エクステリアは郵便ポストでイメージが変わる!選び方や設置位置について
エクステリア計画の際に、最後に決めることが多い郵便ポスト。独立タイプや壁掛けタイプ、埋め込み・口金タイプのどれにするのか悩みますね。設置位置とカラーも意外と悩むポイントです。
アースカラーを選んでエクステリアに馴染ませるもいいですし、赤や緑などの目立つ色を選んでアクセントとして取り入れるのもおすすめです。今回は、エクステリアにポストを設置するときの選び方や設置位置の考え方について説明していきます。
郵便ポストの種類と特徴
郵便ポストの種類には、
- 独立ポールタイプ
- 壁掛けタイプ
- 埋め込み・口金タイプ
の3種類あり、どの種類を選ぶかによって設置位置も変わってきます。設置位置やカラーを決める前に、まずはポストの種類と特徴を把握しておきましょう。
独立ポールタイプ
独立ポール型のポストにはポールがついているので、壁や柱に取り付けずに地面にポールを埋め込んで設置します。デザイン性が高いものが多く、カラーバリエーションも豊富なことが特徴です。独立タイプのポストは存在感が強いため、家のアクセントや目印にもなります。
そんな存在感が強いポールタイプのポストは家のイメージを左右させるので、しっかりとしたエクステリア計画が必要です。また、地面に埋め込むので、設置場所には余裕を持ったスペースを確保しておきましょう。
独立ポールタイプのポストの費用相場は「5万円〜」です。施工費用は壁掛けタイプよりも高くなってしまうので、ポストやエクステリアにかける費用計画もしておきましょう。
壁掛けタイプ
壁掛けタイプは玄関の横や門の壁に取り付けるタイプのポストです。独立タイプや据え置きタイプのようにスペースが必要なく、奥行も浅いので圧迫感がありません。そのため、庭に十分な広さがない場合や「ポストにスペースを取られたくない」と考えている方には壁掛けタイプのポストがおすすめです。
壁掛けタイプのポストは、上から投函して前から取り出すものがほとんど。取り付けや取り外しも簡単なので、模様替えがしたくなったときに気軽にポスト交換できることもうれしいポイントです。
また、壁掛けタイプのポストの費用相場は「3万円〜」です。独立や埋め込み・口金タイプのものよりも施工費を抑えることができます。「できるだけ費用をかけたくない」と考えている方は、壁掛けタイプを検討してみてください。
埋め込み・口金タイプ
住宅や門柱などの壁面に埋め込むタイプのポストです。デザインはシンプルで凸凹がなく、壁に馴染むデザインのものが多いようです。けれど、なかには表札と一体化したものや存在感のある素材のものもあるので、壁にアクセントがほしい方は目立つものを選びましょう。
住宅の壁に取り付けておけば郵便物を外に取りに行く手間が省け、郵便物の盗難を防ぐこともできます。けれど、住宅に取り付ける場合は設計段階で決めておかなければないことや、気密性に少し影響してしまうことは覚えておきましょう。
埋め込み・口金タイプの費用相場は新規設置だと「8万〜」ですが、交換の場合は「3万円〜」と比較的安く済ませることができます。初期費用は他の種類に比べると高額になってしまいますが、交換であれば壁掛けタイプと変わりありません。
郵便ポストの設置位置を決める
ポストの種類を決めたら、設置位置を決めます。ポストの設置位置は意外と大切なポイントです。ここでは、ポストの設置位置について説明します。
玄関の近くに設置する
玄関の近くにポストを設置するときのメリットは、郵便物を取りに行きやすいことです。玄関の軒下に設置しておけば、雨の日にも郵便物を濡らすことなく取り出せます。
また、玄関近くにポストを設置しておけば、車を駐車するときも邪魔になったり、駐車場を狭めることもありません。そのため、庭のスペースがあまりない場合、玄関近くにポストを設置することをおすすめします。
しかし玄関近くにポストがあるということは、郵便配達人やポスティング業者などの来訪者を玄関前まで入れることになります。「来訪者を敷地内に入れたくない」と思っている方は、道路沿いや門柱に設置しましょう。
道路沿いに設置する
道路沿いにポストを設置するときのメリットは、来訪者が敷地内に入ってこないことです。敷地内に来訪者が入ってくることに抵抗がある方は、このメリットはとても大きく感じるでしょう。また、敷地内に来訪者を入れないということは、自然と「防犯」にも繋がります。
けれど、道路沿いにポストを設置するときには、設置位置や庭の広さによっては駐車の邪魔になったり、庭の有効スペースを狭めてしまう心配があります。また、郵便物を道路沿いまで取りに行かなければならないのは、意外と手間に感じてしまうかもしれません。とくに雨の日には傘をさして郵便物を取りに行かなければならないので、面倒ですよね。
郵便ポストを決める
種類と設置位置を決めたら、どんなポストにするのかを決めましょう。ここでは、郵便ポストを選ぶときのポイントを説明します。
家のテイストやイメージから選ぶ
ポストは種類によっては、家の印象を左右する意外と大切なものです。家のテイストやイメージに合うものを選びましょう。たとえば、シンプルやナチュラル、北欧風の家ならば、できるだけシンプルなものがおすすめです。カラーも白や茶色などのアースカラーがよいでしょう。けれど、アクセントがほしいのならば、赤や緑などを取り入れるのもアリです。
シック、モダンな家ならば、ウッド調やアルミの素材を使ったものがおすすめです。ポストの色も落ち着いた色のものを選びましょう。
機能性を重視して選ぶ
ポストはイメージやテイストに合わせたものを選ぶのも大切ですが、機能性も重視したいですよね。たとえば、大容量のものや本やCDなどの大型郵便物も投函できるもの。
家を留守にすることが多い方には、宅配ボックスがついているポストがおすすめです。反対に、家にいる時間が多く、ポストの容量が必要ない方には容量が少なめの小型のポストもありますよ。
ライフスタイルによって選んでみてくださいね。
まとめ
ポストは種類やカラーバリエーションが豊富で、エクステリアのイメージを左右させるアイテムです。家に馴染むものやアクセントになるもの、機能を備えているものなど好みやライフスタイルから選ぶとよいでしょう。
ポストの設置計画もしっかりと考え、納得のいくエクステリアづくりをしてみてくださいね。
外構・建築関連の会社で15年の勤務後に独立、埼玉外構を設立。お客様に喜んで頂けるよう、リーズナブルなエクステリアプランをご提案しています。