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玄関アプローチに飛び石を使用するメリット・デメリットとは?

玄関アプローチに飛び石を使用するメリット・デメリットとは?

おしゃれな玄関アプローチのデザインに、飛び石をイメージする人もいるのではないでしょうか?飛び石を設置すると、歩きやすさが向上し靴に汚れが付着することも防ぎます。

本記事では、飛び石について紹介しています。アプローチの景観を美しくする飛び石ですが、飛び石のアプローチを作る前にメリット・デメリットを把握しておくことがおすすめです。飛び石をデザインした玄関アプローチを作りたいとお考えの方は、ぜひ参考にご覧ください。

飛び石とは?

飛び石とは?

飛び石とは、土や砂利を踏まずに歩けるように間を開けて、配置された石のことです。飛び石は、砂利だけでは歩きにくい場所も、表面が平たい石を並べることで歩きやすくなるメリットがあります。

日本庭園によくみられる砂利のなかに、大きめの石が配置されたデザインをイメージする人もたくさんいるように、飛び石の歴史は古く、安土桃山時代からと考えられています。その後、江戸時代に広く普及しました。

現代では、自然を感じさせる天然石の他に、人工的な正方形・長方形の平板やデザインが豊富なステップストーンなどを使って、オリジナリティのある飛び石の玄関アプローチがデザインされています。

飛び石と敷石の違い

飛び石に似ている言葉で、「敷石」があります。敷石は、石をレンガのように敷き詰めたものです。石畳と呼ばれることもあります。飛び石は、間隔を開けて石を配置しますが、敷石は、隙間なく石を並べることで道を作ります。

飛び石のメリット

飛び石の大きなメリットは、歩きやすさや足元が汚れにくいことです。そのほかに、個性的なデザインができる点も飛び石を取り入れる魅力でしょう。

デザイン性が増す

飛び石のメリットは、デザイン性のあるアプローチを作れることです。

単に砂利をしいただけのアプローチより、飛び石を配置したアプローチはデザインにこだわりを感じるのではないでしょうか?

また、植栽との相性もよく、自然にマッチした景観を作り出せるなど雰囲気の良さが魅力です。

素材を組み合わせることで、よりオリジナリティの感じる飛び石のデザインも可能です。

砂利と石の組み合わせでも、色の使い方によって、アプローチの雰囲気が異なります。

枕木と芝生を組み合わせたり、タイルやレンガなどを使ったりと、自宅の外観ともマッチした飛び石のあるアプローチを作れるなど、デザインが豊富な点も魅力です。

汚れにくい

飛び石があることで、足元が汚れにくくなります。

地面から数センチ高くなるように設置される飛び石は、雨が降っても足元が汚れにいでしょう。

周りに、砂利や芝生を敷く際には、地面を整地したり防草シートを敷いたりします。その結果、雑草対策や水はけがよくなるメリットもあり、快適に過ごせます。

飛び石のデメリット

メリットがある一方で、デメリットもあります。

滑りやすい

設置する飛び石の素材によっては、雨に濡れると滑りやすくなり、安全性が心配な面もあります。

歩きにくい

飛び石は、石と石の間に隙間がある為、歩きにくいと感じることもあります。また、天然石などは表面に凹凸があり、足を置いた際にバランスを崩してしまうこともあるでしょう。平板を使用している場合も、ベビーカーやスーツケースを持っての往来は不便に感じるかもしれません。

メンテナンスが必要

飛び石の周りには、砂利や芝生を敷くケースがほとんどです。

そのため、雑草対策や砂利の飛散に注意が必要です。砂利や芝生は、掃き掃除がしにくいため、落ち葉が目立つ季節などは、メンテナンスも大変と感じるかもしれません。

飛び石のデメリットを解消する方法

飛び石のデメリットを解消する方法

おしゃれで景観に個性が出る飛び石ですが、デメリットを考えると、取り入れようか悩む人もいるかもしれません。そこで、デメリットを解消する方法を紹介します。

飛び石を設置する間隔

歩きにくさを解消する方法のひとつに、飛び石を設置する間隔を調整する方法があります。一般的に飛び石は、着物を着た場合の歩幅を想定して設置されているため、40㎝前後の間隔が空いています。

玄関アプローチに設置する際は、40㎝前後の間隔では狭いと感じることもあるため、40〜60c㎝を目安に設置しましょう。

ベビーカーで移動する際は、飛び石よりも敷石を考えたり、飛び石風に見えるデザインのアプローチを考えることもおすすめです。

素材選び

雨の日の滑りやすさや歩きにくさの解消には、素材の選び方を工夫していましょう。天然石は、自然の趣が楽しめる点が魅力ですが、歩きにくく安全性に不安を感じる人もいます。

コンクリートや人工石は、表面も平らで歩きやすさを保てます。雨に濡れても滑りにくい素材を設置することで、安全性にも配慮した飛び石のアプローチが出来上がるでしょう。

防草シート

砂利や芝生を敷いた後の雑草対策には、防草シートがおすすめです。

防草シートは、雑草の成長に必要な日光を遮り、雑草が生えることを防ぎます。水はけもよく他の植物の成長を妨げない点もメリットです。

砂利や芝生から生えてくる雑草を取り除くことは、手間と時間がかかります。費用はかかりますが、事前に防草シートを敷いておけば、メンテナンスの手間を省けるでしょう。

飛び石に使われる素材

飛び石に使われる代表的な素材を3つ紹介します。

天然石

天然石は、一般的にイメージされる飛び石です。四角いものや丸いものなど、形が整えられたものや、自然の形を活かした石があります。

自然の風合いを楽しめる点が魅力ですが、凹凸の大きい石は歩きにくさがデメリットと感じることがあります。

コンクリート

スタイリッシュでモダンな雰囲気のアプローチには、コンクリートの飛び石もおすすめです。

コンクリートは、自由な形の飛び石作りにも向いています。同じ大きさのコンクリートの飛び石を設置したり、大小さまざまな大きさの飛び石をレイアウトすることで、個性的なアプローチに仕上がります。

枕木

ナチュラル・リゾート風のアプローチには、枕木を使った飛び石のデザインをチェックしてみてください。

天然木の枕木は、雨風や外気によって劣化してしまいます。しかし、人工木でできた枕木もあるので、メンテナンス頻度をおさえて設置したい方は、人工木の利用がおすすめです。

芝生と枕木を合わせれば、より自然を感じられるナチュラルなデザインになります。イエローストーンやウッドチップと組み合わせれば、リゾート感のあるアプローチも作れるでしょう。

飛び石の周りに使われる素材

最後に、飛び石の周りに使われる素材を紹介します。

砂利

飛び石の周りには、砂利が使われます。砂利といっても、色や形はさまざまです。先ほど紹介したように、イエローストーンやウッドチップなどを使えば、洋風なデザインにもマッチします。豊富な種類がある砂利は。飛び石に使う素材に合わせて、色や質感を組み合わせることで、アプローチのデザインを楽しめます。

芝生・人工芝

芝生の中に飛び石を設置するデザインです。飛び石の周りに敷いた芝生は、より自然の雰囲気を楽しめます。天然芝の中に、飛び石を設置すれば芝生を直接踏むことが少なくなり、芝生の成長を助けるメリットもあります。デザイン性のあるステップストーンを並べれば、青々とした芝生にカラフルな色合いが、南国の雰囲気を感じさせるデザインにもなるでしょう。

飛び石の施工事例

飛び石を使った施工事例を紹介します。

大宮区三橋テラス・目隠し・カーポート外構工事一式

和モダンな雰囲気の玄関アプローチには、デッキと飛び石をメンフィスで合わせて統一感を出しています。

砂利の白と飛び石のコントラストが美しい玄関アプローチです。

まとめ

日本庭園をイメージさせる飛び石ですが、洋風のアプローチにも最適です。素材の組み合わせにより、唯一無二のデザインが出来上がります。アプローチとお庭の自然ともマッチする飛び石のあるアプローチは、歩きやすさなどの安全面に配慮しましょう。

また、メンテナンスがしやすいように防草シートを使うこともおすすめです。ライフスタイルに合わせて、理想的な飛び石のあるアプローチ作りの参考にしてみてくださいね。

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