置くだけウッドデッキの設置手順と失敗しないための注意点
置くだけウッドデッキは、工事不要で簡単に設置できることが魅力です。
ただし、設置の手順や注意点を無視すると、後々不安定になったり、見た目や使用感に影響が出る可能性があります。
そこで、本記事では、初心者でも失敗せずに美しいウッドデッキを完成させるための具体的な手順や注意点を詳しく解説します。
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- DIY初心者でも簡単に設置できる方法
- 移動や撤去が容易なため、賃貸物件にも対応可能
- 設置場所の選び方が重要な理由
- 木材、樹脂、人工木など素材選びのポイント
- 強風や地盤沈下など、トラブルを回避する工夫
- 長期間の使用には素材に応じたメンテナンスが不可欠
また、設置場所に応じた最適な素材選びや、必要な道具のチェックリストも紹介します。
ぜひ参考にして、安心・快適なウッドデッキを設置してください。
置くだけウッドデッキの基本情報と設置のメリット
置くだけウッドデッキは、手軽さと利便性が魅力です。
基礎工事が不要なため、DIY初心者でも容易に導入でき、賃貸物件やマンションでも設置が可能です。
以下のような基本的な特徴やメリットがあります。
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- 置くだけウッドデッキとは?
- 置くだけウッドデッキのメリット
- 置くだけウッドデッキのデメリット
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続けて、設置時の利便性や注意点を確認していきましょう。
置くだけウッドデッキとは?
置くだけウッドデッキは、特別な施工を必要とせず、地面や床の上に直接置くだけで使用できるデッキタイプをいいます。
木材、樹脂、人工木などさまざまな素材があり、サイズやデザインも豊富にそろっています。
そのため、庭やベランダの環境や好みに合わせた選択が可能です。
特にDIY初心者や賃貸住宅に住んでいる方に人気で、設置後に簡単に移動や撤去ができる点も評価されています。
【置くだけウッドデッキの特徴】
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設置する場所や用途に合わせて、適した素材やデザインを選び、ライフスタイルに合ったウッドデッキを楽しめる点が大きな特徴です。
置くだけウッドデッキのメリット
置くだけウッドデッキには、手軽に設置できることやコスト面での優位性など、多くの利点があります。
特に、施工の手間を省ける点や移動・撤去のしやすさは、大きなメリットです。
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置くだけウッドデッキのデメリット
一方で、置くだけウッドデッキには耐久性や強度の面での注意が必要です。
また、設置場所の地面の状況によっては、使用感や安全性が損なわれる可能性もあります。
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置くだけウッドデッキの設置前に確認必須3つのポイント
設置を成功させるためには、事前の準備がとても重要です。
設置場所の確認、デッキのサイズ測定、そして必要な工具とパーツの準備の3点を押さえておくことで、作業をスムーズに進め、トラブルを未然に防ぐことができます。
ここでは、下記のポイントを解説します。
- 設置場所の確認
- デッキのサイズ確認
- 必要な工具とパーツの確認
それでは、各3つのポイントについて詳しく見てみましょう。
②デッキのサイズ確認
設置スペースのサイズを正確に測定し、購入するパネルのサイズや数量を確定させます。
測定時には、設置するウッドデッキの最終的なレイアウトを考え、必要なサイズと形状を決めることがポイントです。
デッキが不均等なスペースに配置される場合は、パネルをカットして調整できるタイプを選ぶと便利です。
また、デッキ全体が設置場所に合うよう、少し余裕を持たせた配置を検討すると、設置後の調整がしやすくなります。
③必要な工具とパーツの確認
設置に必要な工具とパーツを事前に揃えておくことも忘れずに行いましょう。
例えば、以下の工具とパーツを準備しておくと安心です。
工具・パーツ名 | 用途 |
ドライバー | パネルやジョイントをしっかり固定するために使用 |
水平器 | パネルが水平かどうか確認し、安定性を保つために使用 |
ジョイント部品 | 各パネルを連結し、ズレを防ぐために使用 |
さらに、地面が柔らかい場合は、脚部用の土台やレンガ、砂利なども用意しておくと、脚部の固定がしやすくなります。
置くだけウッドデッキの設置手順
ウッドデッキの設置は、次の手順を守ることで初心者でも効率的に進めることができます。
- 設置場所の掃除
- パネルの仮置きとサイズ調整
- デッキパネルの組み立て
- 高さ調整と固定
それぞれの手順でポイントを押さえると、美しく安全なウッドデッキを完成させることができます。
①設置場所の掃除
設置場所の掃除は、デッキの安定性を保つために不可欠です。
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整地作業が終わったら、防草シートを敷いて雑草の発生を防ぎます。
これでメンテナンスの手間も軽減できます。
②パネルの仮置きとサイズ調整
設置予定の場所にパネルを仮置きし、レイアウトを確認します。
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仮置きすることで、完成後の見た目と安定性が向上します。
隙間が生じないよう微調整するのがポイントです。
③デッキパネルの組み立て
パネル同士をジョイントでしっかりと接続します。
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組み立て後も全体の水平と安定性を確認し、次のステップに進みます。
④高さ調整と固定
地面が傾いている場合、脚部の高さを調整して水平を保ちます。
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強風地域では、脚部を固定したり重りを使うことで、デッキの安定性をさらに向上させましょう。
置くだけウッドデッキの設置に起こりやすいトラブルと対策
設置後のトラブルを未然に防ぐため、以下の対策を参考にしてください。
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- 傾きやズレの発生
- デッキのガタつき
- 地盤沈下による沈み込み
- 強風によるパネルの浮き上がり
- パネルの経年劣化や変色
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これらのトラブルを防ぐためには、整地作業の徹底、パネルの固定、素材の適切なメンテナンスが欠かせません。
次に、それぞれのトラブルの具体的な対策を確認しましょう。
傾きやズレの発生
傾斜地や不整地にウッドデッキを設置すると、徐々に傾いたりズレたりすることがあります。
これにより、歩行時の不安定さや見た目の悪化が発生し、快適な使用が損なわれる可能性があります。
<主な原因>
傾斜のある場所に設置した場合:地面に傾きがあると、重力の影響でデッキが徐々にズレてしまう
地面が不整地のまま設置された場合:デッキの脚部が不安定になり、設置後に揺れやズレが生じる
雨や排水不良で地盤が緩む場合:地面が柔らかくなり、デッキが沈み込みやズレを引き起こす
対策 | 具体的な方法 |
地面を整地する | 砂利や防草シートを用い、平らな地面を作成
沈下防止にも効果的 |
滑り止めマットの使用 | パネル下に滑り止めマットを敷くことで、摩擦を増やしズレを防止 |
アジャスター付き脚部の使用 | 高さの調整が可能な脚部を用い、傾斜を吸収し安定性を確保する |
レンガやブロックで補強 | 脚部の下にブロックを置き、荷重を分散させ地面の安定を促進する |
デッキのガタつき
デッキの脚部がしっかり固定されていないと、歩行時にガタつきが発生し、不快感や安全性の問題を引き起こします。
このような不安定さは、日常の使用にも影響するため、設置時にしっかりと安定させることが重要です。
<主な原因>
脚部が不安定なまま設置された場合:脚部が緩く、しっかり固定されていないことで、使用中に揺れやガタつきが生じる
地面の水平が取れていない場合:設置面が傾いていると、脚部が一部浮いてしまい、不安定になる
対策 | 具体的な方法 |
水平器の使用 | 設置時い水平器で確認し、全体が水平になるように調整する |
ゴム製スペーサーの活用 | 微調整が必要な場合、脚部にゴム製スペーサーを挟むことでガタつきを防止できる |
ブロックの使用による補強 | 脚部の下にブロックを配置し、脚部が安定するように補強する |
地盤沈下による沈み込み
柔らかい地盤にデッキを設置すると、時間とともに地盤が沈下し、不均等な設置が発生する可能性があります。
これにより、デッキのバランスが崩れ、歩行時の不安定さや見た目の悪化が懸念されます。
<主な原因>
地盤が柔らかく不安定:土壌が緩く、圧力に耐えられないため、設置後に地面が沈む
排水不良による雨水の溜まり:水はけが悪い場所では、雨水が溜まり、土が柔らかくなり沈下を引き起こす
対策 | 具体的な方法 |
防草シートと砂利で地盤を強化 | 地面を安定させ、沈下を防ぐ |
ブロックを使用して荷重を分散 | 脚部の下にブロックを設置することで、地面への圧力を均等にできる |
強風によるパネルの浮き上がり
固定が不十分な場合、強風によりパネルが浮き上がることがあり、破損や転倒の危険性が生じます。
これは安全性の面でも大きな問題となり、特に風の強い地域では注意が必要です。
<主な原因>
固定が不十分:パネルの脚部やジョイントがしっかり固定されていないため、強風でパネルが動いてしまう
風の通り道に設置:設置場所が風を直接受けやすい位置にあることで、浮き上がりやズレが発生しやすくなる
対策 | 具体的な方法 |
重りや固定ベルトで補強 | パネルの下に重りを置き、固定ベルトでしっかりと固定する |
風抜けを考慮した設計 | 風が通り抜ける設計にすることで、浮き上がりを防止できる |
パネルの経年劣化や変色
ウッドデッキのパネルは、紫外線や風雨にさらされ続けることで、時間とともに劣化や色あせが進むことがあります。
これにより、見た目が悪くなり、耐久性も低下する可能性があります。
特に、適切なメンテナンスが行われていない場合、劣化が早まるリスクが高まります。
<主な原因>
紫外線の影響:直射日光によりパネルが色あせ、素材が弱くなる
風雨の影響:雨や湿気により、木製パネルは腐食やカビが発生しやすくなる
メンテナンス不足:定期的な防腐剤の塗布や清掃が行われていない場合、劣化が加速する
対策 | 具体的な方法 |
防腐剤やUVカットスプレーの塗布 | 定期的なメンテナンスで劣化を防ぎ、パネルを保護する |
サンディングでの表面ケア | 表面が荒れた場合、サンディングを行い滑らかにする |
劣化が激しい場合の交換 | 早めの交換で、安全性と美観を維持できる |
置くだけウッドデッキの設置場所別の選び方
置くだけウッドデッキを選ぶ際は、設置場所ごとの特性に合わせた素材や形状を選ぶことが重要です。
設置場所の環境に適したデッキを選ぶことで、耐久性や安全性、見た目の美しさを確保でき、長期にわたり快適に使用できます。
ここでは、次の設置場所に適した選び方を解説します。
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- ベランダやバルコニー
- 庭やテラス
- 玄関アプローチやエントランス
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それでは、各設置場所に合わせた具体的な選び方を確認しましょう。
ベランダやバルコニー
ベランダやバルコニーは狭いスペースであるため、軽量で設置が簡単な樹脂製ウッドデッキが最適です。
樹脂製デッキは防水性と耐久性に優れており、雨や風にさらされても劣化しにくく、長期間使用できます。
特に、軽量タイプのデッキは持ち運びが簡単で、掃除や模様替えの際にも便利です。
ベランダは水はけが悪くなりやすいため、滑りにくい表面加工が施された製品を選ぶと安全性が向上します。
設置後の安全性を考慮し、転倒や滑りのリスクが少ないものを選ぶと良いでしょう。 |
庭やテラス
広い庭やテラスには、見た目の美しさと耐久性を兼ね備えた木製や人工木製のウッドデッキが理想的です。
天然木は自然な風合いを楽しめますが、定期的な防腐処理や塗装が必要です。
一方、人工木は天然木の風合いを持ちつつ、耐久性やメンテナンス性に優れているため、手間をかけずに庭の景観を美しく保てます。
設置前には、地盤の強度を確認し、沈み込みやデッキの傾きを防ぐようにしましょう。
また、設置場所の広さに応じてパネルの大きさや配置を検討し、庭全体のデザインと調和する素材を選ぶこともポイントです。 |
玄関アプローチやエントランス
玄関アプローチやエントランスに設置する場合、見た目の美しさと耐久性を両立できる人工木製や樹脂製の製品がおすすめです。
これらの素材は耐水性が高く、玄関周りの湿気や泥による劣化を防ぎます。
さらに、頻繁に人が通る場所では、耐荷重性や滑り止め加工が施された製品を選ぶと、耐久性と安全性を確保できます。
人工木製デッキは、木材の質感を持ちながらも色あせや傷がつきにくく、玄関の美観を保ちやすいです。
外壁や玄関ドアの色合いと調和するデザインを選ぶことで、エントランス全体が洗練された印象になります。 |
使用目的に応じた置くだけウッドデッキの選び方
置くだけウッドデッキを選ぶ際は、使用する目的やシーンに応じて、素材やデザインを工夫することが大切です。
くつろぎのスペースを作る場合や、バーベキューを楽しむためのデッキ、子どもやペットと遊ぶ安全な空間を作る場合など、目的によって求められる性能やデザインが変わります。
ここでは、具体的な使用目的に応じたウッドデッキの選び方を紹介します。
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- リラックススペース用のデッキ
- アウトドア用のデッキ
- ペットや子ども用の安全デッキ
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それでは、使用目的ごとの具体的な選び方を見ていきましょう。
リラックススペース用のデッキ
リラックスできる空間を作るには、木の温もりや自然な風合いを楽しめる木製ウッドデッキが最適です。
特に、庭やベランダに置く際には、デッキチェアやテーブルと合わせて設置し、居心地の良い「アウトドアリビング」を演出すると良いでしょう。
選ぶ際には、木の種類や質感に注目します。
例えば、天然木の「イペ材」や「ウリン材」は、硬く耐久性が高いため、長期間使用できます。 また、軽量で加工がしやすい「スギ」や「ヒノキ」も人気ですが、耐久性を保つためには定期的なメンテナンス(防腐処理や塗装)が必要です。 リラックス空間を重視する場合は、木の質感を大切にしつつ、適切なメンテナンスを心がけましょう。 |
アウトドア用デッキ
バーベキューやアウトドアアクティビティを楽しむためのデッキには、人工木製ウッドデッキが最適です。
人工木は、天然木の風合いを持ちながらも、耐久性や耐候性に優れ、油汚れや熱にも強い特徴があります。
特に、屋外での使用がメインとなる場合は、耐水性や耐火性を兼ね備えた製品を選ぶと安心です。
掃除の手軽さも考慮することがポイントです。
汚れや油の付着が気になるバーベキューシーンでは、水で簡単に洗い流せる表面加工が施されているタイプが便利です。 また、組み立てや分解がしやすいパネル式の製品を選べば、季節ごとに配置を変えたり、使用後に簡単に片付けたりすることもできます。 |
ペットや子ども用の安全デッキ
安全性を重視する場合は、滑りにくく、手入れが簡単な樹脂製ウッドデッキを選ぶことがポイントです。
樹脂製のデッキは、防水性が高く、湿気や雨の影響を受けにくいため、屋外での使用でも安全性が確保されやすいです。
デッキ表面に滑り止め加工が施されているタイプを選ぶと、ペットや子どもが走り回っても転倒のリスクを軽減できます。
さらに、表面温度が上がりにくい素材や、怪我を防ぐために角が丸く加工されたデザインを選ぶと、より安心です。 防汚性能が高い製品であれば、ペットの排泄物や飲み物をこぼした際の掃除も簡単に行えます。 |
置くだけウッドデッキのメンテナンス方法
ウッドデッキの寿命を延ばすためには、素材に応じた適切なメンテナンスが欠かせません。
特に屋外に設置する場合、雨風や紫外線など自然環境の影響を受けるため、定期的なケアが重要です。
ここでは、次の3種類のデッキ素材に応じたメンテナンス方法を紹介します。
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- 木製ウッドデッキ
- 人工木製ウッドデッキ
- 樹脂製ウッドデッキ
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素材ごとの特徴に合わせて、適切なケアを行うことで、デッキを美しく長持ちさせる秘訣を確認しましょう。
木製ウッドデッキのメンテナンスとケア
木製ウッドデッキは、自然素材の温かみが魅力ですが、雨や紫外線、湿気による劣化に弱い特徴があります。
そのため、定期的なメンテナンスが欠かせません。下記の表で、各メンテナンス方法をまとめます。
メンテナンス内容 | 具体的な方法 | 頻度の目安 |
防腐剤や塗料の定期塗布 | 木材用の防腐剤・塗料を塗り、水分の侵入を防ぐ
カビや腐食の予防にも効果的 |
1~2年に1回 |
表面のサンディング(やすりがけ) | 表面がザラついたら、サンドペーパーで磨く
ささくれを除去し、怪我の防止を図る サンディング後はしっかり乾燥させること |
必要に応じて |
木材の割れや欠けの補修 | 木材用パテで小さな割れや欠けを修復
深刻な場合は、該当部分の交換も検討する |
割れや欠けが発生したとき |
定期的な塗料の塗り直しやサンディング、割れの修復を行うことで、木製ウッドデッキの美しさと耐久性を維持できます。
気候や使用状況に応じてメンテナンスの頻度を調整し、長期間快適に使用しましょう。
人工木ウッドデッキのメンテナンスとケア
人工木ウッドデッキは、木粉と樹脂を混ぜた合成素材で、天然木に近い見た目と手触りを持ちながら、耐候性と耐久性に優れています。
基本的には、日常的な清掃だけで問題なく使用できますが、長年の使用で劣化や色あせが発生する場合もあります。
そのため、適切なメンテナンスを行うことが大切です。
メンテナンス内容 | 具体的な方法 | 頻度の目安 |
定期的な表面の掃除 | ホースや高圧洗浄機で表面のホコリや泥を洗い流す
ブラシで軽くこすり、汚れを落とすと効果的 |
月1回程度または汚れが目立つ時 |
ひび割れや傷の補修 | 軽微な傷には、専用の補修剤を使用して埋める
目立つひび割れには、適切な補修剤を使用し修復する |
傷が確認されたとき |
色あせの対策 | UVカットコーティング剤を定期的に塗布し、紫外線による色あせを防ぐ | 半年~1年に1回 |
人工木ウッドデッキは、天然木に比べてメンテナンスが簡単ですが、長期間の使用によって劣化することもあります。
定期的な清掃と補修を行うことで、美しさと機能を維持し、快適に長く使用できます。
また、紫外線対策としてUVカット剤の塗布が効果的です。
樹脂製ウッドデッキ
樹脂製ウッドデッキは、防水性と耐久性に優れ、傷や汚れに強いという特徴があります。
木材と異なり、メンテナンスの手間が少ないものの、紫外線による色あせや表面の傷には注意が必要です。
定期的なチェックと対策で、長期間美しさを保てます。
メンテナンス内容 | 具体的な方法 | 頻度の目安 |
表面の汚れを除去する | 水拭きでホコリや汚れを取り除く
油汚れには中性洗剤を使用し、ブラシで軽くこする |
月1回程度または汚れが目立つ時 |
傷が付いた場合の対処法 | 細かい傷には、熱で溶かす修復剤や樹脂製パテで補修
深い傷がある場合は、パネル全体の交換を検討する |
傷が確認されたとき |
紫外線対策 | 紫外線防止スプレーを定期的に塗布し、色あせを予防する | 半年~1年に1回 |
樹脂製ウッドデッキは、耐候性が高くメンテナンスが比較的簡単ですが、紫外線による劣化には定期的なケアが必要です。
定期的な掃除と紫外線対策を行うことで、美しい状態を長く維持でき、安心して使用することができます。
置くだけウッドデッキのQ&A
ここでは、置くだけウッドデッキに関するよくある質問をQ&A形式で解説します。
初めてデッキを購入・設置する方や、賃貸住宅での設置を検討している方など、様々な疑問にお答えしますので、設置前の不安を解消し、安心して選んでいただけるよう参考にしてください。
Q1. 置くだけウッドデッキは本当に簡単に設置できますか?
A: 誰でも簡単に設置できます。
置くだけタイプのウッドデッキは、地面や床に置くだけで使用できるため、特別な施工や専門的な技術を必要としません。
部材は軽量で持ち運びがしやすく、ジョイント部品を使って簡単に連結できるので、DIY初心者の方でも短時間で設置を完了できます。
また、設置後の調整も容易で、手軽にレイアウトの変更が可能です。
Q2. 強風や台風で置くだけウッドデッキが飛ばされることはありますか?
A: 強風や台風時には、パネルが移動することがありますが、固定や補強で対策できます。
置くだけタイプは、しっかりと地面に固定されていないため、強風や台風などの激しい気象条件下では、パネルがずれたり、最悪の場合は飛ばされることがあります。
対策として、デッキの脚部を重りで補強する、固定バンドを使用して脚を地面に固定するなどの方法があります。
また、台風などの予報が出ている場合は、事前にパネルを取り外し、室内に避難させることも検討しましょう。
Q3. 置くだけウッドデッキはどれくらいの耐久年数がありますか?
A: 材質によって異なりますが、平均で約5~15年の耐久性です。
耐久年数は使用する素材やメンテナンスの頻度によって変わります。
一般的に、天然木製デッキは約5~10年、人工木製や樹脂製は10~15年ほど持ちます。
耐久性を高めるためには、定期的なメンテナンスを行い、特に木製デッキには防腐剤や塗料を塗布することが重要です。
人工木や樹脂製の場合も、表面の汚れを定期的に取り除き、必要に応じてUVカットコーティングを施すと良いでしょう。
Q4. 置くだけウッドデッキはどんな場所に設置できますか?
A: ベランダ、バルコニー、庭、玄関アプローチなど、平らな場所であれば設置可能です。
置くだけウッドデッキは、基本的に水平で平らな場所であれば設置できます。
ベランダやバルコニー、玄関前のアプローチ、庭などに使用されることが一般的です。
ただし、傾斜のある場所や凹凸が激しい地面には不向きですので、設置場所が平らかどうかを事前に確認し、必要に応じて高さ調整を行うことで安全性を高めましょう。
Q5. 置くだけウッドデッキは冬でも使用できますか?
A: 冬でも使用可能です。ただし、凍結や滑りやすさに注意してください。
置くだけウッドデッキは冬でも使用できますが、気温の低い時期には素材が凍結しやすく、滑りやすくなることがあります。
特に樹脂製や人工木製のデッキは表面が凍ると滑りやすくなるため、雪が積もった際はすぐに雪かきを行い、表面の凍結を防ぐようにしましょう。
滑り止めマットを敷くことや、防滑加工が施されたデッキを選ぶと、冬場の使用も安全です。
Q6. 置くだけウッドデッキは賃貸住宅でも設置できますか?
A: 置くだけタイプは賃貸住宅でも使用できます。
置くだけウッドデッキは、床に置くだけで設置できるため、賃貸住宅での使用に適しています。
設置時に壁や床に穴を開けたり、固定する必要がないため、賃貸の条件を損なわずに、退去時も簡単に撤去可能です。
賃貸物件で使用する場合は、軽量で移動が容易なデッキを選ぶと、配置変更や撤去がしやすくなります。
Q7. 置くだけウッドデッキを選ぶ際の注意点は?
A: 設置場所の広さ、耐久性、メンテナンス性を考慮して選びましょう。
置くだけウッドデッキを選ぶ際は、まず設置する場所の広さを正確に測定し、適したサイズを選ぶことが重要です。
また、耐久性が高い素材を選ぶことで、長期間使用できます。
さらに、メンテナンスの手間も考慮し、設置後の手入れが簡単な素材(樹脂製や人工木製など)を選ぶと、日常の管理が楽になります。
特に屋外で使用する場合は、耐候性に優れた製品を選ぶとよいでしょう。
置くだけウッドデッキのまとめ
置くだけウッドデッキは、設置が簡単でDIY初心者にも扱いやすい点が魅力です。
設置場所や使用目的に応じて適切な素材を選び、必要に応じて補強を行うことで、長期間安心して利用できます。
耐久性やメンテナンス性も考慮しながら、自分に最適なデッキを選んで、快適なアウトドア空間を楽しみましょう。
万が一、設置やメンテナンスに不安がある場合は、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。