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一戸建ての駐車場を作るポイントは?4つのポイントと失敗

一戸建ての駐車場を作るポイントは?4つのポイントと失敗例

一戸建てマイホームを建てる際、みなさんはどんなポイントにこだわって建てますか?

自宅の間取りや外観はもちろん、門構えやお庭などをイメージして、一戸建てマイホームをつくり上げているのではないでしょうか?

実は、駐車場も自宅の外観を左右する重要なポイントです。現代では、1人1台車を所有している家庭もあります。そのため、必要台数分駐車できるスペースの確保が求められます。さらに、玄関からスムーズに移動できる導線作りも大切です。

駐車場のことは、後回しになってしまうケースもありますが、事前にスペースやデザインをイメージしておくことで、自宅の外観がより利便性やデザイン性の向上が期待できるでしょう。

今回の記事では、一戸建ての駐車場についてまとめています。ぜひ参考にチェックしてみてくださいね。

駐車スペースを検討する

駐車スペースを検討する

駐車場を設置する際は、まず駐車スペースを検討することがおすすめです。

車1台分と言っても、車の種類やサイズによって必要なスペースは異なります。また、現在は1台だけでも2台目以降を所有する場合は、あらかじめ駐車スペースを確保しておくことで、駐車場に困ることが少なくなるでしょう。

車のサイズを確認する

駐車場のスペースを確保する際は、車のサイズを確認しましょう。現在所有している車のサイズをチェックすることはもちろん、車の乗降りや荷物の積み下ろしがスムーズになるように、余分にスペースを確保することも必要です。

国土交通省では駐車場の1マスの最低限の大きさを定義しています。

国土交通省 駐車場マスの大きさ

参考元:通車上設計・施工指針について

表によると、普通自動車に必要なマスの大きさは長さ6m×幅2.5mとなっています。例えば、プリウスは全長4.575m×幅1.76mのサイズの車種があります。国土交通省の指針に沿って駐車した場合を考えると、長さ約1.5m・幅70㎝前後の余裕があることがわかります。

さらに、現在所有している車のサイズだけでなく、サイズの異なる車の買い替えも含めて考えてみることがおすすめです。

もし、現在所有しているサイズより大きな車を使用することになった場合、駐車場が狭いと感じてしまうこともあるでしょう。現在だけでなく、将来的な車の所有についても考えておくことで、車の買い替えにも対応できます。

駐車台数を確認する

次に、駐車台数をチェックしましょう。先ほど紹介したサイズは、車1台分のサイズです。2台・3台と複数所有する場合は、車の台数分のスペースが必要です。

車のサイズの時と同じように、将来的な増車についても検討しておきましょう。

車の停め方を検討する

車の停め方を検討する

車の停め方には主に3パターンあります。車の停める場所によって駐車場の位置も決まるため、ぜひ知っておきたいポイントです。

直角駐車

直角駐車

直角駐車は、道路に対して車を直角に停める駐車スタイルです。

車を出し入れしやすく、複数台停める場合もデザインしやすいため、一般的な駐車スタイルです。

一方で、道路に対して垂直に車を止める直角駐車は、フェンスや門をつけたいと言った場合、車の出し入れがしにくくなったり、車によって外観が遮られたりするデメリットもあります。

縦列駐車

縦列駐車

文字の通り、車を縦1列に駐車するスタイルです。細長いスペースを確保できれば、複数台の駐車も可能でしょう。

しかし、車の出し入れにはデメリットを感じるシーンもあります。奥に駐車している車を出すためには、道路側に駐車している車を一旦出す必要があるからです。

並列駐車

並列駐車

道路に対して車を平行に駐車するスタイルです。こちらは横長のスペースが必要となります。縦列駐車では、出し入れしにくい車ができてしまうことがデメリットでしたが、並列駐車はどちらの車も道路に面しているため、車の出し入れがしやすい点がメリットです。

しかし、道路によっては、駐車した方向の反対方向には、車を出しづらいことも考えられます。

デザインを考える

デザインを考える

自宅の敷地や道路状況などから、駐車スタイルや必要なスペースがわかったらデザインを決めていきましょう。

ガレージやカーポートの有無

駐車場は、スペースだけ確保する場合と雨や紫外線から愛車を守るカーポートや防犯性も高いガレージを設置するかどうかも検討します。

どちらを設置する場合も、駐車場のスペースの他に、ガレージやカーポートを設置するための余分なスペースが確保できるのかチェックしておくことがおすすめです。

ビルトインガレージを作る場合は、一戸建てを建てる際にあらかじめ相談しておくことで、設置・施工がスムーズになるでしょう。

庭やエクステリアのデザインに合わせる

門や塀などの壁や、コンクリート・タイルを使用するなど地面のデザインなど、駐車場のデザインもさまざまです。

エクステリアは自宅の外観にマッチしたデザインが良いとされています。なぜなら全体的な統一感がでるため、自宅全体が洗練されたイメージになるからです。

一般的に駐車場には、コンクリートが使われるケースが多いでしょう。しかし、次に紹介するようにタイルや芝生などを組み合わせることも可能です。

コンクリートでは殺風景と感じる方は他の素材を使ったデザインも検討してみてはいかがでしょうか?

駐車場に使われる素材

駐車場に使われる素材

ここでは、4つの素材を紹介します。

コンクリート

最も一般的な素材と言えるのが、コンクリートでしょう。実際、多くの駐車場でコンクリートが使われています。見た目が無機質でスッキリしているため、幅広い自宅の外観に合わせやすいメリットもあります。また、メンテナンスのしやすさや耐久性の高さも特徴です。

一方で、真夏は太陽光の照り返しや、高温になることに注意しましょう。施工時は、費用が高額になることやコンクリートが固まるまで時間がかかることがデメリットです。

タイル

タイルはデザイン性も豊富でコストもおさえて施工できる点が魅力です。異なる色やサイズのタイルを組み合わせることで、独自性のあるデザインも可能でしょう。
しかし、耐久性に心配があり割れやすいデメリットがあります。タイルを使用する部分を限定的にするなど工夫することがおすすめです。

芝生

芝生も駐車場に使われる素材です。緑色の景観は、外構デザインを美しく見せてくれるメリットを感じるでしょう。しかし、天然芝は美しさを保つためにメンテナンスが必要です。また、車が停まる部分の芝生は枯れやすくなってしまいます。

人工芝は枯れることがないため、その点ではおすすめですが、車の重量により劣化するスピードが早くなることが考えられるでしょう。タイルと同様に部分的に使用するなど工夫が必要です。

砂利

コストをおさえるなら砂利を使った駐車場もおすすめです。砂利は、人や車が通ると音がすることから、防犯対策としても注目される素材です。しかし、雑草が生えたり、水はけが悪いと言ったデメリットがあります。また、雪国では雪かきがしづらい問題もあるでしょう。

駐車場作りのよくある失敗例

駐車場作りのよくある失敗例

最後に、駐車場作りのよくある失敗例を紹介します。駐車場作りで失敗しないために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

乗り降りしにくい

駐車場の幅が不足していると、乗り降りをするたびに壁や隣の車にぶつからないように、注意しなければなりません。買い物帰りなどは荷物を下ろすこともあるでしょう。駐車場のスペースに余裕がない場合、買い物帰りも荷物下ろしに苦労するため、余裕のあるスペースの確保が大切です。

車のサイズを変えられない

現在所有している車のサイズだけ考えた場合、車のサイズを変えられないケースもあります。将来的に、大きな車への買い替えを検討している場合は、買い換えることも考えて駐車スペースを確保することが大切です。

カーポートがつけられない

先述したようにカーポートの設置にも、スペースが必要です。車は停められるけれど、カーポートは余分なスペースがなく設置できない後悔もよくあるケースです。

カーポートの設置に悩んでいる際は、カーポート分のスペースがどれくらい必要かあらかじめチェックしておくことがおすすめです。

まとめ

一戸建てマイホームを建てる際は、駐車場を含めた外構をイメージすることがおすすめです。さらに、駐車場は現在の車の所有状況だけでなく、将来的な車の買い替えや増車などもあわせて考えておくことで、より利便性の高い駐車場ができあがります。

車の停め方にも種類があり、自宅敷地の形状や道路状況にあわせて決めるといいでしょう。

一戸建てマイホームは、たくさん決めることがあり、駐車場スペースを忘れていた!ということになると、統一感のあるデザインも、台無しになってしまうことも考えられます。

車の停め方や駐車スペース、素材などを検討し、納得のいく外構デザインと駐車場を作ってくださいね。

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