既存のポーチに対する上がり口の割り付けという条件が残っていました。

ご要望

いただいたご要望は、大きく三つに整理できます。

ひとつ目は、自転車に屋根を掛けること。既存のブロックや室外機と干渉しない位置に納めることが条件でした。

ふたつ目は、玄関前の足元を整えること。階段を一段足して踏面にタイルを貼り、その手前は砂利ではなく土間コンクリートにしたいというご要望です。

三つ目が、色を建物に合わせること。玄関ドアとポストが黒系のため、新しく足す部材もそこへ寄せる方針になりました。

ご提案のポイント

埼玉県和光市の施工事例|タイル貼りステップの角と洗い出し、ピンコロの取り合い

ピンコロは、メイクランドのスクエアビジン。90×90×90mmのブラックで、既存の目地幅に無理なく納まる寸法でした。ほかの商品では寸法が合わず、この一点で採用を決めています。

砂利を撤去したスリットには、9.1m分の94個をモルタルで据えました。マットな色味なので、建物のデザインから浮きません。

建物側は、あえて土間を寄せていません。基礎とコンクリートを密着させると、温度変化による伸縮でひび割れが出やすくなるためです。100mmの『すき間』を残して砂利を入れ、動ける余地を持たせています。

土間コンクリートは4.8㎡。砕石C40-0を100mm転圧し、メッシュを敷いてから100mm厚で打っています。仕上げは刷毛引きに金鏝を加え、階段前の面を整えました。

玄関前の階段は一段の新設です。既存のポーチに下地アンカーを打って受けをつくり、踏面にはアドヴァンのコルト XS308M3を一ケース分。ざらつきのある石目調の面で貼っています。

階段脇には、LIXILのアルミ枕木材 70×70のL1750をブラックで五本。新設した階段側から50mmずつ間隔を空けて並べ、頭はキャップで仕舞いました。ポストと玄関ドアの黒に合わせた色です。

サイクルポートは、LIXILのネスカFミニ 基本 18-22型。1796×2204mmの標準柱H19で、本体はシャイングレー、屋根はクリアブルーのポリカーボネートです。柱の足元には偏芯基礎部材を二か所使い、南側の柱はブロックから60mm離して据えています。

屋根の位置は、既存の土間のラインに合わせました。柱を立てる部分の既存土間はいったん解体し、基礎を打ってから復旧しています。室外機が据わるのを待って現地で位置を確かめ、そのうえで最終図面を確定させました。

完成した外構の見どころ

埼玉県和光市の施工事例|掃き出し窓前の犬走りと目地の納まり

見どころは、土間を横切る黒い帯です。刷毛引きのグレーに対してピンコロの黒が効き、目地が意匠として読めます。9.1m分の線が、広い面を引き締めてくれます。

枕木は、50mmの間隔にリズムが出ます。詰めれば壁になり、空けすぎれば用をなさない寸法です。五本並んだ縦の線が、玄関前の視線をやわらかく切ります。

足元に目を落とすと、既存と新設の境も見えます。取り合いは既存側の側面を取って面をそろえ、東側は水道の手前で型枠を止めました。

暮らしの変化

いちばん変わったのは、階段前の足元でしょう。砂利ではなく土間になったので、荷物を持ったままでも歩幅が乱れません。

自転車まわりも変わります。屋根の下に定位置ができ、雨のたびに置き場所を探す必要がなくなりました。室外機の足元は土間の枠を抜いてあるため、機械まわりの点検もそのまま行えます。

和光市で、新築後の外構の追加工事をご検討中の方へ

新築時の外構は、あとから足す余地を残したまま引き渡されることがあります。全部を壊さなくても、既存の寸法に合う部材を選べば、手を入れる範囲は小さく収まります。まず測るのは面積ではなく、いま残っている『すき間』の幅です。

地域全体で多いご相談や他の事例は、和光市の外構工事ページでご覧いただけます。別の敷地条件での納まりを見たい方は、施工事例一覧もあわせてどうぞ。

施工概要

施工エリア 埼玉県和光市
施工内容 土間・スリット工事:既存土間コンクリート解体、既存砂利撤去6.1㎡、土間コンクリート4.8㎡(砕石C40-0 100mm転圧+メッシュ4.5mm+コンクリート100mm/刷毛引き・金鏝仕上げ)、土間スリット ピンコロ9.1m(メイクランド スクエアビジン ブラック 90×90×90/94個)、建物側100mmスリット
アプローチ工事:玄関前 階段1段新設(ポーチ下地アンカー・蹴上割り付け)、タイル下地コンクリート、タイル(アドヴァン コルト XS308M3/1ケース)、アルミ枕木材5本(LIXIL 70×70 L1750 ブラック/隙間50mm)
自転車置場工事:サイクルポート(LIXIL ネスカFミニ 基本 18-22型/本体シャイングレー・屋根クリアブルー)、偏芯基礎部材2set
価格帯(目安) 80万円〜100万円
工期(目安) 約1週間〜2週間
相談から完工までの特徴 既存の土間を残したまま、目地の幅に合う寸法の部材を選ぶことで、手を入れる範囲を最小限に抑えた部分改修の事例です。
担当プランナーコメント 既存に合わせるときは、まず寸法を測ります。そこに納まる部材が見つかれば、壊す範囲はぐっと小さくなります。

和光市で新築後の外構の追加や手直しをお考えの方は、地域ページや他の事例もあわせてご覧ください。既存の寸法を測るところから、納まりを詰めていきます。