外構BLOG

エクステリアに関するお役立ち情報を配信しています。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 庭づくり
  4. 垣根ってなに?垣根を選ぶポイントを紹介
垣根ってなに?垣根を選ぶポイントを紹介

垣根ってなに?垣根を選ぶポイントを紹介

自宅やエクステリアのデザインの印象も左右させる垣根。どんな垣根にするかお悩みの人もいるのではないでしょうか?垣根は、境界線を示す役割と同時に、プライバシー保護にも効果的です。

しかし、そもそも垣根ってなに?垣根はどれをえらばいい? と疑問もあるでしょう。そこで本記事では、垣根について紹介します。気になるフェンスや生垣の違いも紹介しているので、チェックしてみてくださいね。

垣根とは?

垣根とは?

垣根とは、自宅と隣の家・自宅と道路などの境界線を示すものです。垣根と聞くと、竹や板などでできたフェンスのような塀をイメージする人もいるかもしれません。現代の家では、あまり見かけないかもしれませんが、日本庭園やお寺など和風なデザイン・レトロな空間で竹の垣根をみたことがある人もいるでしょう。

実は、垣根には竹でできた竹垣や板塀の他に、コンクリート塀や生垣も含まれます。自宅やお庭の敷地の境界線を示した塀などが、垣根と呼ばれます。

垣根(かきね)とは、敷地や庭などの区画として設ける囲い。竹で編んだり組んだりした竹垣や、木を植えた生垣などがある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

生垣との違い

生垣も垣根のひとつです。
生垣は、植物を密集して植えることで壁を作り境界線となるフェンスを作ったものです。

フェンスとの違い

フェンスは、生垣や竹垣と異なり、人工的な素材で境界線にたてる垣根です。生垣と異なり、フェンスはメンテナンスがしやすく、簡単に設置できることから、現代の家ではよく使われています。

垣根はどう選ぶ?

垣根はどう選ぶ?

さて、垣根には大きく分けて2つの種類があります。植物を活用した生垣・人工物のフェンスです。それらのメリットやデメリットを把握すれば、自宅やライフスタイルにあった垣根選びに役立ちます。

生垣のメリット

生垣は、従来から境界線の役割として広く住宅に使われきました。そのメリットは、植物を活用した点が一番に考えられるでしょう。季節によって、花や実をつける植物を生垣に選べば、四季を感じられます。1年中青々とした植物は、季節を問わず目隠しとしての役割を果たします。洋風・和風と植物の特徴で生垣を作ることで、自宅全体のデザインも統一できるでしょう。

また、フェンスやコンクリート塀は、視界が遮られるため圧迫感を与えることもあります。しかし、生垣は植物のため、光の反射や風に揺られた隙間など、圧迫感が少ないこともメリットです。一部の街では、景観を保つために生垣を推奨してる場合もあります。環境に配慮しながら美しい街並みづくりにも生垣は活躍するでしょう。

生垣のデメリット

一方デメリットは、自然なもののため、メンテナンスが必要なことです。生垣をキレイに保つためには、植物の成長に合わせて剪定しなければいけません。剪定を怠ると、枝や葉が道路や隣の敷地まで伸びてしまい、近隣住民の迷惑となってしまいます。トラブルにも発展してしまう原因になるため、適切なメンテナンスが必須です。

また、害虫なども発生しやすくなります。適度な風通しや害虫の発生時には早急に駆除・対策するなどの対応が必要です。さらに、落ち葉の掃除など、季節や成長に合わせて細やかなメンテナンスが必要な点は、生垣のデメリットとして考えられます。

フェンスのメリット

フェンスは、設置が簡単です。生垣は、植物が成長するまで待つ時間もありますが、フェンスは設置後すぐに、境界線をしめし目隠しなどの役割も果たします。

また、たくさんの種類がある点もフェンスのメリットでしょう。木製・スチール製などの素材から、高さ・隙間の間隔など、希望に合わせてフェンスを選べます。

例えば、圧迫感が気になる場合、すりガラスのような素材のフェンスを選ぶと目隠し効果を感じながらも、光が通ることで圧迫感や暗さを軽減できるでしょう。隙間や高さを調節することで、日当たりにも配慮できます。

フェンスにはたくさんの種類やデザインがあるため、希望の条件に合うフェンスを設置することですぐに効果を感じられます。また、フェンスを取り入れることで、自宅のデザイン性も向上するでしょう。

フェンスのデメリット

生垣と比較すると、フェンスのデメリットは、風通しが悪くなることです。フェンスを設置すると風が遮られ、風通しが悪くなることが考えられます。風通しが悪くなると、自宅の壁にカビが発生したり、害虫が発生しやすくなる原因にもなってしまいます。風通しを確保したい場合は、フェンスの位置・隙間の間隔など、通気性を考慮しましょう。

また、フェンスは生垣と異なり人工物です。そのため、圧迫感が感じやすくなってしまうことも考えられます。風通しと同様に、隙間の広さやデザイン、高さなどを考慮し、目的に合ったフェンスを選ぶことで、圧迫感を軽減しましょう。

垣根を変える際にかかる費用は?

垣根を変える際にかかる費用は?

生垣からフェンス、フェンスから生垣と、垣根を変えたいと考える方もいるでしょう。その際には、どれだけ費用がかかるのか紹介します。

撤去費用

まず、垣根を変える場合、すでにある垣根の撤去費用がかかります。生垣の場合、フェンスの基礎工事をするため、伐採するケースがあります。さらに、伐採した生垣を回収する費用がかかります。

伐採にかかる費用は高さ3m未満の木で1本3,000円~9,000円
抜根にかかる費用は幹回り30㎝までで1本10,000~18,000円
参考:外構は生垣とフェンスどちらがいい? それぞれのメリットと変更費用

フェンスを撤去する際は、フェンスの解体とゴミの回収費用がかかります。解体費用の目安は5万円〜と規模によっても異なります。

新しい垣根の費用

設置してある垣根を撤去したら、新しい垣根となる植物やフェンスの費用がかかります。

素材や設置距離によっても費用は大きく異なるため、垣根を変える際は、業者に見積もりを取得することがおすすめです。

費用を抑えるには?

予算を抑えるには?

垣根を変える際は、少しでも費用をおさえたいですよね?そこで、費用をおさえる方法を2つ紹介します。

DIY

自分ですることで、依頼する費用をおさえられます。例えば、生垣であれば、自身で植物を植えて育てることで、費用はおさえられるでしょう。しかし、フェンスの基礎工事を撤去しなければならないような際は、DIYでは難しいケースもあるためフェンスから生垣への変更は、一度外構業者に相談することがおすすめです。

新しくフェンスを設置する際は、自分で組み立てられるフェンスを購入し、部分的に使用することで予算をおさえられます。しかし、家の周りを囲みたいといった場合は、基礎工事をしたフェンスを設置することがおすすめです。組み立て式のフェンスは台風などの強風では、飛んでしまったりぶつかってしまうと二次災害のリスクがあります。

そのため、しっかりとフェンスを設置することで台風などの心配も少なくなるでしょう。

相見積もり

業者に依頼する際は、相見積もりを取得することがおすすめです。
同じ予算でも、業者によって提案されるデザインや内容は異なります。また、アフターフォローなど中長期的な付き合いになることも多く、相性がよく信頼できる業者を見極めることにも役立ちます。

相見積もりをしていることは、業者に伝えても問題ありません。依頼する業者が決まったら速やかに一方には断りの連絡をすることを忘れないようにしましょう。

まとめ

垣根は、生垣やフェンスなど、境界線を示す役割のものを指します。生垣は自然の魅力を、フェンスはデザイン性や機能性などのメリットがあります。

メリットやデメリットを把握した上で、ご自身やライフスタイルに合う垣根を考えてみてください。垣根についてお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。

関連記事

line