上尾市|黒いアルミ角柱の列と、1灯の灯りで整えた角地の新築外構
黒いアルミ角柱を等間隔に立て、完工の直前に足した1灯の灯りで夜の表情を変えた、角地の新築外構です

2面が道路に接する角地。前面は14m幅の道路で、歩道もついています。これだけ開けた立地で、外と内をどう分けるか。そこが出発点です。
テーマは『柱の列』と『切り替え』。面で塞がず、柱を並べて隙間に抜けを残す。帰宅したときに、外から内へ気持ちが切り替わる場所をつくること。
ご相談の背景
新築住宅の外構一式です。解体も撤去もない、更地からの新設。契約までに見積を5版重ねました。
角地であることが、この敷地の条件をほぼ決めていました。車の向きも切り返しも、どの方向にも取れる。一方で、道路と道路の角をショートカットして横切られるのが気になる。塞ぐのは邪魔だけれど、ここから先は敷地だと分かるようにしたい。
もうひとつ、敷地の前に電柱が立っていました。この現場のいちばん大きな制約です。土間コンクリートを電柱まわりだけ開け、揺れが当たらないよう緩衝材を挟んでいます。
ご要望
大きく分けると3つありました。
ひとつ目は、道路側の目隠しを細い縦格子ではなく太い角柱でつくりたいということ。色は黒で全部そろえたいというご希望。
ふたつ目は、角に「ここから先は敷地」と分かる意匠が欲しいということ。ただし物を置いて出入りの邪魔にはしたくない、という条件つき。
三つ目は、駐車と切り返しの機能を最優先にしたいということ。土間は使い勝手重視でシンプルに、とのご要望。
ご提案のポイント

目隠しは、面ではなく柱の列にしました。当初はスクリーンの面材でしたが、打ち合わせで「電柱の前に立っているような角柱のほうがスマート」というお話が出て、LIXILのアルミ角柱100角に置き換えています。
高さは2種類。道路側の主役はH2000を3本、電柱まわりと脇にH1500/1750を5本。H2400まで上げると材長5250mmから1本しか取れず、ロスが大きい。歩留まりまでご説明し、H2000を選んでいただきました。
色はすべてマットブラック。角柱も、ポスト一体型の機能ポール「オスポール」(W150×D300×H1500/左吊元)も黒です。建物が黒基調なので、外構の縦のものは黒に寄せました。道路際からは少し引いて配置。いきなり構造物が立つと圧迫感が出るためです。
角のショートカット対策は、柵ではなく床で解きました。角の三角形だけインターロッキングに張り替え、建物と平行にせず道路の動線に角度を合わせます。材は「プラーガペイブ」300×600×60、色はプラドハスキー、目地グレー。天然石のような色ムラの入る製品を4㎡だけ、効く場所に絞りました。
土間コンクリートは32.6㎡の刷毛引き仕上げ。伸縮目地19mで、砂利は入れていません。角地は切り返しの方向が多く、砂利が飛ぶためです。犬走りと裏手は砕石と防草シート「ザバーン136G」。正面の見せ場には割栗石を3㎥。
完成した外構の見どころ

照明は、最後に足した1灯です。本工事の図面にも見積にもなく、完工の13日前に照明だけの追加工事として決まりました。LIXILの「美彩」スパイクスポットライトSSP-G2型、配光45°のブラックを1台。DC12Vの低電圧なので、庭に100Vを引き回さずに済みます。
灯りは強くしていません。地面に差した1灯がアオダモの株立ちを下から照らし、影が黒い角柱に落ちる。昼は黒の柱・グレーの土間・砂岩調の三角・割栗石の対比。夜は1本の樹と、柱に映る枝の影。同じ角度の昼と夜が、違う顔を見せてくれます。
暮らしの変化
角を突っ切られる問題が、何も立てずに解けました。三角形に張り分けた床が、ここから内側だと伝えます。柵でもポールでもないので、邪魔になりません。
電柱も「隠しました」に見えません。前に角柱を立て、横に緑を置く。二段構えで、電柱を隠す装置が外構の一部として溶けています。広い道路に面していても、門まわりに入った瞬間に空気が変わる。防草シートを切れば植栽も足せます。
上尾市で、新築の外構をご検討中の方へ
新築の外構は、その敷地にしかない条件から組み立てると早く決まります。角地、電柱、広い道路。制約に見えるものほど設計の手がかりです。上尾市の外構工事ページでは、地域全体で多いご相談や他の施工事例も確認できます。
門まわりの見せ方を考えたい方は玄関まわりをタイル壁で見せた事例、柱を並べて庭を仕切った例は乱形石テラスと列柱でつくった庭の事例もあわせてご覧ください。
施工概要
| 施工エリア | 埼玉県上尾市 |
|---|---|
| 施工内容 | 駐車場工事:土間コンクリート32.6㎡ 刷毛引き仕上(砕石80mm+メッシュ+コンクリート100mm)、型枠14m、伸縮目地19m、掘削・残土処分、桝調整 目隠し・スクリーン工事:LIXIL アルミ角柱100角 H2000(材長5250mm)3本+H1500/1750 5本、いずれもブラック。キャップ・取付材・施工ベース 門まわり工事:機能ポール(オスポール W150×D300×H1500/左吊元/マットブラック)、ネームプレート アプローチ工事:インターロッキング4㎡(プラーガペイブ300×600×60/プラドハスキー/目地グレー)+下地コンクリート 化粧砕石工事:割栗石3㎥、運搬・施工 犬走り・防草工事:6号石灰+防草シート(デュポン ザバーン136G 0.4mm)18㎡ 植栽工事:アオダモ 株立 H2.0m 1本 照明・電気工事(追加工事):LIXIL 美彩 スパイクスポットライトSSP-G2型45°ブラック1台、DC12V電源ユニット35W、ケーブル・PF管、電気工事 |
| 価格帯(目安) | 110万円〜150万円 |
| 工期(目安) | 約3週間〜4週間(照明の追加工事を含む) |
| 相談から完工までの特徴 | 目隠しを面材から角柱の列に変え、角の床材だけ張り替え、最後にスポットライトを1灯足した新築外構です。 |
| 担当プランナーコメント | 塞ぐのではなく、柱を並べて隙間に抜けを残すことを優先しました。角の三角形は、柵を立てずに敷地の境目を伝える仕掛け。最後の1灯は飾りではなく、公道から自宅へ気持ちを切り替える灯りです。 |
上尾市で新築の外構を計画する方は、地域ページや関連事例もあわせてご覧ください。角地や電柱といった条件から順に組み立てるご相談を承ります。