玄関アプローチで砂利を活用するメリットは?注意点も紹介
玄関アプローチは、家の第一印象を左右する重要な場所です。
そのため、どんなデザインにしようか?悩む人も多いでしょう。
砂利は、玄関アプローチに使われる素材の一つです。砂利にはさまざまな種類があり、理想の玄関アプローチに応じて砂利を使い分けたデザインも可能です。また、他の素材に比べてコストを抑えられる点も魅力です。
しかし、砂利を玄関アプローチに利用する際には、どんな点に気をつければいいのか迷ってしまう人もいます。そこで本記事では、玄関アプローチで砂利を使うメリットや注意点を紹介します。
理想的なデザインの玄関アプローチを作りたいとお考えの方は、本記事をご覧いただき砂利についてチェックしてみてください。
玄関アプローチに砂利を使うメリット
玄関アプローチに砂利を使うメリットを、4つ紹介します。
砂利には、種類が豊富なことやアプローチの景観を良くするメリットがあります。
デザインの幅が広がる
砂利にはたくさんの種類があるため、理想の玄関アプローチのデザインに合わせて砂利を選べます。
例えば、洋風のアプローチには、ブラウンやイエローの砂利を敷くことで、リゾート感のある玄関アプローチに仕上がるでしょう。
定番の白玉砂利を使えば、明るくスタイリッシュな雰囲気を出すことも可能です。
豊富な種類の砂利と他の素材との組み合わせで、理想のデザインを作れるメリットがあります。希望するデザインのテイストに合う砂利を選ぶ楽しみもあるでしょう。
防犯対策
砂利の上を歩くとザッザッと音がします。この砂利の特性は、防犯対策に役立ちます。
砂利の上を歩く音がすれば、誰かが来たことがわかります。そのため、不審者が侵入しづらくなり、防犯対策にも効果的です。
防犯砂利という、特に音がなりやすい砂利もあるため、不審者が侵入しやすい場所やアプローチなど防犯対策として砂利を取り入れることもおすすめです。
雑草対策
砂利を敷くことで、雑草が生えることを防ぎます。砂利を敷くと、太陽の光が砂利の下に届きにくくなり雑草の成長を妨げます。
さらに、砂利を敷く際に防草シートを取り入れることで、雑草対策の効果を高められます。
その結果、雑草を処理する手間を省き、雑草処理をする回数が少なくても美しい景観を保てる玄関アプローチになります。
コストを抑えられる
砂利は他の素材に比べて、コストを抑えられます。
中には、費用が高い砂利もありますが、コストを抑えた他の砂利と組み合わせて使用することで、デザインを楽しみながらコストを抑えることにもつながるでしょう。
玄関アプローチに砂利を使う注意点
理想の玄関アプローチを作ることや防犯対策に役立つ砂利ですが、注意点もあります。ここでは、砂利を玄関アプローチで利用する際の注意点を紹介します。
砂利の種類
デザインに合わせた砂利を利用しましょう。砂利は種類によって、色や形が異なります。
そのため、選んだ砂利によって感じられる雰囲気も異なります。和風・洋風などのデザインテイストから、明るい・落ち着いた印象など雰囲気まで、使用する砂利によって異なるでしょう。
理想の玄関アプローチを作る際は、デザインにあった砂利を選ぶことが大切です。
砂利のサイズ
砂利のサイズにも注意しましょう。砂利にはサイズがあります。
小さすぎる砂利は、歩いたり風がふいたりすることで、飛ばされてしまう可能性があります。すると、砂利を追加する作業が必要になることもあります。
一方で、大きすぎる砂利は、砂利同士の空間ができやすく歩きにくくなることが予想されます。適度な大きさの砂利を選ぶことで、歩きやすさやメンテナンスのしやすさを確保することがおすすめです。
防草シート
砂利を敷く際には、砂利の下に防草シートを敷くことがおすすめです。砂利だけでも、雑草が生えることを防ぐ効果はありますが、より雑草の成長を妨げるために、防草シートを敷くことで雑草を取り除く手間を省きます。
防草シートは、太陽の光を遮りながら、水はけを維持するため、周りの植物に影響を与えずに雑草を生えにくくします。さらに、雑草が生えにくくなることや、水たまりができにくくなることで、玄関アプローチの景観を美しく保てるメリットもあります。
敷石の設置
砂利を敷いた際に、歩きにくい場合は敷石を設置することがおすすめです。和風の庭園で見かける、表面が平らの大きめの石は飛び石・敷石と呼ばれます。砂利の上は、ハイヒールなどの靴では歩きにくく、小さいお子さんが転んでしまうリスクも高まります。
そこで敷石を設置することで、歩きやすい場所を作ります。天然石だけでなく、タイルなどで敷石を作るケースもあります。また、ベビーカーや自転車などは、砂利の上は移動しにくいため、別にスロープを作るなどデザインを検討することがおすすめです。
死角を作らない
砂利を利用する時に限らず、玄関アプローチは死角を作らないことが大切です。デザインばかりを気にかけてしまうと、不審者が侵入しても気づきにくい死角を作ってしまうことがあります。
砂利の音が防犯対策になっても、死角があると侵入者が入りやすくなります。死角ができてしまわないデザインや、人感センサー付きライトなど、砂利以外の防犯対策をすることで、安心して過ごせるでしょう。
玄関アプローチにおすすめの砂利
ここでは、玄関アプローチにおすすめの砂利を紹介します。
前述したように、使用する砂利によって、玄関アプローチの雰囲気やデザインも異なります。
希望するデザインに合わせて、砂利を選びましょう。
白玉砂利
真っ白で丸みのある砂利が特徴の白玉砂利は、玄関アプローチにもよく利用されます。
和風・洋風どちらのデザインでも利用でき、さらに玄関アプローチを明るい雰囲気に仕上げてくれることが特徴です。
他の砂利や植栽、タイルなどの素材との相性もよく、組み合わせることでオリジナリティのあるデザインも作れるでしょう。
御影砂利
白と黒のコントラストを楽しめる御影砂利は、モダンなデザイン・和風なデザインにもよく合います。
また、白玉砂利と比べると凹凸があるため、雨で滑りにくいことも特徴です。
駐車場にも使われるなど、耐久性もあり、玄関アプローチ以外でも活用される砂利です。
伊勢砂利
御影砂利に比べると、ブラウン・イエローががった色合いが特徴の砂利です。
三重県で採取されることから、伊勢砂利と呼ばれます。
伊勢砂利も、和風・洋風どちらのデザインでも利用されます。
また特徴的な色合いは、アクセントとしてガーデニングにも使用されるなど、幅広く活用されています。
クラッシュイエロー
名前にあるように、砕かれた形をしていることが特徴で、さまざまなイエローが混ざっています。
色合いや形から、リゾートテイストのデザインに使用されます。
クラッシュイエローを活用することで、個性的でおしゃれな空間の玄関アプローチに仕上がるでしょう。
チョコレートロック
チョコレートのようなブラウンが特徴の砂利です。
洋風でナチュラルなデザインに適しています。
イエロークラッシュに比べると、落ち着いた雰囲気のおしゃれさを作り出すでしょう。
洗い出し
洗い出しとは、砂利やガラスなどを混ぜたモルタルやコンクリートを水で洗い出す方法で、きれいに仕上げるには熟練の技術が必要です。
凹凸が出ることで、滑りにくくなり安全性も高く、デザイン性の高い見た目は高級感を感じられます。
自転車なども移動しやすくなるメリットがありますが、よく通る箇所は劣化するスピードも速く感じます。
部分的に取り入れることも可能なため、他の素材と組み合わせるなど検討することもおすすめです。
DIYで砂利を玄関アプローチに敷ける?
砂利は、ホームセンターで手軽に手に入る素材です。コストも抑えられDIYで、玄関アプローチに砂利を敷く人もいます。
しかし、砂利を敷くためには、丁寧な下準備(雑草を取り除き、整地し転圧、さらに防草シートをしっかりと敷く)が必要です。
下準備を疎かにしてしまうと、雨が降った時に水たまりができたり雑草が生えたりするなど、美しい景観を保てなくなってしまいます。
きれいに仕上げたい場合は、業者を活用することで長期的に美しい玄関アプローチに仕上がります。
まとめ
玄関アプローチにも砂利が使われます。
砂利にはたくさんの種類があり、うまく活用することでデザイン幅が広がり、個性的な玄関アプローチに仕上がります。
しかし、どの砂利を使えばいいか?きれいに仕上げたい!といった場合は、業者に相談することがおすすめです。
もし、砂利を使った玄関アプローチ作りにお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
外構・建築関連の会社で15年の勤務後に独立、埼玉外構を設立。お客様に喜んで頂けるよう、リーズナブルなエクステリアプランをご提案しています。