庭木におすすめの低木はどれ?目的別低木のご紹介
低木はお庭におすすめの木です。
高木に比べると比較的に価格も抑えられながら、シンボルツリーやお庭のアクセント、目隠し効果や防犯対策など、低木を植える場所や低木の種類によって、さまざまにお庭をデザインできます。
しかし、低木といってもたくさんの種類があり、どの種類の低木をお庭に植えればいいか迷ってしまいますよね?
そこで本記事では、お庭におすすめの低木をご紹介します。
種類によって、形や雰囲気が異なるのはもちろんのこと、花や実も楽しめるなど魅力に違いがあります。見た目や特徴を比べて、お庭やライフスタイルにあった低木探しの参考にぜひご一読ください。
低木とは?
低木とは、成長しても3m以下の木のことを指します。これから、おすすめの低木を紹介しますが、「低木」と呼ばれる植物にもさまざまなタイプがあります。
一般的に「木」としてイメージできる、クリスマスツリーのように1本で独立して立ち成長するタイプや上にまっすぐ伸びずに横方向に成長するタイプなどがあります。
このように見た目や成長が異なるため、お庭のデザインに合わせて低木を選ぶことがおすすめです。
お庭におすすめの低木
選ぶ楽しみもある低木ですが、一体どんな種類の低木があるのか?理想とするデザインのお庭には、どの低木がいいのか?選択に悩んでしまうこともあるでしょう。
そこで、お庭におすすめの低木を7種類紹介します。それぞれ和風・洋風、シンボルツリーから生垣のようなレイアウトなどにも適した低木です。
理想とするお庭のデザインを思い浮かべながら、ぜひチェックしてみてください。
ツツジ
春になると、公園や沿道でツツジの花がいっせいに咲いている景色をみたことがある方は多いのではないでしょうか?ツツジは昔から日本で親しまれていたため伝統的な日本庭園にもシンボルツリーとして植えられるなど、馴染みがあります。
ツツジにはたくさんの種類があり、花の色も赤や紫、ピンク、白などさまざまです。また常緑樹・落葉樹どちらのタイプもあります。常緑樹は葉が生え変わる時期に葉が落ちますが、生垣などにもおすすめです。落葉樹タイプは、秋になると葉が赤く変わり紅葉を楽しめ流でしょう。
成長もゆっくりで比較的お世話がしやすいとしても、ツツジは人気があります。シンボルツリーの足元に植えたり鉢植えで楽しんだりと、多様なアレンジも可能です。
アベリア
アベリアは、1.5mほどの高さの低木です。寒さ・暑さ、害虫に強いと言われ、公園や道路などにも植えられています。小さな葉と花が特徴で香りもします。こんもりとした形に成長するため生垣として使われることもあります。他の植物との相性もよく、1年中楽しめる点が魅力です。
アベリアもいくつか種類があります。艶やかな緑の葉、白いまだら模様のある葉、白やピンクの花の色など、お庭のデザインに合わせてお気に入りのアベリアを見つける楽しみもあるでしょう。
シルバープリペット
シルバープリペットは成長すると3mほどになる小tail/1095/もあります。暑さや寒さに強く、成長スピードも早く特別なお世話も必要ないことから、初心者にも人気のある植物です。また花言葉である「くつろぎ」を連想させるような、淡い緑とクリーム色の模様の葉が美しいことも特徴です。
春から夏に白い小さな花を咲かせ、香りも楽しめます。花が咲いた後に剪定を行わずにいると、黒い小さな実がたくさんできることもあります。
成長スピードが比較的早いため、年に数回は選定することで形を整えると美しい景観を維持できるでしょう。
シャリンバイ
シャリンバイは、潮害などに強いことから公園や道路にもよく植えられています。感じでは「車輪梅」と書き、車輪のように枝が成長し、初夏には梅のような花を咲かせることからシャリンバイと名付けられたと言われています。
シャリンバイは、1~4mほどの高さに成長します。光沢のある濃い緑色の葉が密集して生えていることから、生垣やシンボルツリーなど多様な用途でお庭に植えられています。
成長しても形が崩れにくいため、頻繁に剪定が必要ありません。道路や隣の敷地まで伸びてしまった枝などを選定することがおすすめです。病気や害虫からシャリンバイを守るために、事前に防虫剤をまくなど対策することで、害虫や病気を防ぎます。
ライラック
洋風のデザインのお庭に、小さめのシンボルツリーとしてライラックはいかがでしょうか?寒さに強いため、寒い地域に特におすすめです。ライラックは球状に成長し、お庭のアクセントにも人気があります。ライラックの花は、白やピンクなどです。カリフォルニアライラックは、濃い青紫の小花がさき、落ち着いた雰囲気ながらも目をひく美しさがあります。
成長スピードが早いため、定期的な剪定がおすすめです。ライラックの前にベンチを置いたお庭のデザインであれば、花が咲く頃に美しく映える写真も楽しめるでしょう。
コニファー
コニファーは背の高い木々をイメージする方もいるかもしれませんが、1mほどのコニファーもあります。低木のコニファーは、スラっとした見た目のタイプ、半球形でコロンとした形が可愛らしい印象など、その種類によって形がさまざまです。
複数のコニファーを並べて生垣にしたり、お庭のアクセントとして活用したりと、種類や形がたくさんあるため、さまざまなお庭で活躍します。
キンカンやブラックベリー
キンカンやブラックベリーなどの実を楽しめる低木もおすすめです。時期になると花を楽しむこともできます。最大の特徴は、収穫の楽しみがあることです。
低木のため目の高さ付近に実がなっているため、収穫もしやすいでしょう。
おすすめの低木を植える場所
1〜3mほどに成長する低木は、お庭のさまざまなシーンで活躍します。
窓や玄関の近く
窓や玄関の近くに植えることで、目隠し効果も期待できます。さらに、人の通る玄関近くなどは、お庭全体の目をひく場所でもあるため、アクセントとして鉢植えに低木を植えて楽しむことも可能です。
お庭バランスを整える
低木はシンボルツリーやアクセントだけでなく、お庭のバランスを整える役割もはたします。シンボルツリーの横に植えて、サブツリーとして全体のバランスを調整します。また、他の植物との組み合わせも良いためシンボルツリーの根本に低木を植えて緑や花のいろをプラスすることも考えられるでしょう。
低木を組み合わせることで、オリジナルデザインのお庭作りも可能になるでしょう。
目的別のおすすめ低木
ここでは、3つのシーンでおすすめの低木を紹介します。
シンボルツリーにしたい
お手入れも簡単で害虫の心配も少ないので、ジンチョウゲはシンボルツリーとしてもおすすめです。美しい白とピンクの花を咲かせ、紫陽花のように小花が密集して鞠のような可愛らしい見た目が特徴です。
洋風のデザイン人したい
コニファーやカリフォルニアライラックは、洋風のデザインのお庭にぴったりでしょう。先がとんがった形のコニファーは、洋風のデザインのお庭でよく使われます。低木のコニファーを並べてデザインすることで、可愛らしい生垣のようなデザインもたのしめます。
先ほども紹介したように、カリフォルニアライラックは、濃い青紫の花を咲かせます。シックな雰囲気もあり、シンボルツリーなどとしても最適です。
花や実を楽しみたい
低木は、花や実も楽しめます。時期になると、一斉にたくさん花が咲く低木もあり、四季を感じながらたくさんの花の美しさを一度に堪能できるなど、花が咲くことも魅力の一つです。
ライラックやツツジには、たくさんの花が咲きます。キンカンやブラックベリーは実をつけるため、収穫する楽しみもあるでしょう。一方で、収穫しないままの実は、時間が経つと落ちてしまいます。その結果、地面や玄関先を汚してしまうこともあるので注意してください。
低木を選ぶ際の注意点
最後に、低木を選ぶ際の注意点を紹介します。比較的メンテナンスの頻度も少なく、初心者でも育てやすい低木が多いですが、以下の点に注意して選びましょう。
植物には棘があるタイプもあります。生垣やフェンスの合間にデザインされることもある低木は、子供たちが触って怪我をしたり転んだりと危険も考えられます。棘などのある植物は、頻繁に通るところに植えないなどの対策が必要でしょう。
また、落葉樹や実をつけるタイプの植物は、落ちた葉や実の掃除が大変と感じることもあります。メンテナンスを少なくするのであれば、常緑樹を選ぶなど、ライフスタイルや好みに合わせて選ぶことでストレスが少なく、低木を楽しめます。
まとめ
低木は、比較的育てやすい種類もあり、初心者でもさまざまなお庭のデザインを楽しめます。花や実を楽しめる低木もあり、四季を感じられるでしょう。また、低木の花は密集して咲くタイプが多いため、花の咲く時期はフォトジェニックなお庭を楽しめることも期待できます。
一方で、ライフスタイルによっては、落ち葉や落ちた実を掃除することが大変と感じ、後悔するケースもあります。植物の特徴をよく把握してライフスタイルにあった植物を選ぶことがおすすめです。
シンボルツリー・サブツリー・アクセントや目隠しなど、植物を組み合わせながらお庭をデザインすることも低木のメリットです。ぜひお好みの低木を見つけてお庭をデザインしてみてください。
お庭のことでお困りのことがありましたら、お気軽に埼玉外構へご相談ください。
外構・建築関連の会社で15年の勤務後に独立、埼玉外構を設立。お客様に喜んで頂けるよう、リーズナブルなエクステリアプランをご提案しています。